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高湯温泉・ひげの家の開放-1-

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ひげの家の風呂では透明で新鮮な湯が白木作りの湯船に流れ落ち、そこで青白くなる。そして白木の美しさと合わさりすべてが開放的である。まず、貸切露天風呂の「星見風呂」に浸る。

第11章 高湯温泉・ひげの家の開放 -1-
2011.9.23-24

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11.1 はじめに

 「ひげの家」と聞いてもほとんどの人はなじみがないであろう。福島市から吾妻山に向かって30分程度で高湯温泉に着く。東北道からは福島西インター経由30分以内という好立地である。絶好のロケーションから察すると温泉繁華街であってもよいが、ここは、独自の温泉哲学を守り通しているまれなる秘湯である。秘湯の定義は様々だが、日本秘湯を守る会の趣旨にはまる宿である。一つの温泉文化の継承者と言える。ちょっとがんばれば、規模は小さくとも熊本県・黒川温泉に匹敵するようになる温泉資源があると思う。しかし、黒川式の方法はなじまないし、そうして欲しくない気持ちである。そこが高湯だからである。

 ひげの家は何年間か前にリニューアルしてより明るく現段風になった。というか、グローバルなテイストを持つ宿に変身しつつあるようだ。館内の作りだけでなく、露天風呂、接客などである。

11.2 エントランス

 ここは清潔感溢れる門構えが印象的である。門から玄関までほんの数メートルであるが、ここにも「ひげの家」の哲学が凝縮されている。

・ 入り口の門:色合いが明るく華やいだ印象を与える。
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・ 石畳:きっちりしている、清潔感を予感させる。
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・ 気候があってるのか管理が行き届いているのか苔が静かに威張っている。
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・ 苔と岩:かなり元気がよい。苔はあるべき場所、あるべき気候の条件でのみ元気が出る生物である。ここは居心地がきわめてよいらしい。
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・ ししおどし:音を聞くまでもなく玄関に吸い込まれるが、入り口右手の「ししおどし」に注目してほしい。
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・ 夕刻になると、灯りが灯り風情が増す。
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11.3「星見風呂」

 真っ先にお目当ての貸切露天風呂の「星見風呂」に行く。川べりにあるこじんまりとした大きさの湯である。まず、注目したいのがお湯のきれいさと湯量である。湯量が多いのでお湯は一層透明に近く、透き通っている。お湯は湯船に長く滞留すれば濁り度は高まるが、短ければ濁りは少なくなる。湯の花もふわふわとさわやかに泳いでいる。

・ 入り口の看板
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・ 入り口をあけるとこの透明な青い湯が目に飛び込んでくる。う〜ん、来た甲斐があった。
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・ 逆方向から川の方を見る。白木の美しさに注目して頂きたい。川はすぐすそばでさらに開放的に感じる。
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・ 清潔な床。きわめて快適である。(ここは寝そべるために造られたのであろうか、長湯を待つ次の人に気の毒であるが、きわめて心地よく長居してしまう)
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・ ちょっと離れて見る。風情がある。
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・ 木製の「とい」を伝って新鮮で透明なお湯が注ぎ込まれる。
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・ 湯口:さわやかな音がしている。
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・ この大きさの湯船に対して湯量は多い。
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 この青く少し白濁した透明な湯に浸る。空を見る。心のゴミ箱が空になる。時々、湯船から上がり、板の上に座る。すると仙人になる。また湯につかる。ほかでは味わえない贅沢である。感謝。あまり長居をせず、次の人に幸福のバトンを渡すことにする。
 湯温は私の体温計では41.5〜42度であろう。源泉(滝之湯:高湯26号)の温度は45-46度と聞いているので、これをそのまま供給している。この湯温は湯量で調整しているという。湯船の表面からも熱は逃げるので、外気の温度と湯量で湯温が変わる、微妙な管理がなされている。

露天風呂の周囲

・ 石の灯籠が川側にある。私だけでなく灯籠もすすきがすきらしい。
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・ 上流方向を見渡す。
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・ すすきが美しい。
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・ 横を流れる川:お湯が放流されているから白く濁っている。
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 日本の露天風呂の造作には大きく3つのパターンがある。内湯続きで宿の建物の一部になっているもの、これは大型旅館に多い。次は、庭作りの専門家が設計した庭園型露天風呂である。楓などの落葉樹に加えて常緑樹を配置したもの、このタイプの宿には雑草やすすきはない。最後が自然一体型、元々そこにあった樹木を生かし、すすきや雑草が周りに自然に生えているもの、秘湯にはこのタイプが多い。ひげの家は最後のタイプである。もちろん、これが好きである。

 さて「星見風呂」と言うからには、館主が夜の星を見ることを薦めたいからであるに違いない。宿泊した日は三日月で月明かりは控えめであった。深夜に湯船に浸り空を見上げると、そこに満天の星が見えた。電気を消すと一層迫力があった。目の前にオリオン座が鎮座している。真っ暗な露天風呂に浸かり星空を仰ぐ。なんという贅沢であろうか。-2-では「月見風呂」を楽しむ。


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