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湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿揚羽-1-

和風エクステリア+インテリア、多くのユニークなディスプレイ、6箇所の絶景貸切露天風呂、平日コスパが驚異的な宿。
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第144章 栃木県 湯西川温泉 桓武平氏ゆかりの宿
揚羽-1-

Chapter 144 section 1, Tochigi prefecture Yunisikawa onsen
Kanmutairashi yukarinoyado AGEHA -1-
Japanese information: 桓武平氏ゆかりの宿揚羽
English information: Yunishikawa onsen AGEHA
2019.7.12-13

144.1 はじめに (Opening remarks)

 2019年7月13日から三連休、今日(12日)はふと気がつくと束の間の休み。三連休の明日からなら渋滞にかかるだろうけど、今から行けばどこかは空いているはず、と急に思い立った。

 インターネットでふらふらしていると、コスパの良い宿がひっかかった、のがこの宿。湯西川温泉はもちろん知っていた、でも「桓武平氏ゆかりの宿揚羽〜AGEHA〜」などという宿があったかいな??

 行き方は、浅草から東武線で会津田島行きで湯西川温泉駅まで特急で片道3870円。2時間半、ここからバスで20分。ところが、東京、横浜、千葉などから往復3000円でのバス送迎あり。これはかなり手慣れた知恵袋がおられそうだ。

 宿の名前にローマ字のAGEHAと入れたのも海外の方がすぐにわかり検索もしやすいようにという配慮だろうか。マーケティングに長けている。


144.2 宿に入る

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右手には竜頭の池
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 ホームページを見ると、金剛力士像(仁王さま)がお出迎えの宿。それに、渓流沿いに貸切露天風呂が沢山ある。なかなか迫力のある高そうな宿。そころが、あるサイトで平日で一泊二食で6000円(税抜き)!!これなに?

 亨保3年(1718年)創業の宿で、現在の館主は大類家38代目になるそうです。大類氏は平安時代から主に東国(関東圏)で活躍していた記録がある。ところで、大類家というのは全国で約850世帯、内約300世帯が山形県、約150世帯弱が栃木県だそうだ。

 源氏は清和天皇の流れをくみ、平氏は桓武天皇の流れになる。平の姓には4つがあるが、歴史舞台を引いていたのは桓武平氏。なので、今や平家といえばほぼ桓武平氏のことだそうだ。というわけで、この宿は桓武平氏の流れをくんでいる大類武士団の大類氏が創業した宿である。

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 日本では寺院の入口の門の左右に仁王像が立っているのをしばしば見かける。像の体は上半身裸形で筋骨隆々とし、
右の阿形(あぎょう)像は怒りの表情を顕わにして口を開き、
左の吽形(うんぎょう)像は怒りを内に秘めた表情で口を閉じる。
このお二方の役割は、守護神として寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐことである。さて、入り口から中に入ってみましょう。(動画)



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144.3 アゲハ蝶

 正式名称の「桓武平氏ゆかりの宿揚羽〜AGEHA〜」は長ったらしいので「アゲハ」ということにしましょう。

・ 帳場、後ろにアゲハ蝶の紋が印象的
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・ 館内のいたるところにこのアゲハ蝶のデザインがある。
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・ これは部屋のふすま
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・ これはくっきり綺麗、どうみてもモダンなデザイン!
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・ 実は湯西川温泉通りの街頭、つまり、ここ一帯のマーク
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 知らない方が多い、これは800年前から続いている平家の紋章です。普通の紋章は記号的な図形や植物をかたどったものが多い、そのような他の家柄の紋章とは一線を画すデザインで雅の世界が偲ばれる。

 平家がアゲハ蝶なら、源氏はセミかカブトムシではないかと思われるが、これが残念、ササリンドウでした。蝶とセミなら昆虫合戦だったのに残念だ。

 さて、本ブログで過去の紹介したのは奥鬼怒温泉郷の加仁湯(かにゆ)。この記事を是非みていただきたい。
アゲハ蝶は平家の紋章で日本全国に散らばった落人が絶えることなく守ってきたシンボルです。饅頭の絵柄にも使われています。実はワタクシの親戚にもこの紋章がありました。


144.3 館内のディスプレイ
 
 この宿アゲハ、館内のデイスプレイがすごい。日本、平家に関わらず。オリエンタル趣味で集めたものだ。相当高価なものも何気なく置かれている。

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さて、外の内庭には、
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 目がくらむような装飾や圧倒的な迫力、これは日本人ならずとも海外の方が喜ばれるでしょう。

 ところで、この宿、中はげた履。ところがそのパタパタいう音が全くしない。このげた履、下はゴム製になっていて、音無し。
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 部屋はいい感じ
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 その一つの理由はきらびやかな打掛
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 宿の全体図、小さくてわかりませんが大きな宿ですね。
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下の方に貸切露天風呂の絵がいくつもあります。
次回予告として、一つ動画を紹介しましょう。



湯西川温泉桓武平ゆかりの宿揚羽:アルカリ性単純泉、319ℓ/分、56.2℃、pH9.3、男女別内湯各1、露天風呂各1、貸切風呂6。

次回は早速温泉へ。(Continue to next report)
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.31 2019 温泉 comment0 trackback0