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172 中津渓谷ゆの森

中津渓谷、安居渓谷への拠点となるおしゃれな宿。温泉は淡白なれど、料理はフレンチでゴージャス。グルメの宿とみた。

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第172章 高知県 中津渓谷 ゆの森
Kochi prefecture Nakatsu –keikoku Yunomori
Japanese information:中津温泉 ゆの森
English information: Nakatsu –keikoku Yunomori
2022.5.28-29

172.1 はじめに

 四万十川の次は仁淀川へ。仁淀ブルーという言葉を流行らせた新穴場。そこへアクセスできる温泉宿を探して「ゆの森」を選んだ。このあたりは温泉地ではないので貴重な存在。

 最初に目指していた「秘湯」とは少し違うけれど、場所や近くのスポットは秘湯環境です。

172.2 宿について

 四国の 地図を見ると山だらけなのがわかる。中央やや左に四国最高峰の石鎚山がある。 この山塊を源流にして中津渓谷や安居渓谷がある。

 急峻な山だから山中にはまとまった土地は限られ、その斜面を利用して宿が建っている。

・ 玄関の上に渡橋がある。
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 「ゆの森」には橋を渡ったところにコテージが3棟、本館には4室しかない。この宿は7室のわりに、共用スペースがやたら広い。つまりゆったりしている。

 なので快適だ。温泉は日帰り客も受け入れてているので、しっかり広めだ。

・ 玄関横にいたヤマメさん。
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・ ロビーはセンスがいい。
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・ 生花を生けてあるのはいい宿の証。
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・本館の部屋はシンプル。コテージは少し高めでゆったりしている。
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 本館にしたのは、渓流が眼下に見えるから。(コテージでは残念ながら見えない)

・この通り、巨岩がごろごろしている。一つが10畳以上はあるような巨大さだ。
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 なぜ、他では見られないほどの巨岩があるのか?多分、急峻で雨量もそこそこの山塊だから、豪雨などで渓谷が削られるだけでなく、崩落した大岩が落ちてくるからだろう。

 おそらく1000年に一度くらい崩落していて10万年で100回、それがこの渓谷の威容の理由かな。

・石鎚山方向の上流、とにかく岩がデカすぎる。
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・道路というか崖を削っただけ
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・造山活動の履歴を表す、岩肌。ぐにゃりと曲がっている。
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172.3 温泉

・ 少ない部屋数のわりに大きな風呂。
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・ 外に露天風呂がつながる。
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・ 仁淀ブルーをイメージした湯船。
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 泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉だそうだ。頑張ってボーリングされたのかもしれないが、温泉なしではホテルもハンディ。でも泉質はとてもよかったです。

172.4 食事

 夕食はフレンチと書いてあった。興味津々。以下写真を出しますが、高いレベルのフレンチフルコースでした。

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・左下の不気味ななまこ状態は、イカからすみのリゾット。
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・高知牛と豚のセット。
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 赤身の牛肉はもちろんかなりおいしいが、ワタクシとしては豚の味がめずらしく素晴らしかったです。脂身は少し遠慮する年ですが、そのジューシーさが他ではない感動的なレベル。

・最後にそびえるデザート。普段は絶対食べないシロモノ、それがうまい!
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・こちらは和朝食。ポイントはホカホカのシャケ、ふっくらしてチョー満足でした。
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172.5 おわりに

 仁淀ブルーを訪ねる観光客はかなり増えていると思います。でも、この界隈、宿の数が少ないようにお見受けしました。ゆの森もかなり早く予約しました。

 宿から中津渓谷は徒歩でも行ける距離。今回は早朝に車でサッとめぐりました。写真は前の章(余談78)をどうぞ。


温泉:アルカリ性単純硫黄冷鉱泉、18.3℃、pH9.0

次回はホテル祖谷温泉です。(Continue to next report)
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高知県中津渓谷ゆの森
.27 2022 温泉 comment0 trackback0