2017 08 << 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 2017 10

清津温泉・清津館の発見-2-


内風呂はやや熱めだがアルカリ性なのにきっちりした硫黄臭でお肌つるつるだ。館内は美術品がさりげなく。そしてこの日は国定忠次が登場。
ブログの全体メニューに戻る


第56章 清津温泉・清津館の発見-2- 
English Information

56.4 館内の美術品

 どこの旅館にも多かれ少なかれあるのが展示品だ。この宿は相当な美術品が眠っているのかもしれないと思った。

・ 2階の通路にあつらえられた工芸品。中央の象牙の彫り物は、何かしら台北や北京の博物館で見た工芸品のようなすばらしさだ。ほかのものも高価そうだが素人にはわからない。
DSC01605_convert_20130708204706.jpg

・ 3階にある藤田嗣治(レオナール・フジタ:丸い眼鏡でチョビひげの方)作の裸婦の絵、女将いわく、これは間違いなくホンモノです、本人が描いていったものですから、とのこと。
DSC01615_convert_20130709060407.jpg

・ 絵は省略するが、セザンヌの絵が!!
DSC01616_convert_20130709060447.jpg

・ ほんものの棟方志功だ。
DSC01614_convert_20130708204957.jpg

・ さて、極めつけは東山魁夷だ。
DSC01607_convert_20130708204758.jpg

DSC01608_convert_20130709075306.jpg


 この魁夷はホンモノではないでしょうか?と恐る恐る女将に聞くと、「そうですよね〜"何でも鑑定団"にでも出せばわかるんでしょうけどね…」とのご返事。実は祖父に当たる桑原清吉さんは絵が好きで信仰心の篤い方だったと聞いているので、ホンモノだと私は思いました。清津峡が三大峡谷として名を馳せていたころに、収集されたのではないだろうか。

56.5 内風呂

 内風呂は男女各一つだ。熱め(源泉は46.5℃)で透明なお湯が注がれている。硫黄臭がきっちりとしていて温泉!!という感じだ。アルカリ性で滑らかな湯でお肌がつるつるになる。こんな山の中に、火山もないのに不思議な湯だ。

・ 男性用の内風呂2枚
DSC01430_convert_20130709060524.jpg

DSC01431_convert_20130709060607.jpg

・ 湯口
DSC01432_convert_20130709060655.jpg

・ 透明な湯だ。2枚
DSC01433_convert_20130709060729.jpg

DSC01434_convert_20130709060800.jpg

例によって食事前と深夜に入湯した。体を洗い、かけ湯をして入るが最初は熱いが、体を沈めると何ともない、温泉のいい所だ。自宅の水道水の湯船とは明らかに違う効能。

56.6 国定忠次

 2013年6月29日午後に宿に着いた時、その日に喜楽大衆劇団というボランティア劇団の演劇が清津館で上演されることを知った。3時から第一部として舞踊・ショー、その後、隣町の十日町中里芸能協会の方々の舞踊があり、4時半からは国定忠次だ。観劇されていたのは、近隣の妙齢の方々だ。およそ100人の大所帯で続々と見えられた。出し物は「お芝居人情時代劇 国定忠次 山形屋ゆすりの場 全三幕」。前後にお風呂につかったりでまったりと過ごされていた。

 この喜楽大衆劇団はプロではないが座長・喜楽千太郎率いる劇団(東京)で、大震災の時には無償で東北に出張されたり、今回も、慰安旅行のついでにここでボランティア活動をされたと聞いた。小道具も大道具も照明もあり本格的な劇団だ。イケメンと美女の集団だ。福生市を拠点に10年以上活動されていて市民に愛されている。座長の千太郎さんは実は御年79歳とか?

 出し物を要約すると、娘を山形屋に50両で身売りせざるを得なかったお百姓さんが、50両を山形屋に取られてしまう。それを知った忠治が山形屋に乗り込み、機転を聞かせて取り戻す。帰路に襲ってきた山形屋をやっつける、という筋だ。
 
・ 今日の出し物の張り紙
DSC01604_convert_20130709060829.jpg

・ 最初の演芸会の様子:100畳の大広間が満席だ。
DSC01521_convert_20130709060855.jpg

・ 忠治演じるお百姓さんが山形屋とかけひき。
DSC01522_convert_20130709060948.jpg

・ 扮装を解いて忠治現わる。
DSC01523_convert_20130709061013.jpg

・ 山形屋、平身低頭〜。忠治がなんだかんだと機転を利かせて50両を取り戻す。
DSC01524_convert_20130709061118.jpg

・ だまし取られた50両をお百姓さんに戻す。よかったね!
DSC01525_convert_20130709061140.jpg

・ 気が済まない山形屋と差し向かえる(やっぱりきたか)。
DSC01529_convert_20130709061206.jpg

・ が、忠治は強い!(当然だ!) 一軒落着
DSC01531_convert_20130709061344.jpg DSC01532_convert_20130709061409.jpg

・ また旅に出る。ハクシュー!!
DSC01533_convert_20130709061442.jpg

・ 最後のご挨拶、再度大きな拍手!有り難うございます。演じる方も見た方も満足!ここまで全部が出し物だ。
DSC01535_convert_20130709061509.jpg

 国定忠次の痛快さは、いつの世にもいる悪いヤツラ(大体が悪代官や悪徳商人)を、知恵と度胸と腕で懲らしめる勧善懲悪のストーリーにある。深刻な芸術ではないから、安心して見られる展開で、誰しも最後に拍手をする。私たち日本人だからネ。皆さんの邪魔にならないように後ろに座ってチビリチビリやりながら観劇させていただいた(宿泊客はただでした)。タイムスリップした感じがとてもよかった。

 座長さんが最後の挨拶で「喜楽大衆劇団を忘れないでね〜」とおっしゃった。営利集団ではないから忘れても覚えていてもいかもしれないが、劇団も見る人も高齢化している中でいつまでできるだろうか…という気持ちが伝わってきて、少しジンときてしまった。感謝!喜楽大衆劇団さん、有り難うございます。さて、-3-では貸切露天風呂へ直行。


清津館・温泉概略データ 源泉量(薬師の湯):54ℓ/分、48.5℃(内湯42〜44度)、pH 9.2、小出2号線は39℃。12ℓ/分、pH9.2、含硫黄−ナトリウム・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)、蒸発残留物680mg/kg、内風呂:男女各1、貸切露天風呂貸切1。
・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。
ブログの全体メニューに戻る
にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ にほんブログ村
人気ブログランキングへ
旅休ドットコム・ブログナビゲーター
相互リンク募集・リンク集
関連記事
.02 2013 温泉 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://onsen6688.blog.fc2.com/tb.php/229-c013280a