単純硫黄冷鉱泉なので加温しているが源泉はほのかな硫黄臭。最近リニューアルし、しっぽり落ちつく宿になり、料理も特長満載。・
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全てのレポートはこちら(Go to All report)。第160章 茨城県 横川温泉 元湯山田屋旅館Ibaraki prefecture Yokokawa onsen Motoyu-Yamadaya-ryokan
Japanese information:
元湯山田屋旅館English information: Motoyu-Yamadaya-ryokan
2021.3.15-16
160.1 はじめに
2021年の前半、まだ、コロナ禍で世の中は落ち着きがない。政府の動きに批判が集まっている。それは残念だが、有権者が選んだから私たちのせい。でも、温泉には行きたい!ので、三密を避けて決行した。
横川温泉、という名称は川の横に宿があるからだろうか。3軒の宿が仲良く並んでいる。冷鉱泉だから泉質はいいにちがいない。以前行ったお隣の茅葺き宿の巴旅館では硫黄の香りが中々だった。
中野屋旅館は最近リニューアルし、料理も洗練されている。館主の思いが凝縮していると思う。周りは山間平地ののどかな風景が続く。日本の原風景とも言える。この雰囲気はワタクシには好み。
159.2 宿の佇まいと温泉
・ 正面が宿、左手の茅葺きが巴旅館、もう、女将さん一人でやっているらしい。

・ 2階から見た階段、クロスのオレンジ色がいい。

・ 部屋はモダンだ、昔は知らないが、今風に改装された。つまり、館主はこれからも継続的に宿の経営を続けていく覚悟。


・ 襖のデザインが気に入りました。

・ 温泉はこんな感じ。広々としていて開放的です。

ここで動画を
何と言ってもpH10.3というアルカリ性の泉質、なめらかスベスベで「温泉!」という感じです。
・ 食事の先付けです。手が込んでいます。期待していた通り味もなかなか!

館主は銀座の六雁(むつかり)という高級割烹(野菜が得意)で修行され、茨城ガストロノミープロジェクトに参加されている。このプロジェクトは茨城県北の食材・文化に触れることによる振興プロジェクトである。
https://kenpoku-gastronomy.jp/motoyu-yamadaya/
あまり面白みのない茨城県にあって、県北地方の活性化を目指している。参加しているレストランの中には結構すごいところもあります。ぜひどうぞ。
160.3 おわりに
動画は横の渓流です。水量は中ほど、水質は相当綺麗!清冽です。
さて、茨城県には温泉が少ないハンディがある。これは恨んでも仕方ない。しかし、山間の田園地帯の山裾野に冷鉱泉が湧き出ている。対岸に源泉があり、これを3軒の旅館で分けている。
近くの都市は、常陸太田市、日立市、ひたちなか市、水戸市である。この一帯で100万人弱が暮らしている。なので、需要はあり、しっかりした宿であればやりくりできるだろう。
リニューアルし、料理も研究し、サービスも申し分ない。こんな宿はずっと続けてほしい。仕事の合間に、ワーケーションに、なんでも使える。横川温泉 元湯山田屋旅館:単純硫黄冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)、12.9℃、pH10.3,蒸発残留物191mg/kg、成分総計2191mg/kg、内湯男女1。
・次回は福島県高湯温泉安達屋(再訪)です。(Continue to next report)
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