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美ヶ原温泉・すぎもとの矜持-2-


客室には中庭に面した屋外開放の通路そってゆく。この中庭が実にすばらしい石庭だ。小さいが一つの宇宙を描こうとした感じがする。
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第49章 美ヶ原温泉・すぎもとの矜持-2-
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49.3 中庭の世界

 ロビーの先は通路と客室と相場は決まっている、はずだ。ところが、ドアを開けると、底は中庭だった。庭であってかつ部屋への屋外の通路になっている。

・ ロビーから外へ出るドア。
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・ 一歩出ると右手に椅子と石像がある。
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・ この石像が愛らしい。仲むずましい姿は「人類の基本は愛だ」と言っているようだ。松本は道祖神でも有名だがそんな雰囲気だ。小さなひな人形が飾ってある。
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・ 行く手には石庭が広がる。
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・ 横になれるチェアがセンスよく並べられていて、左手が石庭だ。
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・ 夜は一層風情が増す。
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 この中庭は有名な小口基實(もとみ)氏の作品だ。狭い空間に宇宙を描くといったら大げさだが、そんな意思が感じられる。本当に狭いのだが、実に広く感じる。

・ 横にはスパークリングワイン、ビールなどが添えられている。冬だと手が出にくいが、それでもビールを頂いた。風呂上がりの一杯は冬でもうまいもの。
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・ おひな様の飾りも。
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・ 足湯があったがたまたま水温が低かった。右に、小縄で結んだ石、つまり関守石(せきもりいし)が見える。ここから先は遠慮してね、という茶道の作法だ。
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・ 腰掛けてくつろぐ 
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 通路は仕切りや壁はないから、寒い冬、暑い夏、さわやかな春秋、いつも季節を感じるようにしむけられている。これは仙仁温泉と同じだ。私はこれが好きだ。部屋はいつも適温にしてくつろげるようにしてあるから、寒いときはその寒さを外で感じることが大事だ。生きている感じがするからだ。我々は空調の聞いたオフィスの中に生きているのではなく、自然とともにあるということを実感させてくれる。

・ 石庭には大抵、中央に岩があるものだ。関守石も見える。
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・ 水鉢があるが中は凍っていた。
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・ 水の落ちる所だけが溶けている。冬の佇まいだ。
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この庭を造った意図は、もちろん狭い空間を広く感じさせるだけでなく、なおかつ自然そのままを感じて欲しいという館主のたくらみだ。なかなかやるものだと、ちょっと感動してしまった。-3-で部屋と館内を紹介。


すぎもと
温泉概略データ:掛け流しで温度調整のための加温あり。源泉量:88.5ℓ/分強、40℃、アルカリ性単純温泉、pH=8.7、成分総計=416mg/ℓ、内風呂、露天風呂が男女各1、貸切風呂1。
・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
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