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苗場山麓・赤湯温泉の深山幽谷-4-

青の湯と薬師の湯はそれぞれ女性用と男性用、青っぽい色の湯でコンパクトな湯船だ。渓流の音を聞きながら自然を満喫する。
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第63章 苗場山麓・赤湯温泉の深山幽谷-4- 
Chapter 63, Section 4 : Niigata prefecture, akayu onsen -4-
English information : Akayu onsen yamaguchi-kan

63.6 青の湯 (Outdoor hot spring)

 青の湯は女性用だが、館主からは一時的に混浴でもいいとアナウンスされるときがある。だからといって女性が入浴している時に図々しく入って来る人はいないと思う。要は、時間は自由なのでお互い上手に使ってね、ということ。橋の近くで、宿からは徒歩1分だろうか。

・ 橋から見た青の湯:川のすぐそばで目隠しの板に囲われている。
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・ 日帰り入浴の方もOK
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・ 玉子の湯の人に教えてもらったが、湯浴み着をはおった女性が玉子の湯から青の湯に移動するには川沿いを移動すると早いという。ほんの15mくらいだろうか。確かに湯浴み着を来て登山道を移動するのは距離が短くてもちょっと気が引ける。いい方法を教えてもらった。
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・ 湯船は男性用の薬師の湯より広く感じる。確かに青っぽい湯。
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・ 出口は鉄酸化物の色になっている。
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・ 奥の方が源泉のわき出し口だと思う。
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・ 人と比べると大きさが分かる。定員5名かな。
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・ 中からは渓流が見えるし、音がさわさわ。
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・ 渓流の右手はすぐそばが橋になる。
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 青の湯の泉質は、ナトリウム−塩化物泉、掘削自噴、15.5ℓ/分、50.4℃、pH6.7 、蒸発残留物1912mg/kgである。源泉温度が玉子の湯の56.6℃より低いので、丁度適温になっている。それに入浴する方の数も少ないようでお湯が新鮮な感じがした。

63.7 薬師の湯 (Outdoor hot spring)

 薬師の湯は玉子の湯のほんの数メートル上(登山道に近い方)になる。ここは登山道からも見えやすいので男性用になっているのだろう。

・ 入口側から見た湯船:普通はここに男性陣がアザラシ状態でいらっしゃる。少なくとも絵になる風景ではない。
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・ 初心者から見ると美しい色ではないが、浸かれば暖まる湯です。湯の名誉の為に代弁いたします。
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・ 底は見えない。
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・ 岩で造られた壁に生えた植物が和風そのものだ。
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・ 橋の方を見ると、青の湯より遠いことがわかります。場所的にはほとんど玉子の湯と同じです。
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 薬師の湯の泉質は、ナトリウム−塩化物泉、自然湧出、18.9ℓ/分、49.0℃、pH6.3 、蒸発残留物2880mg/kg。不思議と湯量がどこも似ている。1時間に1トン程度だから、結構多い方だろう。

 赤湯温泉は、玉子の湯とあわせて三つの露天風呂があるのがいい、逆にいえば内風呂がないが、冬期は営業していないからそれでもいい。渓流の傍らに湧き出る源泉の上に露天風呂を作った訳だから、もっとも原始的なスタイルだし、大自然・深山の中というのが最高に贅沢だ。色付きのお湯については、白濁の湯が一番なじみがあるし、女性にも人気があるだろう。前回紹介した高湯温泉・吾妻屋などは青白色の素晴らしい色だ。他の色は、普通の透明な温泉に入り慣れた人には最初は「えっ」という感じだろう。薄緑色の塩原温泉元泉館や、黄金色の筌の口温泉など、行ってみるとなかなか興味がつきない。青の湯と薬師の湯は美しい色ではないが、成分は濃いし体にいいと思う。お試しあれ。-5-では食事と夜の露天風呂です。


赤湯
玉子の湯:カルシウム・ナトリウム−塩化物泉、自然湧出、14.9ℓ/分、56.6℃、pH6.4、蒸発残留物3622mg/kg、薬師の湯: ナトリウム−塩化物泉、自然湧出、18.9ℓ/分、49.0℃、pH6.3 、蒸発残留物2880mg/kg。青の湯: ナトリウム−塩化物泉、掘削自噴、15.5ℓ/分、50.4℃、pH6.7 、蒸発残留物1912mg/kg。混浴または男女別(時間帯で異なり、そのときの人数に合わせて、館主が時間を采配して頂ける)。
.29 2013 温泉 comment1 trackback0