川べりにあって雪に覆われた野天風呂の風情がすばらしい。男性的な岩の配置も、適度に降り積もった雪の趣がいい。第46章 奥鬼怒温泉郷・加仁湯の雪見風呂-3-English Information46.6 第二野天風呂
第二野天風呂は宿に沿って川側にある。第二というのは、第一の次、つまり、昔はこの二つしかなかったのだろう。館主によれば、昔の第二野天風呂はもう少し低い位置にあり、川のすぐそばだったそうだ。その理由は、当時は電気もなくポンプはなかったので、源泉を自然流下せざるをえないので、極力下に造らねばならなかったそうだ。ところが、大雨・洪水等ですぐに埋まってしまうので、電気が来た時に、ポンプの力を借りてお湯を上げて現在の位置に替わったそうだ。おそらくその工事の時には重機が使われ、大きな石がふんだんに配置されたはずだ。
・ 脱衣所の横(右手)はこんな風だ。岩の上にしっかり雪が積もっている。これこれ、これを見に来たんです! 左手にある細長い小屋は第二野天風呂専用の簡易脱衣所だ。
・ 後ろ(脱衣所)を振り返る。宿の建物が見える。
・ この雪の裏側が野天風呂だ。
・ 現れた野天風呂。建物も見える。つまり、向こうからも見える、が、気にするまでもない。
・ 風呂の右側と左側。
・ 適当な場所に身を沈める。第三野天風呂と同様、場所によって温度が異なる。ので、適当に移動しながら好みの場所に居座る。
・ 身を沈めて対岸を見る。
・ 簡易脱衣所が湯面に映っている。
・ 人が居ない!こちらは野外天国だ。
・ 対岸の上には柱状節理が見える。翌朝の2枚だ。
雪見風呂は雪が積もっていなければ意味がない。当日は気温が高く、実は雨であった。雪がしんしんと降っていて欲しかったが、雪は小雨の中で溶けるほどではなく岩の上に過去の歴史を積み重さねていた。造形の美だ。写真のうまい人なら、何気ない風景をもっと鮮烈に切り取ることができるだろう。
この雪の先には「はらはら風呂」と夏は温水プールもある。とにかく野天風呂三昧を味あわせるのが哲学らしい。-4-では「ロマンの湯」と内風呂などをレポートする。加仁湯
温泉概略データ:源泉量:5本で約300ℓ/分強、46〜64℃、含硫黄塩化ナトリウム炭酸水素泉、pH=6.3〜6.7、蒸発残留物=約900〜1500mg/ℓ、内風呂男女各1、露天風呂女1、混浴2、岩風呂1、貸切4、ロマンの湯(きき湯)5。
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