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奥鬼怒・日光澤温泉の源泉滲み出し-3-

露天風呂は硫黄臭白濁の湯と透明湯の2つの泉質を楽しめる。白濁の湯は湯船の周辺が源泉である。これは豪華だ。
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第62章 奥鬼怒・日光澤温泉の源泉滲み出し-3-
Chapter 62, Section 3 : Tochigi prefecture okukine onsen nikkousawa onsen 
English another Information : Nikkousawa Onsen

62.4 野天風呂 (Outdoor hotsprings)

 野天風呂は二つある。下の湯と上の湯だ。下の湯は白濁硫黄臭、上の湯は透明だ。ついつい比較してしまうのが、白濁の加仁湯と、透明の八丁の湯の両方を味わえる!ということ。宿の特長を表す言葉として、館主と廊下に象徴的に現れている「清々しさ」を挙げようかとも思ったが、今回「源泉滲み出し」と奇妙な名前にしたのにはワケがある。あまりレポートされていないが、日光澤の真骨頂は源泉滲み出しにあるのではないかと思いたった。その話は、ほんの少し長くなる。今回は野天風呂について紹介したい。

・ ここは下の湯。いきなりこの湯が目に飛び込む。
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・ チェックインは午後1時から。少し過ぎて到着したのでお日様は真上近くから降り注いでいる。
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・ 今年(2013)は富士山が世界遺産に登録。何でも富士山に見えてしまう。今年だけかも。
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・ 上から見た湯船、二つに仕切られている。
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・ 後ろを振り返る。実はここが内風呂、次回紹介します。
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・ 源泉の注ぎ口、透明な湯だ。
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・ 網に覆われてよく見えないが、実は奥の方が源泉のわき出し口だ。湧き出しというよりちょろちょろと出ていて、滲み出しに近い量に見える。しかし、下の方に小さなパイプが二本、ここからも源泉が出ている。つまり、ほんと源泉湯船と言っていい。
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・ コンクリートで固めた壁に管が一本。
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・ こちらからも湯が出ている。
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 後で館主から聞いたところによると、これは、コンクリ−トで固めた岩の中から出ているもので、固める前から湧き出していたそうだ。(コンクリートで固めたのは、水害でこの辺りが度々損傷されたかららしい)つまり、ここで言いたかったことは、下の湯は源泉が複数箇所から滲み出した湯を集めているということだ。豊富すぎる湯量ではないが、すぐそこで生まれたての源泉が注がれた湯船、これはかなり貴重だと思う。湯が湧き出たところに湯船を作ったという温泉の原点。泉質は日光沢C,E混合(露天風呂下?): 含硫黄−ナトリウム−塩化物温泉、10.9ℓ/分、40.4℃、pH7.1 、蒸発残留物2159mg/kgとなっている。やはり、複数の源泉混合なのだ。

・ 中央を仕切る板、右が源泉注ぎ口側で、ほんの少し熱め。左がほんの少し温めだった。温度計で実測したら、右が約41℃、左が約40.5℃。抜群の間合いです!!(ついでに言うと、源泉の温度は57℃くらいと75℃くらいでした)
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・ お湯の鮮度がいいなと思ってついつい写真を2枚。透けて見える鮮度がすごい。
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下の湯の右手に階段がある。ここを登ると上の湯だ。脱衣所があった(写真なし)がこれは日帰り客の為のものだ。ビックリしたのは聞いていた通り、こちらは透明の湯!

・ 明るい日差しの中の上の湯。なぜか手間に桶があって湯が注がれている。洗い湯だ。ご配慮に感謝です!洗い湯は必須マナーですからね。
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・ 洗い湯は湯量がふんだんで、ドンドン溢れている、あ〜もったいない。家に運んでこれないかな〜
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・ 湯船は中くらいの大きさ。底が茶色だが、湯は完全透明だ。
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・ 茶色なのは陶器板が敷き詰められているからだ。益子焼作家のハービーヤングさんの作品だそうだ。
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・ 湯温は41.5℃。源泉は山側の上の方に昔からあるという。
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・ 量はそれなりに多く、これも清々しい。
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・ 後ろを振り返ると脱衣所と宿が見える。
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・ 夕刻のひと時、湯面がいいですね〜
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・ 脱衣所の上の方に行くと、実はここは玄関に近かった。(つまり、日帰り客のため)
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 泉質は日光沢D,千枚岩混合泉(露天風呂上): ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉、39.2ℓ/分、42.9℃、pH7.2 、蒸発残留物1041mg/kgで、湯量が多いことがわかるし、硫黄臭はない。

 このように、日光澤の特長は二つの湯質の露天風呂があることです。つまり、近くの加仁湯の白濁湯と八丁の湯の透明の湯の両方といえる。そして、いずれも混浴です。バスタオルは一応禁止されている。連れが「湯浴み着はいいでしょうか?」と女将さんに聞いたら、「丁度、今は誰も入ってませんので、状況によって…」と鷹揚なご返事を頂いた。いいですね、臨機応変なところが(大抵女将さんが)、いい宿の特長です。脱衣所は一つだから日帰り客にとっては女性にはハードルが高い(宿泊客は内湯から外に出て行くので、誰もいなければ女湯から湯あみ着で移動すれば解決する)。最近、北温泉も脱衣所は男女別に進化したので、いずれはここもそうなるだろう。女性の意向を汲み取ることはもはや常識ですから。ま、ここは山小屋温泉であるから、厳密なことをうるさくは言わない方針、と勝手に理解いたしました。ここは会社ではないですから、余計な一言でした。-4−では内湯の源泉滲み出しへ。


日光澤:男湯(内湯)(多分A): 含硫黄−ナトリウム−塩化物温泉(硫化水素型)、7.8ℓ/分、44.9℃、pH6.8 、蒸発残留物2099mg/kg、女湯(内湯)(多分B): 含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)、2.6ℓ/分、71.4℃、pH6.5 、蒸発残留物1990mg/kg、日光沢D,千枚岩混合泉(露天風呂上?): ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉、39.2ℓ/分、42.9℃、pH7.2 、蒸発残留物1041mg/kg、日光沢C,E混合(露天風呂下?): 含硫黄−ナトリウム−塩化物温泉、10.9ℓ/分、40.4℃、pH7.1 、蒸発残留物2159mg/kg、内風呂男女各1、混浴露天風呂2。

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