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妙見石原荘-1-

日本のモダン秘湯を代表する宿、全てにおいて期待を裏切らない。エントランスの象徴は石蔵、次に対岸の雅叙苑を望む足湯を紹介。
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第134章 鹿児島県 妙見温泉・妙見石原荘-1- 
Myouken onsen Myouken Ishiharasou-1-
Chapter 134, section 1, Kagoshima prefecture Myouken Ishiharasou
Japanese information: 妙見石原荘
English information:Myokenishiharaso
2018.4.25-26

133.1 はじめに (Opening remarks)

 前日はかじか荘の素泊まり2500円、今回はおよそ10倍の宿、妙見石原荘。モダン秘湯ラグジュアリーな宿です。誰でも知っているに違いないと勝手に思う名宿です。

 数年前に泊まることはできなかったが、ロビーまで入ってお土産を買いました(竹製の箸)。ロビーの雰囲気とレセプションの皆様、もう、普通の宿とは全く違います。仙仁温泉に匹敵する宿です。思い募る中、やっと来ることができました。

 体感してわかることですが、デザインがいたるところ考え抜かれています。特に、いろいろな方の作品が散りばめられている。設計・施工は素材や特技に注目して、全国から調達されている。お金があるなら我が家もこんな風にリノベーションしたいところ。それは生まれ代わってからの宿題にしましょう。


134.2 玄関から部屋へ (Entrance and guest room)

・ 鬱蒼とした森の中、天降川(あもりがわ)の斜面に宿がたたずみます。右がエントランス、左が石蔵です。
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・ まず目を引くのがこの石蔵、どう見てもイギリスの田舎の石造りの家、窓は後で造ったものでしょうか。
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・ 玄関前に花が生けられています。この宿に花守さんがいるそうです。
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・ ロビーの中はしっとり。
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・ ロビーの奥からレセプション方向。和モダン風のしつらえです。
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・ 川側には対岸に雅叙苑が見えます。ここだけ見ると別世界。
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 この雅叙苑は「忘れの里 雅叙園」というのが正式名称。これは「忘れされてはいるけれど昔のままの佇まいの宿」ということなのでしょうか、それとも「ワタクシはみんなにできれば忘れてもらってここで隠遁したい」といういうことなのでしょうか?

・ 早速、和菓子がふるまわれました、美味。ここで我に返る。
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 部屋に案内していただいた方は、フランスから来られた男性でした。日本語を流暢に操り、渡していただいたメモも日本語、趣味は空手、日本大好きという方。こんなラグジュアリー温泉にふさわしく、ここが国際的な注目も浴びていることがわかりました。

・ 部屋は本館、8畳のちょうど良い大きさ。
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・ 先ほどの花が。
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・ 部屋の窓からは対岸の雅叙園が目の前。藁葺きの屋根が重厚で、何だか、100年前にタイムスリップした感じに。
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・ パンフレットはとても見やすい、1万坪だそうです。川沿いに露天風呂が並びます。
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134.3 足湯 (Foot spa beside river)

・ 母屋を出て右(石蔵)に向かいます。右下に階段があってそこを下ると足湯です。
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・ 川べりに足湯がありました。なんか孤独な感じというか、自然いっぱい。
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・ 右奥に雅叙苑。
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・ 上流をみますが、結構な急流、それに右端に茶色のものが見えますか?
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・ 温泉の吹き出し口です。多分利用されなくて勝手に自噴しているもの。塔は後で造られたものでしょう。もしかしたら石原荘の所有物?
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ここで動画を紹介。まずは、溢れ去る源泉と湯船。

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143.3 睦実の湯

・宿のパンフレットを見ると「睦実(むつみ)の湯」というのがある。これ、中村好文先生の設計!こりゃ大変だ、早速行かなくっちゃ、幻想的な夜になってから。
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・ 行ってみると写真通りの幻想世界、でも暗くて写りませんでした、残念。
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 構造はカタツムリ渦巻き状の入り口で、段差がなくスロープで連続的に湯船に誘導する仕掛け。ありそうでなかった新構想、中村先生、考えたんですね。中村先生の温泉作品は伊豆の「民宿かいとく丸」があります。シンプル、簡素、必要最小限、木造が特長です。

 宿の方に「中村先生ですね」と聞くと、「お知り合いですか?」などと聞かれる始末。作品の単なるファンですよ。


妙見温泉・妙見石原荘(妙見1号):ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素泉 (低張性中性高温泉)、55.2℃、pH=6.4、成分総計2739mg/kg、内風呂:男女各1、混浴露天風呂3、足湯1。

次回は露天風呂・椋の木です。(Continue to next report)
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妙見温泉・妙見石原荘
.05 2018 温泉 comment3 trackback0