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苗場山麓・赤湯温泉の深山幽谷-1-

苗場スキー場の奥深くに車を置いて、徒歩2時間半で行く山小屋の源泉掛け流しの湯に向かう。慣れない人にはハードな山道だ。
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第63章 苗場山麓・赤湯温泉の深山幽谷-1-
Chapter 63, Section 1 : Niigata prefecture, akayu onsen -1-
English information : Akayu onsen yamaguchi-kan

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63.1 はじめに (Introduction)

 前回は日光澤温泉を紹介したが、2013年の夏から晩秋にかけて「歩いて行く山奥の秘湯」にはまった。いわゆる「温泉トレッキング」である。これまで紹介していた宿は、元々、秘湯というよりはセンスのいい源泉宿というイメージだったかもしれない。しかし、友人や読者からの要望を聞き、「歩いて行く山奥の秘湯」にチャレンジしてみた。行き先は「旅館」ではなく「温泉付き山小屋」である。

 これを実行するにはハードルがあった。実は、ワタシ自身、三斗小屋温泉に行くまでは、体力と装備が気になっていた。でも2時間程度の歩きなら行けるなと感じた。さらに、三斗小屋温泉で雨風に遭って決意したのは、雨具の装備だった。経済的勇気を出してこれを買ったので、俄然、試し運転をしたくなったせいもある。最近の雨具はいわゆるゴアテックスで軽量かつ快適だ。今回も、行きはほんの小雨模様、帰りはショボショボ降ったが、装備の性能を思い知った。

 写真は某メーカーの雨具だ。通常は決してディスカウントはしない。実際、最初の店ではまったくだめだった、次の店では、たまたま売れ残りが3割引!!で売られていた(アリエナイ)。本当は、色は明るい黄色か赤にしたかった(遭難した時に見つけてもらえるように)が、青色!しかサイズがない。でも最後の一点!だ。思わず衝動買い!!!してしまった。
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 本題に戻ります。赤湯温泉古くから湯があることは知られていたが、山口館の開業は明治30年頃だという。そんな昔から湯治に通っていたというから効能はある。道路が出来て車で行ける所まで行って、徒歩で約2時間半かかる(普通の人は2時間くらいか)。宿では35年ほど前に自家発電を始めたがもっぱら照明は今でもランプを使っている。山を愛する人々に根強い支持が続いているにはそれなりの訳がある。

63.2 小日橋から赤湯までの道のり (Way to Akayu onsen)
 
 台風のため土砂崩れがあって車は小日橋(こびばし)に駐車した。林道を約30分、それから、約2時間かけて標高差約200mを登り同じだけ下る。急な山道で小さなアップダウンもある。まず下の地図をご覧下さい。右端が小日橋、中央右が林道終点で登り口、左端が赤湯温泉である。注目したいのは、川が崖で覆われていること、つまり、川沿いには歩けない、ので、山の上に一旦登って降りるしかない。(これは清津渓でも同じ説明を受けた、とにかく渓谷が深くて崖なのだ。)
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・小日橋の駐車場:手前にも駐車できるが多くは止められない。
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・ 小日橋を渡る。ここは砂防ダムにもなっていて橋から瀑流が落ちている。
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・ 下流では水が爽やかに過ぎ去って行く。この川は清津川だ。覚えてますか?この下流に貝掛温泉があり、そのまた下流には清津温泉がある。全部、川は繋がっている。
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・ 上流は土砂が貯まって平たくなっている。
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・ 林道を歩いて行くと小さな滝があった。
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・ 10分ほど歩くと車止めの分岐で、右手が赤湯へ、左手下に駐車場がある。
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・ 右手の林道を歩いて行く。ウオーミングアップにちょうど良い。
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・ 途中、川を横切ったり樹林の中を気持ちよく歩く。10月下旬だというのに紅葉が始まっていない。今年は夏がだらだらと続いたからだ。
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・ 小さな橋を渡ると棒沢橋、ここが登りの基点だ。
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・ 見上げると木の階段だ、これは楽勝かもと勘違いする。
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・ すぐに木の根が絡んだ急な山道になる。木の根は踏まれても踏まれてもたくましいすごいヤツ。この後、岩石の道をひたすら登る。
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・ 鷹の巣峠に到着、標高1184m。約200m登ったことになる。
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・ やや開けた尾根筋の道を歩きながら、小さなアップダウンの道を歩くと時々ブナの木が現れてくる。
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・ 見返りの松(松は見当たらない)、ここを過ぎると、
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・ 次第にブナの樹林がうっそうとしてくる。なかなかの風景でまさに森林浴だ。写真を撮りたいスポットは何カ所もあったが、歩きに専念。
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・ 後半に、目立つ大木がある。複数の木が絡み合って成長したもの。
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・ 標識があり、赤湯が近づいて来たことを知らせている。
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・ 急なジグザグ坂を降りて行くと橋が見えてくる。もうすぐだ。ただし、このあたりは落石注意!雨上がりの後は特に危険だと思います。皆と離れずに数珠つなぎで歩くのが良いと思います。(離れると下の人に石が落ちることがあるので)
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・ 最初の橋を渡る。(二つある)
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・ 清流だ。
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・ 二つ目の最後の橋を渡る。
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・ 上流を見ると左手に掘っ建て小屋が見える。女性専用の青の湯だ。
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・ 約1分で赤湯温泉山口館に到着。茶色のそそり立つ山小屋だ。
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ここまでの道はおおむね紅葉ではなかったが、途中、所々で綺麗な紅葉を見かけた。
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・ 黄色の葉もいい。
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・ これはシメジだった。宿に持って行ってきのこ名人の館主に聞いて分かった。以前、福島の山奥で見た、木に生えていたシメジと同じだった。
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 標高差約200mを登りまた下る山道だ。登山の準備をして行かねばならず、軽く考えてはいけない。が、2時間半だからちょうど良い道のりで健康にはいいし、その後の露天風呂が一層際立つことになる。この為に行くのだから。
 赤湯は4月末から11月初めまでしか営業していない。4月はまだ雪が残っているという。今回は、紅葉をねらってきたが少し早かったようだ。ブナ林の美しさが秀逸だ。ゆったりした時間が手に入るようになったら、いつかは白神山地も行ってみたい。ブナ林散策の入門編としては蔦温泉の蔦沼めぐりがオススメです。-2-では館内を紹介します。暖炉(薪ストーブ)がいいです。


赤湯
玉子の湯:カルシウム・ナトリウム−塩化物泉、自然湧出、14.9ℓ/分、56.6℃、pH6.4、蒸発残留物3622mg/kg、薬師の湯: ナトリウム−塩化物泉、自然湧出、18.9ℓ/分、49.0℃、pH6.3 、蒸発残留物2880mg/kg。青の湯: ナトリウム−塩化物泉、掘削自噴、15.5ℓ/分、50.4℃、pH6.7 、蒸発残留物1912mg/kg。混浴または男女別(時間帯で異なり、そのときの人数に合わせて、館主が時間を采配して頂ける)。
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.19 2013 温泉 comment2 trackback0

comment

りゆう
こんばんは!
まさしく温泉付きの山小屋ですねぇ! すばらしいです!
私も一度でいいから訪ねてみたいです。
ありがとうございました!
2013.11.20 19:13
izumi6688
コメント有り難うございます。-2-では館内を、そして-3-,-4-で露天風呂を紹介します。館内も味があり、露天風呂もさすがです。もう少しお待ちくださいね。
2013.11.20 22:57

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