個人的な温泉を湯治宿にして営業。温泉愛好家の支持するのは、豊富な湯量の掛け流しだから。外は石灰華が一面を覆っている。・
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全てのレポートはこちら(Go to All report)。第137章 秋田県 古遠部温泉 Furutoube onsen
Chapter 137, section 1, Akita prefecture Furutoube onsen
Japanese information:
古遠部温泉English information:
Furutoube onsen2018.9.28-29
137.1 はじめに (Opening remarks)
2012年には行けなかった秘湯の一つがここ古遠部温泉。その歴史を紐解く。まず、1975年に鉱山の試掘で温泉が吹き出した。前回の奥奥八九郎温泉と経緯は同じですね。距離も近い。
実は両温泉の温度は同じ44℃、泉質もかなり似ています。ので、地下は繋がっているに違いない!
今の館主は木村達夫さんという方。父上が弘前の歯科医でここに別荘を建てて個人的に利用していたが、現木村さんが東京から戻り、自前で湯宿に改築しオープンしたそうです。
地元の湯治客が多く、知る人ぞ知る秘湯で、館主の穏やかなお人柄のせいか自主的な宣伝は一切しない。わずか4室の宿で、主に地元の方々の日帰り入浴主体となっている。137.2 外回り 行き着くまでには、人気のない道路をしばらく走って右側にあります。簡素や宿なのはその生い立ちにあり、豪華なものは一切排除した、ひなびた秘湯です。
・ 道路から

・ 右手には温泉に含まれる成分が析出して一面を多う石灰華になっています。

136.3 温泉と食事 ・ ドアを開けると、サラサラという音とともに源泉が溢れ出ています。

・ 床を覆う温泉で、湯殿全体に湯気がたっています。

湯船から溢れる湯に寝そべる「トド寝」になるわけですが、実はこれは岩盤浴です。源泉の温度や少し高めで、これが溢れて床が一定の温度に保たれています。これ気持ちいいです。え〜、裏を温めたら、次は表を温めます、わかりますよね?
・ 黄褐色の源泉が勢い良く。なので、風呂上りにタオルで拭くと茶褐色になります。

・ すぐ外に源泉がありました。なるほど、これが本物の源泉掛け流しですね。

・ 宿の中に掲げてあった新聞記事2枚です。歴史がわかります。


多いときは、トドがたくさん寝ていて、割り込む隙間がない、というウワサもありました。
・ これは朝食で、結構しっかりしています。昨夜は夜に到着したので夕食には間に合わず。

ここのところ恒例となっています動画を紹介します。[
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VPS137.4 おわりに 古遠部温泉のwebサイトを見ると冬の雪景色になっている。まさに、ここを訪れるには冬がいいんだなと納得します。もともと湯治風の宿ですから、ここでしばらく落ち着けば、都会のもやもやは無くなってしまうでしょう。
宿泊した日は、都会風の若い女性のお客さん連れや、別の組はそのお母様がおられたたようです。皆さんに支持されている証拠ですね。
館内には「写真撮影禁止」の張り紙がありました。そこで、館主の方に、全国の秘湯を訪ねていることと撮影についてご相談したら、すぐに快諾していただけました。ありがとうございます。飾らないお人柄!古遠部温泉:500ℓ/分、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
含石膏弱食塩泉(旧分類)、約44℃、pH7.5,男女別内湯各1。
・次回は日景温泉です。(Continue to next report)

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秋田県古遠部温泉