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塩原温泉・柏屋旅館の雷ていの湯-1-


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渓谷に沿って貸切露天風呂を多く有し一番人気は雷ていの湯。湯船の眼前に美しすぎる渓谷が広がり、自然と一体になれる感動もの。
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第43章 塩原温泉・柏屋旅館の雷ていの湯-1-
English Information

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43.1 はじめに


 柏屋旅館には7つの貸切露天風呂がある。雷ていの湯、桐の湯、緑の湯、かわせみの湯、かもしかの湯、雄飛の湯、川岸の湯である。一番有名なのは川岸の湯だったが、震災で休止中、また、みどりの湯も今回は休止中だった。

 残りは五カ所。これらの特長ある露天風呂に興味が湧き宿泊したが、中でもオススメは「雷ていの湯」と「雄飛(ゆうひ)の湯」である。これは間違いなく秘湯である。「日本秘湯を守る会」の宿ではないが露天風呂は秘湯だと思う。

 本題に入る前に。2011年3月11日の大地震により、東北の多くの観光地が地盤沈下している。塩原温泉は風評被害で訪れる客がめっきり減っている。

 旅館やホテルはお客の数で収入が決まるから、客足が遠のけば経営は苦境に立つ。お客のために設備更新をしようにも採算が取れないから投資できない、するとお客はますます遠のくという悪循環に陥ってしまう。

 そのような、設備投資が出来ない中で、貸切露天風呂を特長にしているのが塩原温泉・塩の湯の柏屋旅館だ。部屋数は20室程あるが、現在は規模を縮小して営業している。半分程度だろう。

 この規模は、家族経営、つまり他人に頼らずに自前で経営可能な規模だ。多くの秘湯がこの範疇にあるように。そのため、家族経営のつつましさがほのぼのとする宿だ。外観はホテル風で部屋は広い。入口側に和室、窓際にベッドがあるという不思議な構成だ。

 部屋はすべて渓谷側に面しているから、眺めは抜群だ。ただ、ホテル内部のテイストは学生寮といった感じがするし、設備修復や改良はこれからの課題だ。その点についてはここではふれず、貸切露天風呂に特化して紹介したい。

 塩の湯は塩原温泉の国道400号線から、県道56号線(八方ヶ原経由矢板市方面)に左折してすぐである。塩原温泉の中心街なら引けてしまう所だが、少し離れた一軒宿風情は秘湯らしさにつながる。
 
42.2 エントランス

・ 外観:塩原温泉の川は箒川であるが、その支流の鹿股川沿いの斜面に建つ。前の道路はやや狭く、敷地も狭いのでホテルは平たい建物になっている。
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・5階建てだが、地上4階、地下一階だ。
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・ エントランス:「本館は源泉掛け流しです」との張り紙がある。これが、柏屋の主張を象徴している。選択と集中をした結果、今のアドバンテージはこれである。
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・ ロビーは普通のロビーだ。渓谷側に面しているので、対岸の山が迫っていて借景である。
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43.3 雷ていの湯

 一番人気はここだと聞いていたので期待を膨らませて、宿に着くなりすぐに行った。部屋の鍵を預けて、露天風呂の鍵をもらって出向く。すべてが貸し切り制だ。

・ ホテルの地下一階から外に出て、数十段の階段をどんどん降りて行く。歩いて行く露天風呂が特に好みなので好印象だ。階段を下ると登りが疲れると思う人が多いだろうが、全然気にならない。
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・ 川が見えてきた。青い色が印象的だ。
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・ 露天風呂に曲がる前に木戸があって入口(写真左手)には鍵が掛けてある。
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・ 細い道をほんの15m進む。
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・ 葉は秋の始まりを告げようとしている。虫食いの葉も素敵だ。こんなものを美しいと思うのは日本人の遺伝子だ。西洋人はこんな写真は撮らない。
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・ 左手にはすぐそこに鹿股川が流れている。下流を見る。左端の小さな青い屋根が「川岸の湯」だろう(休止中)。(明賀屋さんかも)
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・ 水の色が温泉の色をしている。上流から温泉成分が流れているのではないだろうか。
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・ 湯宿に到着だ。斜面ぎりぎりにやっと建っている佇まいがいい。
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・ 中に入ると突然この風景が広がる。ここで絶句!豊かな湯船、目の前の渓谷、青い水、白いしぶき、茶色の岩、両岸からせり出した樹木、すべてが完璧だ。来てよかった。
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・ ゆっくりと湯船に入る。やや熱めなのは源泉が55℃程あるからだ。加水・加温一切なし源泉掛け流しだ。味は塩味で鉄分もある。茶系の微粒子が混じっているので濁り湯だ。
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・ すぐ下の流れがとてつもなく美しい。箒川はホテルと旅館だらけだが、この支流の上流には何もないから美しいのだ。
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・ 渓谷を見る。渓流沿いの露天風呂は誰しも好きだが、ここは一級品だ。
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・ さて、湯船にもたれて川を見る。溢れるお湯に空とそれを覆う森が映る。
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・ ほとんどそれが目的にもなっているワインを一杯用意した。時には焼酎だが、夏はビールだ。グラスは必ずプラスチック製にしている。ちびりちびりやりながらまったりと過ごす。う〜ん、生きてるうちに来ることが出来てよかった、と思う一時だ。この露天風呂で感動しない人はいない!
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 他にも沢山の源泉掛け流しの貸切露天風呂がある。-2-では桐の湯、かわせみの湯、かもしかの湯、雄飛の湯を紹介する。いずれも貸切露天風呂だ。


温泉概略データ:源泉量:290リットル/分、55.8度、ナトリウム・塩化物強塩泉/食塩泉/ナトリウム・カルシウム塩化物泉、無色透明・無臭・微塩味、pH=6.0、蒸発残留物=4339mg/ℓ、内風呂男1女2、露天風呂7(現在は5カ所のみ運用)。1.5km上流の源泉から引湯し、ホテル前の道路側溝にある桝でお隣の明賀屋本館さんと分けている。
・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
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