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奥湯沢・貝掛温泉のぬる湯-3-



法師温泉に飽きた方は貝掛にどうぞというのが正直な感想だ。大量のぬる湯源泉掛け流しの内湯に長々と浸る、ここに極めり。

第四十二章 奥湯沢・貝掛温泉のぬる湯 -3-
English Information

 翌朝は女性用の風呂が男性用に入れ替わる。早朝からここを楽しむ。熟睡した後、夜が開けてきたので5時半頃、出陣した。すでに、先客が3名程いらっしゃる。皆さん、行動は一緒だ。やはり露天風呂に直行されてくつろいでいる。そこで、一旦内湯に戻り一人でぬる湯を楽しむ。

42.7 内湯(女性用)

 早朝の風呂は夜明けの光が好きだ。夕刻は次第に暗くなるが、夜明けは、当たり前だが次第に明るくなる、その光が、今日一日を予感させる。そして、男性用も同じだがお湯が豊富・透明でこの上なく美しい。こんなに贅沢に掛け流しにしてよいものかと、貧乏人は心配になるが、それが本来の温泉だ。

・ 入口に洗い湯がある。
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・ 湯船の全景。男性用とほぼ同じ造りだ。
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・ 男性用とは逆に左手(露天風呂側)が加温され右手の方が温めの源泉だ。
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・ 源泉の方は、お湯はふんだんにあるから、透明な湯が大きな湯船にどんどん注ぎ込まれている。圧倒的な美しさだ。ほの明るい早朝に体を横にして浮かせる。これが極楽だ。
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・ 加温されている方は湯船が小さい。こちらも湯量豊富だ。
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・ 湯船の湯が透明で綺麗すぎる。
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・ 赤い石の湯船から静かに溢れて行く。
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42.8 露天風呂(女性用)

 女性用の露天風呂は男性用より二回り小さめだ。それに、男性用にあった、加温された小さな湯船がなく露天風呂は一つだ。それには秘密がある。この露天風呂の湯は少し加温されているのだ。体感温度で40度弱。これはいい。加温する(燃料を消費する)ためもあって、小さ目の湯船になったに違いない。

・ 露天風呂側から入口を見る。
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・ 提灯の灯りが湯面に映って幻想的だ。
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・ お湯はもちろん透明。
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・ 湯口は岩の上にある。
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・ 注ぎ口付近に行くと少し温度が高いので一層心地よい。
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・ 空が明けてきた。筋雲が秋の空を印象づけている。さわやかに秋の一日になりそうだ。
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42.9 朝食、散歩、お猿さん
 
・ 朝食は簡素である。量はやや少なめで私好みだ。山芋がついているのもグッ!この他に焼き魚(炙って頂く)がつく。
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・ 揚げ豆腐と、とくにご飯が旨い。ここは新潟!
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・宿の周りを散歩した。すすきの季節だ。気の早い樹は葉を落としている。
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・もみじの紅葉はまだ早いようだ。
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・ 帰り路に、宿の入口の橋でお猿さんを発見(車の中から)。欄干にいる。
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・ ひょいと隣の木に移った。
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・ 親子連れもいる。
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・ ボスざる風の立派なお猿さんも。こちらに人間の小さな子供がいれば喜ぶだろう。自然動物園だ。実は、道の所々に実を取られた栗が落ちていたが、犯人はこの方々だ。食料が豊富なのだろうが、冬は豪雪地帯で、毛皮を来てるとはいえ夜はさぞや寒いだろう。
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42.10 おわりに

 群馬県側から三国峠を越えて行く場合、法師温泉で一風呂浴びるとして、そこから約1時間で貝掛温泉に着く。人気の絶えない法師温泉を充分堪能した方は、さらにぬるめの湯はいかがであろうか。浸れる時間が一層長い、つまりそれだけ至福の時間が長い秘湯なのである。足下湧出ではないが、透明で豊富な湯が湯船で体を洗い通り過ぎてゆく。源泉は露天風呂のすぐ目の前だ。

 貝掛温泉では、多くの人が露天風呂に行くが、内湯の方が人も少なく一層落ちつく穴場だと思う。木製のまくらに頭をゆだねる、これがいい。隣に人はいないし、会話もない、静かなひと時。う〜ん、何をしにきたか忘れてしまう時間がすぎてゆく。そういえば何もしないために来たんだっけ…、脳みそを空っぽにする湯だ。いつの間にか軽く1時間はいける。部屋に戻っても体はそんなに疲れていないから、また行くことになる。回数は少ないが、合計時間は相当長くなる仕掛けだ。①到着時、②夕刻、③夜、④早朝の計4回入れば4時間。ぐーたら人間の天国で、穴場だから教えたくない秘湯の一つだ。初級の方は法師温泉に、中級入門希望の方は貝掛温泉へ。(旅館から一銭も頂いていませんが個人的に推薦します) -4-では苗場山にハイキング。


温泉概略データ:源泉量:400-700リットル/分、36度、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(弱アルカリ性低張性温泉)、無色透明・まろやか、黄色透明、pH=8.0、蒸発残留物=2285mg/l、メタホウ酸:24 mg/l、内風呂男女各2(温湯,熱湯)、露天風呂3(男2,女1)。

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