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世界遺産・白川郷の湯-3-

世界遺産白川郷は合掌作りの集落である。水田と水路に囲まれた集落は新しいものを極力排している。保存に力を注がれてきた関係者に敬意。
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第99章 世界遺産・白川郷の湯-3-
Chapter 99, section 1, Gifu prefecture Shirakawagou no yu onsen -3-
Japanese information : 白川郷の湯
English information: Shirakawagounoyu-onsen, world heritage shirakawa-go japan
2015.9.26-27

99.4 世界遺産・白川郷 (world heritage shirakawa-go japan)

 白川郷と五箇山は1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。国内ではすでに1976年に「重要伝統的建築物群保存地区」に指定されていた。三角形急斜面の藁葺き屋根がトレードマークである。特徴的な屋根の傾斜は40-60度の幅がある。

 積雪に耐えて雪を積もらせない構造とし、結果としてこのトラス構造になったが、江戸時代には養蚕業が盛んになり、屋根裏の大空間をカイコ飼育に利用してきた。富岡製糸工場に代表される明治時代以降も養蚕(絹)は日本の貴重な輸出産業であった。

 茅葺は30-40年に一度、また一年の中でもでもメンテナンスが必要だ。萱の確保・保管など集落をあげての共同作業(ゆい)となる。白川郷では「一般財団法人・世界遺産白川郷合掌作り保存財団」が活動している。保存・維持にはお金がかかるのである。

 さて写真で集落を紹介します。それほど古くない建物もありましたが、写真は古い建物にフォーカスしました。まず6枚

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 豊かに見えるこの水田は、以前は耕作放棄地となったものを復活させたものもあるという。このほか、駐車場を整備したり、乗り入れの車を規制したり、世界遺産の価値を維持するための活動を続けている。次の2枚をみてください。

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 かなり大きな合掌作りの群れです。目につくのは青いシート、今は日本中に氾濫している。安価だから。無粋だなと思ったら、2枚目の写真ではシートは渋い薄茶色。この色に統一すればいいのにな、と思いました。

 帰ってからわかったことだが、この目立たない色にするために白川郷では「ビニールシート指定色推奨事業」がすでに行われていた。さすが!この集落を魅力的に維持するため裏ではこんな地道な努力があった。

・この色も薄茶色、それに後ろの合掌作りは廃屋のようだ。観光客はこんな風景にビビッときてしまうもの。
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・ 次にこんな家を見つけた。
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・ 右の小さな建物は
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・ 唐臼(からうす)場で米・栗・ひえを精米した水力工場。
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・ 動力源は水の流れ、エコです、CO2は一切排出しません。ただし、動いてはいませんでした。唐臼は以前紹介(木賊温泉・前沢集落北海道、上の湯温泉)しました。
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・ 集落には大きなお寺もありました。名善寺。
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 集落には水路が張り巡らされている。絵になるし、動きもある。
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 水路にはニジマスさんたちが泳いでいる。
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大きくてうまそうだ。
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公開合掌作りの家
・ 集落の入り口に和田家が公開されている。ここは囲炉裏。
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・ 屋根裏は巨大な柱の内側に大きなスペースを造っている。
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・ たくましい柱が縄で(釘なし)縛られている。これで耐えるわけ。
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 和田屋の受付の方に「この家にはいつまで人が住んでいたんでしょうか?」と尋ねたら、「今でも住んでいます、隣に」とのご回答。確かにお隣りに続いていた。観光業と共存している。

 さて、集落の中には旅館・ホテルが3軒、民宿が19軒ある。民宿が意外と多いのに驚いた。散策していると、ところどころに民宿がある。合掌作りの家に泊まってみたいとは誰しも思うこと。あとは温泉、そこで白川郷の湯にもらい湯だ。

 昔は陸の孤島だった白川郷、いまでは高速のインターがすぐ近く。便利になって世界遺産になり、世界中から人が訪れる。この集落もさらに進化していくと思います。「進化」とは「昔に戻る」こと。

 さて次回は100章です。このブログを始めた頃(2011.8)の目論見は1年で10泊、10年で100泊くらいでゆっくりやろうと考えていた。結局その2倍の速度になりました。目標100泊目は、第1章で紹介した仙仁温泉を再訪。


温泉(動力揚湯):ナトリウム—塩化物泉(弱アルカリ性低膨張性低張泉)、120ℓ/分、26.5℃(鉱泉)、蒸発残留物=3495mg/ℓ、pH7.7。内風呂、露天風呂:男女各1。

次回は仙仁温泉を再び紹介。(Continue to next report)
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.31 2015 温泉 comment0 trackback0