食事はさっぱりした内容です。最初の膳から始まりイワナの焼き物やてんぷらが出てきて土瓶蒸し旨し。朝日の朝食よし。ブログの全体メニューに戻る(→Top page)第107章 福島県二岐温泉・大丸あすなろ荘-5-Chapter 107, section 5, Fukushima prefecture Futamata onsen Daimaru asunarosou -5-
Japanese information:
大丸あすなろ荘English information: Daimaru asunarosou
2016.3.4-5
107.6 食事 (Dinner and breakfast)
そもそもあすなろ荘に泊まる目的は温泉なので料理には頓着しない。部屋(値段)によって内容は自ずと異なるでしょうが、標準的なおいしい料理が出てきて満足する。
・ 食事処には時間通り配膳されていました。

少し簡素に見えますが、写真に写っていない右上に鶏鍋がありました。食べている間を見計らってイワナの焼き物、てんぷらが出てきました。土瓶蒸しが美味しかったです。




朝食も同じ場所でいただきます。いつものように朝日の中での食事は最高です。


お風呂の印象が強すぎて食事のことをよく覚えていません。でも、毎度のことですがご飯は2膳いただき、お昼は抜きになりました。
あすなろ荘は日本秘湯を守る会のシンボル旅館です。山奥の温泉で自噴岩風呂、渓流風呂、内湯など多彩です。料理についての提案ですが、(具体的ではありませんが)秘湯料理というジャンルを造ってはどうでしょうか。
秘湯料理にはモダン秘湯ではモダン和創作料理があり、素朴な宿には素朴な料理があります。例えば、乳頭温泉鶴の湯は山芋鍋(汁)という極めて素朴な昔ながらの料理があります。鉄鍋に盛られた山芋団子入りの味噌仕立てでいかにも100年前を思い起こさせるものです。
山奥の秘湯で新鮮な海の幸が出てきて、たとえそれがおいしくてもなかなか印象に残らないもの。そこで、インパクトを与えるには、例えば陶器製の皿をすべて竹ざるにして、その上に葉っぱを敷き、その上に料理を盛るとかしてはどうでしょうか。
いわば昔の情景再現です。今、このスタイルは格式の高い高級旅館では出てくることがあります。本来、秘湯がやるべき十八番をとられて悔しい。
この方式はワタクシの親戚が小民宿で昔やっていたこと。それを川べりのテラスで頂きました。そこへ行くには、断崖渓谷の底を抜けていく、世の中とは隔絶された超山奥の(たた3軒しかない)集落です。出てきた料理はその地にあるものだけ、でも葉っぱの上に盛られた食事(料理ではありません)の印象は強く残りました。
秘湯はどこも立地もすばらしく、ここで私たちは異次元の昔に舞い戻りたいのです。その仕掛けは、すでにあるのが源泉ですから、次は佇まい、料理、おもてなしでしょうか。いくらでも工夫により旅人に感動を与えることができるでしょう。
最後に、温泉でグータラというのが至福の時間ですから、注意すべきはお湯に浸かる時間、長すぎると体へのインパクトがあります、短めの入浴を何度も繰り返すことになります。二岐温泉・大丸あすなろ荘:4,5,12号混合泉、カルシウムー硫酸塩泉(アルカリ性低張性高温泉)、130ℓ/分、51.8℃、pH=8.7、蒸発残留物1335mg/l、10号泉(大岩風呂)、カルシウムー硫酸塩泉(アルカリ性低張性高温泉)、54ℓ/分、53.8℃、pH=8.8、蒸発残留物1335mg/l、内風呂+露天風呂:男女各1、露天風呂男2、女1、自噴泉岩風呂1。
・-6-は夕刻の佇まいです。(Continue to next report)

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二岐温泉・大丸あすなろ荘