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箱根塔ノ沢温泉・福住楼の丸風呂-1-


明治時代創業の純和風老舗旅館である。歴史を感じさせる造作がすばらしい。これぞ日本の宿だ。
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第47章 箱根塔ノ沢温泉・福住楼の丸風呂-1-
English Information

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47.1はじめに

 お気づきかもしれないが、当ブログではこれまで草津とか熱海などメジャーな温泉街の宿はほとんどレポートしていない。「秘湯」に行きたい気持ちが強く、温泉街にはあまり引かれないから。でも、そのうちに由緒ある和風の旅館をレポートしたいと思っていた。今回は、冬に雪の心配のない箱根塔ノ沢の福住楼にした。ここは、日本在住の外国の(日本ひいきの)知人が「とてもよかった」と言っていたので、一度訪ねてみたかった宿だからだ。
 箱根湯本は東京から電車で近く便利な温泉だ。その場合、国道一号線沿いの箱根湯本駅で下車する。温泉街は道一本離れた旧東海道筋に宿が集中している。そこから、国道一号線をほんの少し登ったところが塔ノ沢だ。徒歩なら15分程度、箱根登山鉄道なら一駅、車ならあっけなく到着する。

 福住楼は1890年(明治23年)に創業された。洪水で被害を受け、1910年に現在の宿に移った。数寄屋造りの多棟式と言われる木造三階建ての「登録有形文化財」である。東京から近いせいか、著名な文人の宿としても知られている。部屋数は17ですべてが異なった造りだ。各部屋の特長は部屋備え付けの案内に書いてある。

47.2 エントランス

 百聞は一見にしかずで、早速、福住楼を訪ねよう。
・早川にかかる橋から見た夕刻の福住楼全景、灯がともるこの時間帯が一番、情緒がある。
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・玄関は国道一号のすぐ横だ。2枚
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・ 入口の上に架かる看板と彫刻。鳥は鳳凰だろうか?精悍な顔つきの立派な彫刻だ。2枚
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・ 玄関内側の天井にある照明。デザインが斬新だ。
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・ 玄関にある板製の屏風のデザイン。楽しい絵柄だ。鳥獣戯画のいにしえからウサギは日本人の友達だ。
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・ 古い字体の「福住楼」
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・ 「登録有形文化財」のプレートが架かっている。
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47.3 館内

一般的に和風建築の中は暗いく、照明で浮かび上がるすべてが美しい。おそらく、当時はまだ貴重だったガラスが多用され、外の灯りがふんだんにいるようになっている。

・照明と木で照らされた廊下と開放的なガラス戸が、古い日本旅館の佇まいだ。3枚
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・所々に中庭がある。本当に小さな庭だ。福住楼の立地は国道と早川の間の限られたペースにあるため、いかんせん広大な庭は望めない。そのため、中庭を充実させたのだろう。
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・ 磨き抜かれた廊下がとても印象的だ。木はとにかく経過した時間を物語る。石もそうだが、使われているうちに少しずつすり減っていくのだ。
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・ 二階からの風景。外をみると内庭を見る構図になる。どこも和風建築だ。部屋によっては川沿いなら、もっと別な風景だろう。3枚
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・ ここは三階の部屋の窓際だ。必ず置かれている椅子とテーブル。
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・ これは館内で見かけた洗い場。タイルがなかなかモダンだ。
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 古い建築で思い出すのは妙見温泉・おりはし旅館伊豆の湯が島温泉・湯本館だ。磨き抜かれた廊下、その廊下を歩くとギシギシと少し音がするところ、ガラス窓、和風の佇まい、これらのテイストが似ている。同じ年代に建てられた建築物の特長だ。アンドレ・マルローは和歌山県の湯の峰温泉・あづまやを訪ねて「これぞ日本の宿」と賞賛したというが、福住楼も同格だと思う。昔の家屋、その佇まい、何か自分の古い記憶をたどるような錯覚に陥る。

 宿の中は廊下ですべてつながっているが、多棟式という複数の家屋群になっているので、一つの家屋毎にプライバシーが保たれているようだ。あまり人に会わないのだ。しかし、実は部屋には鍵がない(内鍵はあるが普外ら掛ける鍵はない)。仲居さんいわく「トラブルはありませんので、貴重品だけは金庫にどうぞ」とのことだった。自信の程が伺われる。これは、日本でなければ絶対ありえないことだ。海外で鍵のないホテルなどはアリエナイ。それに、部屋にはトイレ、風呂、洗面所などの水回りがない。これは、湿気を防ぐために当初から設けていなかったそうだ。私はトイレなしの部屋に泊まることはよくあるし気にならない。温泉が良ければそれで満足だから。-2-ではお目当ての感動の丸風呂を紹介します。


福住楼
温泉概略データ:源泉量:不明、62.9℃、アルカリ性単純温泉、pH=8.9、蒸発残留物=740mg/ℓ、内風呂男女各1、貸切風呂1。
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