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余談58 宮沢賢治

花巻市といえば宮沢賢治童話村、記念館、それに新渡戸稲造の記念館も。偉人とは未来に無形遺産を残す人。
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余談58 宮沢賢治 (Miyazawa kenji)

 大沢温泉も鉛温泉も花巻市から近い、そこで、宮沢賢治。宮沢賢治童話村は花巻市内にある。ここは賢治の童話世界を体験出来る場、ということになっている。いったいどんな風に?と思いきや、独特の世界が独創的な手法で再現されていて、なかなかやるものだと感心。宮沢マインドとファンタジーだ。

 宮沢賢治の童話といえば「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」の名前が浮かぶ。前者はアニメのほうに頭が行ってしまうが、内容は主人公ジョバンニが友人カムパネラの死を知るところがクライマックス。そこに母も出てくる。

 「みんなの幸せのために尽くすことが生きる意味である」と悟る、という哲学的な内容。自己世界と人間界世界の位置づけとワタクシの理解。

 童話村では「銀河ステーション」というエントランスから「天空の広場」、「賢治の教室」、「妖精の小径」、「ふくろうの小径」、「山野草園」、「賢治の学校」が連なっている。晩秋の寂しい時期で人影はまばら、こんな時期に宮沢賢治もいいですね。童話村には実際に行っていただくとして、写真のみをさらっと紹介。

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 もう一つは花巻市内にある宮沢賢治記念館。ここは手書きの資料に加えて、賢治の宇宙観をイラストで紹介している。写真撮影禁止、でも一枚だけ撮らせていただいたのがこれ。
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 もう一つ感銘を受けたのは新渡戸稲造記念館。中は写真撮影禁止なので、入口だけどうぞ。
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 新渡戸稲造って誰だっけ?今の国際連合前身が国際連盟、その事務局次長をつとめた理想肌の熱血派国際人です。

 もう一つ上げれば英文で書いた「武士道」(1900年発刊)である。世界のベストセラーになり、その後1世紀以上にわたり海外から日本人への興味を引き寄せ続けている名著。こんな国際人は今でもいない。

 花巻新渡戸記念館には、稲造というより父や祖父の貢献がわかりやすく展示されている。特に川からトンネルを掘って導水して新田開発に飛躍的効果を出した家系。

 父や祖父の新田開発がメインの展示だが、稲造の展示はやや少なめだがポイントは押さえている。稲造は東京英語学校(のちの東大)で英語を学び、札幌農学校に学び(クラーク博士帰国の1年後の2期生)、東大に戻ったが幻滅し、ジョンズホプキンズ大に留学した。ここで伴侶と出会う。「願はくはわれ太平洋の橋とならん」の名言がある。オススメの記念館です。


次回はトルコ・パムッカレ温泉です。(Continue to next report)
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.26 2017 未分類 comment0 trackback0