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黒湯温泉-3-

湧き出る新鮮な源泉、茅葺屋根の湯治棟、寂寥感が漂う湯宿。ここだけは100年くらい時間が止まっているようだ。
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第124章 秋田県 乳頭温泉黒湯温泉-3- 
Nyutou onsen Kuroyu onsen
Chapter 124, section 3, Akita prefecture Nyutou onsen Kuroyu onsen
Japanese information: 黒湯温泉
English information: Kuroyu onsen, kuroyu onenes2
2017.6.15-16

124.5 内湯 (Indoor onsen)

 内湯は宿泊棟母屋の一階にある。部屋から見えたのが内湯の湯宿だった。寒い時期には外にある混浴風呂は(人によっては)敬遠するかもしれない。そんな場合は内風呂へ。

・ 源泉池と同じ色の新鮮なお湯が溢れている。源泉温度は57度くらいなので、沢の水で冷却しているか水割りされているのだろうが、実に素晴らしいお湯である。
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・ この透明な源泉がたまらない。
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黒湯の湯守の方は相当の手練れの方にちがいない。


124.6 茅葺屋根と湯宿 (walk down to Kuroyu)

 外に出て探検することにする。肝心の茅葺屋根の自炊棟へ。もともとは当時のお客さんが多かったわけだから、こちらの方が主で、現在の宿泊棟は、近年のニーズに沿って造られたもの。

・ 自炊棟の茅葺屋根
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・ 明かりのついているところは写真ギャラリー、左手の黒塗り建物は食堂。
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・ 下に降りると自炊棟が二つ続く。
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・ こちらの自炊棟は囲炉裏の部屋もある。炭は持ち込み推奨だが、なければ宿に売っていただけるとのこと。
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・ 霧が出てくるとこの辺りは戦前の湯治温泉という佇まい。
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・ 源泉から宿泊棟を見上げる。これぞ温泉。
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・ ぷくぷくと湧き出る源泉、湯量は豊富だ。
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・ 内湯と露天風呂のある湯宿。奥では砂防工事中。これも北温泉と同じ。
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・ 初日は晴天であっけらかんとしていた。2枚。
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・ 中の内湯
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・ 露天風呂。目隠しの囲いが邪魔だが仕方ない。
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・ 打たせ湯もあって、湯量が多い。
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124.7 離れの湯宿の方へ (View of the guest room)

 宿の方にお断りして、離れの方に行ってみた。

・まず橋を渡る。
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・離れの方から見ると真っ黒な砦のように見える。
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 宿以外の人工物が一切ない温泉世界だ。


124.8 夕闇の混浴露天風呂 (open-air bath in the evening)

 日が暮れてきたので、再び混浴風呂へ。やはり、この佇まいはいいですね。
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124.9 つげ良春

 ところで「つげ義春」をご存知だろうか。年配の男性なら知っているはず、そしてここ黒湯も登場する。つげ氏は独特の画風と哲学があって、その時代の孤独感と疎外感を「表現」された方。あの感じは実際はどうなのだろうかというのも、今回の旅の目的。

 館内にスケッチが4枚貼ってあった。これは有名な4枚ですね。今の黒湯とほぼ同じ画角と雰囲気が出ている。氏のテイストは空間軸の微妙な曲がり、それに黒い部分と白い部分のコントラスト、そして、背景の妖怪雲。人物は決して笑わない。これらが異様な心象風景になっている。

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124.10 食事 (Meal)

・ これは夕食、秘湯であるから出されるものはなんでも不満はない。この程度の量がお腹にはいいと思う。
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・ 揚げたてのてんぷらが出てきてうれしい。 右の鶏汁は絶品でした。ちょうど根曲がり竹の季節。
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・ 朝食は湯豆腐がうれしい。

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124.11 おわりに (Closing remarks)

 鶴の湯と黒湯、どちらがいい?と連れが聞く。軍配は黒湯でした。もちろん総合力は鶴の湯ですが、人が多くなりすぎてしまった。たまたま今回の黒湯は人が少なく、晴天、小雨、霧と多彩な天気に恵まれた。

 気に入って、何度入ったかわからなくなったのは混浴風呂。ススキの中にある露天風呂というのはどこにでもありそうでマレ、そして、この山奥独特の雰囲気には霊気さえ感じてしまう。

 深山では空気の密度が明らかに濃く、そして夜の眠りが深い、というのがワタクシの経験則。都会の空気は軽すぎて、なんだか時間を無駄にしている気がする。人が少ない時期にしばらく湯治したい宿です。

 冬季閉鎖がなんとも残念だが、この斜面は雪の吹き溜まりになるのだろう。半年の営業なので、お値段は11000から17000円。湯治棟(自炊)は半分以下。山のハイキングと合わせてる手もある。

 実は、昼に近くの外国の方々が10名程度立ち寄られていた。ハイキングと黒湯を堪能する企画のためらしい。日本人より、海外の方の方が日本の秘境にぞっこんらしい。


乳頭温泉黒湯温泉:単純硫化水素泉、酸性硫黄泉(硫化水素型)、54.7℃、pH4.5、成分総計1834mg/kg、内湯:男女各2、露天風呂男女各1、内湯付き混浴露天風呂1、打たせ湯2。

次回は夏の乳頭温泉蟹場温泉です。(Continue to next report)
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乳頭温泉黒湯温泉
.27 2017 温泉 comment0 trackback0