fc2ブログ
2021 01 << 12345678910111213141516171819202122232425262728>> 2021 03

新野地温泉 相模屋旅館

火山活動の蒸気がもうもうと吹き上がる中で、青白色の濁り湯露天風呂に身を委ねる。特に夜は幻想世界、新しい秘湯を発見したようだ。

ブログの全体メニューに戻る(→Top page)
全てのレポートはこちら(Go to All report)。

第158章 福島県 新野地温泉 相模屋旅館
Fukushima prefecture Shin-noji onsen Sagamiya Ryokan
Japanese information: 相模屋旅館
English information: Sagamiya Ryokan
2020.11.1-2

158.1 はじめに

 かなり昔、まだ秘湯巡りにはまる前に手前の野地温泉ホテルに泊まったことがあった。その時、すぐ横に新野地温泉があることは知っていた。宿のすぐ横からもうもうと白煙を吹き出す、源泉かけ流しの宿だ。

 本当は雪に埋もれた真冬に訪れるつもりでした、が衝動抑えがたく、出陣いたしました。野趣溢れる野天風呂は雑誌やテレビで観ていたが、実際の印象は「全く」違っていた。まるで新しい秘湯を発見したような気さえした。

 その理由は動画を見れば一目瞭然ですし、そこに身を置けばまるで100年前を再現する映画セットのようでもあった。

158.2 宿の佇まい

 相模屋旅館の優先順位が少し後になったのは、この建物の佇まいである。堂々としたホテル風、これは秘湯とは言い難い。この感じと野天風呂のギャップが大きかったのが収穫。

・ 正面から
IMG_2027_convert_20201206201841.jpg

・ ロビー
IMG_2028_convert_20201206201930.jpg

158.3 温泉

さて、相模屋旅館の野天風呂は、コロナの影響で日帰りを受け付けていませんでした。これが幸い、誰もいない。

野天風呂に行くには、まる内湯に行く。
IMG_1990_convert_20201206202017.jpg



外に出ると、いきなりススキ原。
IMG_1993_convert_20201206202047.jpg

IMG_1996_convert_20201206202112.jpg



野天風呂へ行きます。
IMG_2058_convert_20201206202146.jpg

IMG_2003_convert_20201206202209.jpg



立ち上るたくさんの白煙、どう見ても映画の1セット。

IMG_2015_convert_20201206202233.jpg

さて、この上ない秘湯感!そして、夕やみ時が一段と素晴らしい。
写真と動画
IMG_2031_convert_20201206202258.jpg



部屋からの眺め
IMG_2026_convert_20201206202340.jpg

翌日はもう一つの野天風呂に行きます。
・ まずは内湯から、この鄙びた感じが乳頭温泉に負けない佇まい。
IMG_2022_convert_20201206202411.jpg



・ お湯はほんの少しぬるめ、なので長湯してしまう。目の前はやはり白煙がたなびく。
IMG_2044_convert_20201206202448.jpg

IMG_2053_convert_20201206202510.jpg



158.4 食事と鬼面山

・ ついでに食事も
IMG_2040_convert_20201206201955.jpg

 食事は最初の膳(この写真)では申し訳ない。この後に次々に熱々の品を運んでいただけた。それにスタッフの方が気さくでとても印象がよい。この上なく素朴かつ「善き人」という方でした。感謝!

・ まずは地図から
IMG_2068_convert_20201206202536.jpg

 初日は昼頃到着して、目の前の鬼面山に登りました。地図の通り1時間程度で登れる。ただ、登り口からは眼前高くそびえていて、まさかあの頂上まで1時間だろうか?

・ 頂上からの眺めは、もう紅葉も終わりかけの様子。向こうの山は磐梯山。
IMG_1988_convert_20201206202630.jpg

・ 中腹から、新野地温泉(左向こう)と野地温泉(手前)が見えます。
IMG_1984_convert_20201206202728.jpg

158.5 おわりに

さて、総括です。新野地温泉のつこち北は高湯温泉、こちらに気を取られて迂闊でした。ホテル風の建物からは想像できない秘湯感。

 普通の秘湯には注がれる源泉以外は動きがない。ところが、こちらは源泉から立ち上るたくさんの湯けむりが、地球の息吹のようだ。

 湯船には透明な硫黄泉が注がれ、湯船の中は青白色の天国。


新野地温泉 相模屋旅館:単純硫黄泉、83.5℃、pH6.8,内湯男女1、露天風呂3(男1女⑴入替1)

・次回は余談で北海道のモール泉(Continue to next report)
一つ前に戻る。(Return to a former report)

ブログの全体メニューに戻る。(Go to Top page)
全てのレポートはこちら。(Go to All report)
English list : Japan secluded hot springs list (please click here)

お気に召せばclick
 にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へにほんブログ村

・本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。

福島県 新野地温泉 相模屋旅館
.06 2021 温泉 comment0 trackback0