2017 10 << 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 2017 12

岩地温泉・かいとく丸と西伊豆紀行-1-


西伊豆岩地温泉は小さな湾を囲む典型的な海辺の集落だ。青い海を遠景にして細い路地が入り組み、和風コートダジュールと言われる。
ブログの全体メニューに戻る(→Top page)

第48章 岩地温泉・かいとく丸と西伊豆紀行-1-
English Information

DSC07989_convert_20130216155730.jpg

48.1はじめに

 秘湯というものは山奥の一軒家であるべし、という固定観念がある。さらに言えば、冬なら雪に閉ざされた宿なら一層おこもり感がある。今回は、逆にいつかは訪ねたかった海辺の秘湯を訪ねた。海辺の宿は夏は海水浴で渋滞するが、冬は海の味覚が凝縮された魚介類が堪能できる。そこで、料理のうまい日本三大民宿の一つと言われ、和製オーベルジュとも形容される西伊豆松崎町・岩地温泉の民宿「かいとく丸」を訪ねた(「日本秘湯を守る会」ではない)。

 西伊豆は伊豆半島の西側を指し、目の前が駿河湾だ。伊豆半島・国道136号線の海岸沿いから望む富士山が四季折々の姿がすばらしい。海は思っていた以上に透明だ。旅を終えて思ったことは、実は秘湯紀行の中での今回のテーマは「海の発見」だった。秘湯そのものよりも、その旅の紀行について綴っていきたい。

48.2 岩地温泉・かいとく丸へ

 伊豆半島の南部に行くには、沼津経由で国道136号線をひたすら南下する。土日や休日は渋滞がある。中伊豆、修繕時を過ぎて右折して土肥峠(船原トンネル)を越えて駿河湾に降りると土肥(とい)温泉だ。土肥温泉は金鉱山で有名で、砂金採り体験も出来る(830円)。金の好きな海外の方がバスでいらっしゃった。

 ここを過ぎ、右手に海を見ながら海岸を南下して行く。途中、左手の岡の上には高級温泉で有名な「富嶽群青」が見える。さらに南下すること約1時間で堂が島に到着する。

・ 堂が島から見た海:かなり青い。
DSC07714_convert_20130216154956.jpg

・ 遊覧船の船着き場:明日楽しむつもりで写真のみ。
DSC07721_convert_20130216155023.jpg

・ 海は透明だ
DSC07719_convert_20130216155043.jpg


堂が島を過ぎるとすぐに松崎町だ。松崎町は初日は通り過ぎ、翌日来ることにしていたし、話はいろいろあるので取っておくことに。

・ 松崎町を過ぎて振り返る。山々が海の近くまで迫っていて、至る所に漁港に適した湾が続いて行く。この辺りは和風コートダジュールとも言われているが、ちょっと見ではそんな感じはしない。
DSC07722_convert_20130216155104.jpg

・ほどなく岩地(いわち)に着く。ここは岩地温泉でもある。
DSC07725_convert_20130216155128.jpg

・ 湾の奥から見るとこんな感じだ。
DSC07954_convert_20130216155153.jpg

・ かいとく丸の宿の中に貼ってあった写真だ。小さな湾、透明で青い海、右には小さな棚田も見える。かいとく丸は街の中にある。
DSC07905_convert_20130216155216.jpg

・ 道順にしたがって下ると民宿かいとく丸を発見した。手前の建物二階は黒く、奥の方は3階建ての白い建物だ。
DSC07726_convert_20130216155613.jpg

・ この辺りは民宿だらけで、識別するために名前が大きく書いてある。
DSC07737_convert_20130216155637.jpg

DSC07736_convert_20130216155703.jpg

・ 宿の一階は昭和初期風の古い建物のように見える。
DSC07733_convert_20130216155754.jpg

・ 虫の食った跡、私の育った家の縁側も同じだった。
DSC07732_convert_20130216155818.jpg

・ 廊下も年輪を感じさせる。いい味だ。
DSC07727_convert_20130216155841.jpg

DSC07730_convert_20130216155907.jpg

・ 中は準備中で人影はない。静かな空間のようだ。期待が膨らむ。
DSC07729_convert_20130216155932.jpg

・ 庭にはアワビの貝殻が。伊勢エビの甲羅はない。
DSC07734_convert_20130216155957.jpg


48.3 岩地の町を散策

 さて、訪れたのは2月上旬の連休。当日朝には女将から電話をいただき「連休は混むのでお早めに」とアドバイスを受ける。もとより、そのつもりで出て来たので早めに到着した。そこで、町に散策に出かけた。(連休のポイントは早めに都会を出るに限る)

・ この集落は細い路地が入り組んでいるが迷子にはならない、というのは、道は必ず山から海に向かっているのだ。このあたりの雰囲気がスペインの地中海沿いの町の路地を確かに思い出す風景だ。所々にあるのは山から流れてきた水の筋だ。すべてが山から海へ続く。
DSC07900_convert_20130216155303.jpg


DSC07766_convert_20130216155238.jpg
DSC07902_convert_20130216155323.jpg

DSC07904_convert_20130216155349.jpg


・ 神社を発見、「諸石神社」という。船出する男衆の無事帰還を祈った神社だ。日本中、港町には必ずあるのが神社だ。家族、そして家族を支える人の安全を心から祈った場所だ。
DSC07769_convert_20130216155414.jpg

DSC07767_convert_20130216155438.jpg

DSC07770_convert_20130216155524.jpg

・ なぜか階段が朱色だ。(玉砂利は海の色の青い伊豆石であった)
DSC07772_convert_20130216155500.jpg

・ 石は苔むしている。
DSC07775_convert_20130216155549.jpg

・ お地蔵さんもいらっしゃった。赤いウェアが鮮烈だ。
DSC07761_convert_20130216160047.jpg

・ 微笑む姿がいとおしい。癒される笑顔…
DSC07762_convert_20130216160109.jpg

・移動販売車がやってきた。実は街中にはお店を見かけなかったので気になっていた。早速イチゴを買った。
DSC07899_convert_20130216160141.jpg

 さて、町の海岸に向かう。小さな湾があるだけだが、ここは天然の入り江になっている。

・空が少し晴れてきたようだ。湾の対岸にある岸壁がフィリピンのエルニドのミニチュアのようにも見える。見ようによっては、ちょっとしたリゾート地だ。岩地町全部を静かなリゾート地に改造したら、日本屈指の海浜リゾートになるだろう。
DSC07765_convert_20130216160207.jpg

・海岸沿いには民宿だけが並んでいる。夏期限定の海水浴民宿のようで夏はさぞや混むに違いない。
DSC07754_convert_20130216160233.jpg

・先程の街の水筋の終末が海岸を刻んでいた。よく見る風景だが、ミニチュアのグランドキャニオンだ。水は必ず海か空へ帰るものだ。
DSC07760_convert_20130216160301.jpg

・取り残された砂と光る水。幸福な風景だ。
DSC07758_convert_20130216160332.jpg

・岩には海苔が付いている。海は透明でおだやかだった。通りがかりの地元の方が教えてくれたが、夏の海はもっと綺麗だそうだ。すごいところだ。
DSC07748_convert_20130216160406.jpg

DSC07751_convert_20130216160515.jpg

 小さな集落に民宿「かいとく丸」はあった。静かな集落に人影はまばらだが、出会った方々からは話しかけて頂き、逆に色々なことを聞くことが出来た。ここは人々もフランクだ。豊かな土地だからだと思う。この岩地温泉では民宿も温泉を引いているが、宿泊客は多くはなさそうだ。出会う人は少ない。

 しかし、とてもほっとする海辺の街だ。時間が止まっている。都会の人はここで暮らすことは出来ないだろうが、ここで生まれ生きる人々はこれが世界だ。豊かな自然に囲まれている。-2-では港の先で海を発見した様子を伝える。(かいとく丸に到着するのはその次に)


かいとく丸
温泉概略データ:源泉量:不明ℓ/分強、55.7℃、カルシウム・ナトリウムー塩化物泉、pH=7.4、蒸発残留物=12380mg/ℓ、貸切内風呂2
・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。
ブログの全体メニューに戻る

FC2 Blog Ranking


にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 秘湯・野湯へ にほんブログ村
人気ブログランキングへ
旅休ドットコム・ブログナビゲーター
相互リンク募集・リンク集
関連記事
.19 2013 温泉 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://onsen6688.blog.fc2.com/tb.php/170-ccf7ea0e