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上の湯・銀婚湯の感服 -3-

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内湯と露天風呂、散策路について紹介します。

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第10章 上の湯・銀婚湯の感服 -3-

10.10 「渓流の湯」と二つの露天風呂

 露天風呂以外について紹介したい。まず、男湯の内湯「渓流の湯」。

・ 「渓流の湯」:長さは15メートルほどあろうか、渓流に見立てて岩が両側に配置されている。湯船の大きさに合わせてお湯はふんだんに注がれている。
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・ 露天風呂は広々としている。向こうは林である。
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・ 逆方向から見る。
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 あんどんが灯り、一層気持ちが落ち着いて湯に浸る。この露天風呂は広さがあり、しかも周囲が林に囲まれていてとても落ち着く。特に夜が風情がある。湯温もちょうど良い。長湯しそうである。
 次は、女湯の内風呂(こもれびの湯)と露天風呂であるが、内風呂は省略しその続きにはある露天風呂に向かう。
男湯と女湯とは入れ替わるので、実態としては平等である。

・ 露天風呂に行く壁にこの札がかけられていた。
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・ 入り口から露天風呂を見渡す。
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・ 露天風呂の外は川が見える。
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・ 樹々の向こうを川がゆったりと流れている。すぐそこである。
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・最近の望遠は性能が良い。
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・ 湯船には源泉が注がれている。
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・ 岩には源泉の成分が固化している。
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・ 湯船に浸かると樹々の影が水面に落ちる。
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 男湯、女湯ともに露天風呂がすばらしい。取り囲む植栽は、人工的に植えられたものであるが、川を見通せるように配置されている。林の中であり、かつ、川べりである。お湯にひたり、この風景を楽しむ。日帰り入浴のお客はこれらの風呂を楽しめるが、四つの露天風呂はできない。宿泊者には「トチノ湯」などの特製露天風呂を自由に楽しんでもらうためである。是非泊まってほしい。
 今回は一泊で9回も入湯してしまった。風呂に入るか寝てるかのどちらかという、普段あり得ない体験、満足!!

10.11 「ばったん」

 昨日、3回も往復した吊り橋を四たび渡ると、向こう岸を一周する散策路がある。

・ 林をぬって道が整備されている。
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・ こんな石のステップもある。ここの上を歩いてごらんと言われている。水が溢れる場所ではないのに、一体何のために…
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 途中に「ばったん」と呼ばれる大型の「ししおどし」があった。第五章の木賊温泉・井筒屋で「そうずからうす」を紹介したが、同じ構造をしている。ただ、臼がなく、大型の「ししおどし」である。人が映っていないので大きさがわからないが、結構大きな物である。長さは数メートル。高さは1.5メートルほど。水を受けて重みで上下動する。名前は「ばったん」と呼ばれているのは、「ばったん」という音そのものが名前になったものだろう。本来の目的は動物よけだろうが、この敷地にあえて造ったものと思われる。これも、館主の遊び心であろうか。山里の情景再現である。

・ 中央にあるのが「ばったん」。
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・ 左から沢水が注がれる。
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・ 重みで下がり水が排水されると軽くなってまた上に上がる。
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・ 石の上を大型木槌がたたき、たしかに「ばったん」と音がした。
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10.12 散策路を歩くときに目についたもの

・石と苔
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・雨に濡れた葉
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・ 落ち葉と栃の実
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・ 不思議に色づいた葉:秋と夏が混在している。
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・ 露天風呂の湯船におちていた黄葉
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・ 栃の実と落ち葉
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・きのこ達
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10.13 チーズ

 この話はおまけである。夕食に出ていたチーズが気になり、生産元を尋ねた。八雲町にある「八雲チーズ工房」である。自宅と工場が一体なっている。とても素敵な家である。なんだか北欧のたたずまいである。訪れた日はたまたま休業の日であったが、遠方から来たというので、コーヒーを例外的に淹れてくださった(普通はありませんよ)。実はこのコーヒーがまず「かなり」美味しかった。コーヒーがおいしいとチーズが負けてしまうではないか、これはただ者ではないな、と思いながら、三種のチーズを頂いた。これが濃厚であった。添加物を使わない手作りの美味しさを満喫し納得。これらをお土産にして帰路に向かった。チーズ作りの話もお土産である。
 帰宅してカチョカバロをフライパンであぶって頂いた。少し黒胡椒をふるとよい。赤ワインがすばらしくあう一品であった。

・ 自宅兼工場の「八雲チーズ工房」
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・ 中は吹き抜けになっていて窓が天上まで。開放的である。
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・たまたま頂いたコーヒーとチーズ
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・三種のチーズ(すべてが絶品!)、右上はわさび醤油。
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ここもとても感じの良いご素敵なご夫婦が経営されていた。感謝。

10.14 おわりに

 銀婚湯は、何年もかけて造っていった露天風呂、そこに向かう途中には苗から植えて何十年もかけ育てて森を育てている。「木を植えた男」ではなく「森を造った銀婚湯」である。「かつらの湯」の整然としたかつら林も、「トチニの湯」に行く時の白樺林も苗木から育てられたものである。この宿は、長い時間軸を視野に入れて進化しているといえる。つまり、お客と共に常に未来を見ている。これらのことを、館主と従業員の方々が自ら実践されている。個性的な露天風呂を造るだけなら「脱帽」であるが、その環境を、未来を見て時間をいとわずに造り出す、そこが「感服」である。

 露天風呂は、樹木が最初の主役であって、そこに露天風呂を鎮座させることで自然への畏怖を抱かせている。岩を運び、くり抜いて造った湯船、いずれも常人ではなし得ないことであり、また、営利目的でもなし得ないことである。加えて、従業員の方のかざらぬ対応、笑顔、家族的で心温まるもてなし。すべてに感服しました。

 経営資源で最も重要なのは物理的なインフラよりも、むしろ独創的な発想と挫けぬ実行力であることを改めて感じた。そして銀婚湯の目的は明らかに、営利というよりも、それを越えてゲストに感動を与えようとしているのではないだろうか。


・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
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.11 2011 温泉 comment1 trackback0

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izumi6688
yuu3様
ご訪問有り難うございます。
銀婚湯、仙仁温泉、鶴の湯などではまってしまいました。
今年の秋は、歩いてゆく秘湯に目覚めました。
来年半ばには少しセンスのいい宿もチャレンジする予定です。
北海道はいつかは3−4泊したいのですが、これからの宿題です。
yuu3さんのご推薦等について是非とも教えて頂けますと、今後の参考になります。
また、ブログかHPをやってらっしゃって、差し支えなければお知らせください。
izumi6688


> 初めまして。
> 私ども夫婦も温泉好きで あちらこちら巡っています。
> つい最近、このブログに出会い お宿の好みがピッタリで
> 行った温泉が何箇所も同じ。びっくり致しました。
> ここ、銀婚湯も 2回ほど…
> 東京からはるばる北斗星で真冬に行ったのが◎。
> 雪道をズボズボ歩いてから 温かい温泉に浸かる…格別です。
> また ちょくちょくブログ 楽しみに訪問させていただきます。
2013.11.04 13:58

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