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大沢山温泉・大沢館の風格-1-


堂々たる風格の古城のような建物だ。宿の両翼に突き出した湯宿がある。たった30年しか経っていないが、すでに民藝の域に達している。
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第60章 大沢山温泉・大沢館の風格-1- 

60.1 はじめに

 JRで行けば上野から1時間半で越後湯沢、上越線に乗り換えて12分で大沢駅、ここからタクシーで10分程度で着く。行く気になればすぐにいける至便の温泉だ。冬季は雪のない東京から一気に雪国の街へとスリップできる。下の写真は、魚沼市のごく平凡な風景だ。米が実り、人家が点在し山が迫る、それが美しい。
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 ところで、大沢駅の一つ新潟寄りが塩沢駅だ。ここは三国街道・塩沢宿・牧之(まきし)通りが近い。牧之通りは国、県の補助を得て昔ながらの街並を再現したもので。黒塗りの古民家、酒屋、雑貨屋さんなどを道の両脇に抱え、雪国ならではの雁木(がんぎ)通りになっている。雁木とは中学校で習ったと思うが、雪国の街で道の両脇に雪よけに作られた低めのアーケードのことである。こんな街並を再現し、歴史を保存しつつ観光客も誘致するのがねらいだ。「日本でもっとも美しい村」同様、古里に愛着とプライドを持つことそのものが観光資源となる。これは一挙両得の施策だ。子供じみた発想かもしれないが極論すれば日本中がこんな風になればいいと思う。良く言われるが、日本はどこの街に行ってもどこだかわからない、特徴のない国になってしまった。今や日本はハイテク国家であるが、歴史と伝統もしっかり残す国、そして温泉天国をアピールする時代になれないかとと願っている。本ブログはそこのところに、ほんの少しだけでも貢献できればうれしい。

60.2 塩沢宿・牧之(ぼくし)通り

 大沢駅にほど近い塩沢の塩沢宿・牧之通りを訪ねた。

・ 通りの両脇に昔ながらの街並を再現している。
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・ 雁木は冬をよけて通路を確保する為のものだが夏は日差しを遮る役目もしている。これは有り難い。今日も猛暑でかなりの熱さだ。酒屋(高田屋)で焼酎を買った。私の好きな米焼酎でしかもアルコール度が高い。これはロックでうまいのだ。夏はしびれます。
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60.3 大沢館へ

 JR上越線大沢駅(魚沼市)から塩の又方面(五日町)に向かう道(県道76号線)は峠に向かって登っている。大沢山温泉は4軒の宿がある。この中で幽谷荘が元湯で他の3軒は引き湯している。上越国際スキー場大沢ゲレンデに近く、スキーシーズンには一層にぎわう。その中腹のカーブを曲がりつつ昇る道路の左手に突然、山城のような堂々たる風格の宿が目に飛び込む。
 
・ 斜面の石垣の上に造られていて威風堂々、お城のようにも見える。
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・ 左手にある、突き出た建物が内湯だ。
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・ 館内あった全体の見取り図(前の写真とは反対側の玄関側から見たもの)
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・ 入口では狛犬がお出迎え(真新しい)。
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・ 入口の建物はかなり立派なものだ。飄々と歩いている方は館主です。
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・ 夜はこんな感じ。
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・ 外を散歩する。まず玄関の左手に回り込む。 かまどが二つ。釜は右に置かれているが左側で炊かれていると思う(煙の後)。
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・ 建物は石垣の上にあり、壮麗な感じさえする。石垣があるのは豪雪をさける為もあると思う。
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60.4 玄関でサプライズが始まる

・ 入口の建物を入ると通路が玄関に続いている。心落ち着く空間だ。
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・ 入口の建物の中の左手に「焼き芋」が用意してあった。これは他のブログでもよく紹介されているが、夏の暑いときにはあるのかな、と思っていたが、ありました。蓋をあけると、ホクホクの焼き芋から、あの香ばしい匂いが鼻に登ってくる。こりゃたまりません。しかも、大きさが程よい大きさに切って食べやすくしてある。さっそく頂きました。あ〜焼酎も呑みたいナ。
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・ 玄関に到着(2階から撮った写真)。左上に石の風呂?があるのがわかりますか。
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・ 冷水が流れ込みキュウリ、トマトが沢山浮かんでいる。おいしそうだ。石の風呂?なのは冷水が常に注がれているので冷えたままというメリットがある。
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・ よく見ると桃が隠れていました。桃ははっきり言って高価です、しかもうまい。最初の発見者の特典として一つ頂きました。
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・ キュウリ等を食べる為の味噌と塩。ご配慮感謝。
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・ スイカが氷の上に置かれていた。これもうれしい。
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・ 生け花が到着寺に新しく活けかえられていた。みずみずしい。
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・ 玄関の上にある提灯。
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 さて、この顧客満足度を高めるサービス、これ以外も紹介して行くがこんなサービスは見たことがない。すべてがタダなのだから。日本人はタダには弱い。これは宿代でまかなわれているとしても、自由に新鮮な野菜や果物をいただける。なぜ、こんなサービスをするのだろうか。多分、新鮮な地のものを賞味してもらうだけでなく、驚きも与えたいと考えているのではないだろう。大沢館と言えばアレだよね、という特長だ。キュウリやトマトをかじりながら、焼き芋を口に含みながら、幸せな気持ちになるのだ。-2-では早速、館内に入る。


大沢館・源泉概略データ:大沢温泉から引湯している。ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性低温泉)、28℃、pH8.5、成分合計1489mg/kg、内風呂:男女各1、半露天風呂男女各1。

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.25 2013 温泉 comment3 trackback0

comment

はたぼー
過去に2回、予約の電話を入れたのですが、いずれも満室で予約とれなかったんですよね~。
これからの時期、新米が出て、おいしいごはんが食べれそうですね♪

村ポチ☆
2013.09.25 20:48
うひひの日。
日本人はサービスがタダだという感覚が染み込んでますよね~。
それにしてもこちらは大盤振る舞いですね♪
ゲストとしては嬉しい限り( ´∀`)
素敵なお宿ですね。
2013.09.26 12:57
izumi6688
日本人ならずともタダが好きなのは世界中どこでも同じと思います。
ただ、タダでお客をつる相手の方々も日本は多いのではないでしょうか、
そんな中で、大沢館は気持ちが通じていると思いました。
お客をつりたいのではなく、館主はお客に満足して欲しい一心だと感じました。
2013.09.26 21:37

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