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八ヶ岳・本沢温泉-1-

本沢温泉は八ヶ岳標高2100mにある山小屋である。そこまでの道のりは標高差約500mの山道を2時間かけて歩く。それがいい。
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第96章 八ヶ岳・本沢温泉-1-
Chapter 96, section 1, Nagano prefecture Yatsugadake Honzawa onsen -1-
Japanese HP : Honzawa onsen
English information: Honzawa onsen
2015.8.3-4

96.1 はじめに (Opening remarks)

 最近は温泉トレッキングにトライしている。これは、健康維持と山奥源泉掛け流し秘湯めぐりを一層進めたいから。中でも本沢温泉は雑誌などでよく紹介される名湯。そのわけは露天風呂が標高2150mにあること、歩いてしか行けない一軒家秘湯であること、八ヶ岳への登山基地であること。

 本沢温泉からの登山は硫黄岳と天狗岳、根石岳が日帰りコース。八ヶ岳は初級者向けから上級者向けまで様々だがこれらのコースは初級向け。これなら行けそうだ。心配は天気だけ、暑さと急な雷雨。


96.2 宿までの道のり(車を止めて徒歩で約2時間) (Way to the onsen)

 稲子温泉の手前を左折して山道を走る。とても狭い(すれ違い場所はと点在)が舗装されている。本沢温泉入口まで数分。バスなら稲子温泉下車で歩くし、駅からタクシーなら小海タクシーらしい。

・ 本沢温泉入口、駐車場がある。標高は約1600m。
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・ 看板が並びガイダンス。「日本最高所2150m雲上の湯」がキャッチフレーズ。ただ、本当の最高所ではなく最高所の仲間。
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・ 本沢温泉までは2時間半の道のり、休憩しながらで3時間でいけるだろう。
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 驚いたことはNTTドコモはほぼ全域で繋がること。これはすごいこと。八ヶ岳が人気なのは首都圏から近くて山小屋が至る所にあるだけでなく、非常時の連絡ができるということだろう。温泉入口から車高の4輪駆動なら中間地点くらいまで行ける。普通車は絶対やめたほうがいい。

・ 車一台分の凸凹山道が続く。でも、山道ではないからハイキング気分でひたすら登っていく。カラマツ林が綺麗だ。でも、2015年夏は猛暑でやはり暑い。
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・ 山道脇には苔が。
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・ 時々眺望がきく。
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・ 4輪駆動車の終点からさらに登っていく(車にとっては悪路だが、歩きは快適)。本沢温泉まではキャタピラー車で荷揚げしているのだろう。
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・ 時々、水場や沢が現れる。ものすごく冷たい。顔を洗うものすごく心地よい。
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・ コースタイム通りに到着した。
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・ 手前に石楠花の湯という建物がある。
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 ここは冬季専用で、この小屋の下に源泉がある。なぜ冬専用かというと、夏は母屋まで配管引湯しているが、つまりを定期的に清掃しなければならない。冬はこれができないので石楠花の湯を利用する次第。ただし、温度は約50度でそのまま掛け流しだから相当暑いことを覚悟。

・ 本沢温泉に到着、渋い色の山小屋だ。
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・ このほかに3箇所を経営しているらしい。
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・ 昔の看板がいい。古い者の価値だ。
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 暑さ寒さ、晴天雨天に関係なくとにかく歩けばつけるのがいい。時間は少し長めの2時間半だが、普段歩き慣れている人なら問題ない。温泉入口の標高が約1600m、本沢温泉は約2100m、つまり約500mを登ったことになる。

 本沢温泉は通年営業だ。冬はスノーシューで行くのでさらに時間がかかる。夏は快適だ。歩いていると、同じように登る人、下山する人と連れ違う。集団とは遭遇せず、今回の特徴は、親子連れが目立つこと、単独行も男女を問わずいた。

 昔の登山は、愛好家のものだったが、最近は装備も向上し、道や通信環境が整備されてハードルが低くなった。これは嬉しいこと。親子連れが多いのは夏休みのせい。親または祖父の引率で小学生高学年が多いようだ。彼らにとっては大冒険だ。


本沢温泉:露天風呂(自噴、男女混浴):酸性—含硫黄—カルシウム・マグネシウムー硫酸塩泉(硫化水素型)、40.8℃、成分総計=2399mg/ℓ、内風呂(源泉は石楠花の湯、男女各1):ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉、53.2℃、成分総計=4529mg/ℓ、

-2-は宿と内湯を紹介。(Continue to next report)
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満山荘:温泉概略データ(浴室に掲げられていた成分表の一部):源泉72.9度、pH=6.8、単純硫黄泉(無色透明・硫化水素臭)、蒸発残留物=651mg/ℓ、内湯(混男1、女1)、露天2(男1、女1)。

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.15 2015 温泉 comment0 trackback0