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余談51 伊根の舟屋、京都美山かやぶきの里

冬の日本海、伊根の舟屋、京都美山かやぶきの里を巡りました。どこも日本らしさの傑出した地域です。
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余談51 伊根の舟屋、京都美山かやぶきの里

 城崎温泉の帰りは丹後半島の北を回り、伊根の舟屋、京都美山かやぶきの里を巡りました。

 関西以外に住んでいる人は、京都府といえば=京都市しか思い浮かばない。しかし、丹羽の黒豆やマツタケなども確かにある。でも、京都府の北は、当たり前ですが日本海(丹後半島)に面している。


51.1 丹後半島の日本海側

 城崎温泉から丹後半島の日本海側に出てみた。これは行き先が伊根の舟屋でもあるから。冬の日本海は曇天で強風と雪の舞う暗いイメージだ、初冬の日本海はどんなものだろうかという興味もあった。

 次の二つは屏風岩。怒涛の海のなか、飛沫をあげる大波に洗われても微動だにしない岩、圧倒的な存在感です。この辺り、東山魁夷の「濤声」の世界。実は、魁夷はここをスケッチ旅行で通っている。

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51.2 伊根の舟屋

 伊佐の舟屋といえば、海沿いに突き出して並ぶ二階建ての漁村。聞いてはいたが、行ってみてびっくり。なかなかすごい風景。

・まず展望台から湾を一望に見下ろす。そうか、こんなにたくさんあったのか。
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 北に面した丹後半島にあって、この伊根湾は南に面した湾になっている。山に囲まれてえぐれたような湾が日本海の荒波を防いでいる良港。なるほど納得。


・ 近くに行ってみると写真で見慣れた風景が広がる。
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・ 釣り人一人、あとは人気のない静かな風景。
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・ 陸地側には細い道路が続く。
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・ 向井酒造でお酒を買う。
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・昼食は海鮮丼
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51.3 美山かやぶきの里

 京都の山奥に古い村が残っていることは漠然とは知っていたが、「美山かやぶきの里」というところがあるとは知りませんでした。かやぶきの民家が並ぶのは飛騨の白山郷などが有名すぎてその陰に隠れているのだろう。

 「美山」という名前も平凡で非凡、普通の風景への感動をあえて名前にしている。美空、美川、美人などという地名はあまり聞いたことがないが、ここは美山。

・ 郷の全景、山裾に佇む集落。
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・ 苔むしたかやぶき屋根。
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・萱葺きの構造がわかりますね。
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・資料館の中庭
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・ 資料館の内部は、古い道具類が展示されていて興味ふかい。若い人は時代劇でしかわかならいでしょうが、大昔に見たことがあるような気がする。
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・ 風呂桶は木製、お湯はどうやって沸かすのだろうか。
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・ 馬(牛)さんの気配のまったくない清潔な馬屋。
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 ここには、都市を思わせるものは何一つない。都会とは隔絶されたこんな地域が日本にまだ残っている。過疎化はしているでしょうが、観光地になることで若い方々も戻ってくるでしょう。お洒落なカフェなども出来てくるはず。

 今回、目立った観光客は海外の方々だった。日本人よりも海外の方が日本の古い集落に興味を持つ。それは、古い日本への関心だろう。海外の観光地でも古い街並みは多い。

 これからの時代は、利便性と享楽に満ちた都会の時代だけではなく、古いものを大事にする文化が今以上に復興するだろう。都会がいかに快適便利になろうとも、その変化はとても早くかついつも変化している。

 1000年後などどうなっているか想像もつかない。しかし、かやぶきの郷はたぶんこのまま1000年くらいは生き続けるだろう。変わらないこと=普遍的な価値だから。




次回は北海道白老町の民宿500マイル、ここでは太平洋から昇る朝日をあびる露天風呂です。(Continue to next report)
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.30 2016 未分類 comment0 trackback0