標高1400m八幡平に自然湧出する白濁硫黄泉、足元や対岸からブクブクと吹き出す源泉、湯温は適温、地球創生期の温泉
ブログの全体メニューに戻る(→Top page)番外編(42) 岩手県 藤七温泉 彩雲荘Iwate prefecture Toshichi onsen Saiunsou
Japanese information:
藤七温泉彩雲荘English information:
Toshichi onsen SAIUNSO2020.10.21
はじめに
藤七温泉彩雲荘は温泉フリークの間ではつとに有名で、行ったことがないワタクシは正直モグリということになる。
八幡平山(1631m)の8合目くらい(1400m)に位置する。冬季休業で今年は10月31日で日帰り、宿泊とも終了した。来年はおそらく5月連休前からでしょう。
紅葉の盛りの10月下旬に日帰りでお世話になりました。白濁濁り湯、源泉すぐという条件では大体は高温になる。たしかに源泉の温度は90℃くらいだが、湯温は40℃くらいの適温になっていた。
足元湧出のにごり湯といえば熊本県阿蘇のスズメの湯が有名だろう。しかし、これはとんでもない誤解だった。彩雲荘の規模と佇まいは野生そのもの、なんだか地球創世記に紛れ込んだような気分になる。
受付をして脱衣所に向かうと、張り紙があり、写真動画禁止となっている。当然だ、男女混浴だから、あらぬ疑いが当然かかってくる。
なので、全景を決して撮らずにひと気がない部分だけを撮りました。これもルール違反であるから、彩雲荘からお叱りを受ければ、すぐに削除いたします。
温泉
まずいただいたパンフレットは以下です。
・ 正面の駐車場側から見た建物

・ 露天風呂の配置図です、沢山散らばってますね。

撮った写真は次の二つだけ。
・ いたるところからプクプクと

・ 内湯のそそぎ口、湯量が多いですね。

あとは動画です。
最初のは一番上にある一の湯、圧倒的な泡と吹き上がる源泉
次の二つは藤八の湯の左手あたり、対岸からは蒸気が出ていて熱そうだ
こちらは三の湯、源泉は結構透明なんですね
さて、これらの露天風呂、源泉が出ている辺りを単に堰き止めただけ、という感じだ。源泉とともに蒸気やガスが出るから泡プクプク状態になる。これは秘湯、野湯の資格完全満足ですね。
最後は内湯です、勢いあり、でも高温ではない
当日は紅葉の盛りの頃、日帰り客で賑わっていました。男性だけでなく女性もバスタオルや湯浴み着で結構チャレンジされている。
一の湯では、湯船のお隣に来られた美しいご婦人とも温泉談義ができました。大自然の中なので、全く自然にお話できてよかったです!
それから、この露天風呂では底に沈殿している灰色の泥を塗るのがしきたりになっている。ワタクシももちろん従います。都会の街中で泥を顔に塗るのはいささかアヤシイが、ここでは、皆さん楽しんでおられた。
おわりに
真面目に調べていなかったので、驚きの連続でした。特に、ワタクシ、ぬる湯系なのでこの白濁にごり湯の足元プクプク温泉はいたく心を動かされました。
プクプクの量と溢れる源泉、白濁で異様な世界、彩雲荘をこれから「地球創世記温泉」ということにします。
行かねばならぬ秘湯は多すぎるから、彩雲荘に投宿するとしてもかなり先になるだろう。でも、今回短時間でしたが、地球温泉を堪能できて大満速でした。
おまけ
今回、八幡平ハイキングとセットで訪れました。ハイキングの写真を次に。





峠から一周二時間弱のちょうど良い運動。順番は、このハイキングの後に彩雲荘に行きました。車だから風呂上がりにビール飲めず!悔しい!!
あと10年もしたら自動運転車の時代になっているだろう。そうすれば、たとえ100歳になっても行けるしビールも飲めるだろう。もう少し我慢しよう。10年経たずに天国に行く羽目になったら、それはそれでも良い。自然湧出、単純硫黄泉(硫化水素型)、源泉90.6℃、pH3.4、成分総計268mg/kg
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岩手県 藤七温泉 彩雲荘