湯治屋は昔ながらの佇まいを残した宿でした。これが館主の哲学です。総じて料金は良心的です。・
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全てのレポートはこちら(Go to All report)。第127章 岩手県大沢温泉(菊水館)-3-Ohawa onsen Kikusuikan -3-
Chapter 127, section 2, Iwate prefecture Ohsawa onsen Kikusuikan -3-
Japanese information:
大沢温泉(菊水館)English information:
Kikusuikan,
another site2017.10.19-20
127.6 湯治屋 (Toujiya)
豊沢川の左岸が菊水館、右岸が湯治屋と山水閣です。これらは一体運営されていて、お値段はリーズナブル。菊水館は一泊二食で約6800円〜、湯治屋は部屋代のみで2000円〜このほか寝具もろもろは個別に別料金(なのでたぶん2倍くらいかな?)、山水閣は14000円〜というぐあい。
小綺麗な部屋を希望される方は山水閣へ、湯治の体験をしたい方などは湯治屋へ、茅葺好みの方は菊水館、好みに応じてお値段よりも、それぞれの雰囲気を楽しむことができる。そんなコンセプトの宿は初めてで新鮮。
・ 母屋はなかなかの感じ


・ これを見るともしかしたらモダンな宿かと見間違える

・ 夕闇の明かりは大好きです

・ 障子の陰影、これぞ日本

・ 廊下に面しているので、完全プライバシー確保とは行かない。

・ 豊沢の湯には夜にしか行けなかった

ここで動画を一つ
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・ これは内湯の薬師の湯(二つの湯船)、しっとりしてますね。2枚

なお、湯治屋にはこのほか、女性専用の露天風呂のかわべの湯があり、山水閣には山水の湯と家族風呂がある(こちらは山水閣専用)。127.7 食事 (Dinner and breakfast)
簡素な夕食と朝食でしたが、じつは「お品書き」(写真はその一部)がありました、これは宿の誠意ですね。


127.8 おわりに (Closing remarks)
個性溢れる三つの宿から今回は菊水館を選び、各々の温泉も楽しめた(山水閣は一部が山水客専用)。お気に入りは大沢の湯の露天風呂、これには参りました。泉質もアルカリ性の柔らかい湯。
冬こそ雪見に来たいのもの。宿の方々の対応は申し分なく、規模だけを除いて本当の秘湯でした。こんなコンセプトの宿は初めて。古い宿があるからこそ価値がある。歴史を暖めつつ多様なニーズに応えるのが大沢温泉の方針ですね。感謝!
それから、花巻といえば宮沢賢治、高村光太郎が愛した宿がこの大沢温泉です。大沢温泉:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)、753ℓ/分、51℃、pH9.0、蒸発残留物557mg/ℓ、成分総計603mg/ℓ、菊水館内湯:男女各1、湯治屋内湯:男女各1、半露天風呂男1、女2、大露天風呂1、このほかに山水閣。
・次回は鉛温泉藤三旅館です。(Continue to next report)

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大沢温泉菊水館