豊富な温泉と清流とほどよく混ざって川自体が温泉となっている。それが二筋の滝となって流れ落ちる。人間界にこんな極楽があったとは!
ブログの全体メニューに戻る(→Top page)番外編(41) 秋田県 川原毛大湯滝Akita prefecture Kawarage ooyutaki
Japanese information:
川原毛大湯滝English information:
Kawarage ooyutaki(この英語サイトには当方の写真が4枚使われています)
2019.10.10
野湯には二種類あります。正式な道案内が欠けていて登山の準備が絶対必要な本格野湯。道に迷わずに行ければ地上の天国へ、道に迷ったら空の上の天国行きです。往復で大体2〜5時間かかるもの。
そして、誰でも行ける、自然界に吹き出す「誰でも野湯」。本格野湯の方もいたく心動かされるものの、もう危険なところはご遠慮していて、今回は誰でも行ける野湯。
以前、同じ秋田県の奥奥八九郎温泉を尋ねました。ここは思ったよりもスケールが小さかった、のに対して、今回はスケール大きくNature雰囲気抜群の野湯です。
場所は川原毛地獄の下になります。川原毛地獄から徒歩で下ると1時間はかかる、ということは上りもそれなりに。当日は小雨と風予報。そこで、川原毛大湯滝駐車場から下ることにした、約15分
・ 駐車場から川原毛地獄方面を見上げる。上の白い山が川原毛地獄。

・ この駐車場から標識に従ってくだること15分程度で到着する。まず上の滝壺が見えます。

・ 横から見える位置に

・ 到着しました。左に木の階段が見えます。ここは標高約700m。

・ これは脱衣場への道です。有志の方が造ってくださったのかな。水着OKなので、ここで着替えることができます。

・ 滝を見上げる

ここで動画を一つ。
源泉温度は95℃くらい、pHは1.4ということなので、かなりの酸性、目に入ると結構痛い。
え〜、ここで化学のお勉強。硫酸のpHは2だそうです。すると硫酸の温泉ということ?wikipediaによると世界で3つしかない強酸性の温泉だそうです。外傷や皮膚病に効くと書いてあるけど、これかなり痛いでしょう。
普通は水着着用(つまり訪問客が多い)、夏は快適なれどそれ以外はちょっと寒いでしょう。今回もあきらめ。水着持参で行ったのに悔しい!
しかし、地上にこんな極楽があったとは!だから秘湯めぐりはやめられない!!・次回は余談、ロサンゼルスの美術館へ。(Continue to next report)

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秋田県 川原毛大湯滝