2017 08 << 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 2017 10

内牧温泉・親和苑の新風 -2-

お気に召せば下をClick!


囲炉裏、露天風呂・女湯、内湯を紹介し、もう一つの特長である料理とその背景について考える。

第12章 内牧温泉・親和苑の新風 -2-

にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 秘湯・野湯へ にほんブログ村

12.6 囲炉裏

 露天風呂に向かう小道の傍らに囲炉裏小屋がある。

・ 林の中にたたずむ囲炉裏小屋
DSCN1504_convert_20111019202719.jpg

・ 薪から煙が昇っている。
DSCN1490_convert_20111019220258.jpg

DSCN1316_convert_20111019202814.jpg

・ 囲炉裏から外を見る
DSCN1319_convert_20111019202932.jpg

 囲炉裏は第三章 黒川温泉・山河で紹介したが、いつどこで見ても心が和む。見飽きないのは囲炉裏には炎や煙など動きがあるからだろうか。

12.7 露天風呂・女湯

入れ替わりで、露天風呂・女湯を訪ねる。入り口に蓑ととうもろこし。
DSCN1361_convert_20111019202956.jpg


DSCN1362_convert_20111019203037.jpg


・ 入り口から全体を見渡す。切石で造られたちょうど良い大きさの風呂である。石で造られた風呂は石そのものが湯温に近くなっているので、もたれかかっても心地よい。屋根があるので少し暗めであり、その分、奥の緑が輝いて見える。天井には灯りが灯り、とても落ち着く。湯温はちょうど良い、新鮮でしかも滑らかである。
DSCN1282_convert_20111019203059.jpg

DSCN1493_convert_20111019214636.jpg


DSCN1503_convert_20111019203145.jpg

・ 入り口方向を振り返る。
DSCN1502_convert_20111019203235.jpg

・ 注がれる湯
DSCN1496_convert_20111019203258.jpg

・露天風呂の横には手水がある。整然としていないところが風情がある。
DSCN1501_convert_20111019203321.jpg

12.8 二つの内湯

 親和苑の内風呂は貸切である。石湯と桶湯の二つである。内湯が貸切しかないという温泉はかなり珍しいのではないだろうか。理由を少し考えてみた。ここを訪ねる客は露天風呂と内湯の両方を楽しみに来る。どちらかに入ることになる。そこで部屋数だが、露天風呂付きの離れが4つあるが、普通の客室は9部屋しかない。離れの宿泊者はそこの専用露天風呂をまず利用することになり、共用の広い露天風呂にも行く。9部屋の宿泊者は露天風呂と、どちらか空いている二つの内湯を楽しめば良い。思ったほどにはダブらないのである。内湯が使われている時は外の露天風呂を再び楽しむ。

・ 石湯
DSCN1287_convert_20111019203351.jpg

・ 注がれる湯:勢いがある。
DSCN1294_convert_20111019203418.jpg

・桶湯:屋内に奥にはもったいない。黒川温泉の山河にも同じ桶湯がある。
DSCN1299_convert_20111019203501.jpg

・鏡のように動かない。お湯が桶のふちから完全に均一に流れているからである。ここに体を沈めると当然、お湯がドーッと流れ出す。貧乏性の人は「もったいない」と思う。
DSCN1304_convert_20111019203526.jpg

・注がれるお湯も動かない。時間が止まっている。
DSCN1302_convert_20111019203551.jpg


12.9 料理について

 「親和苑」は別名「御料理旅館親和苑」となっている。料理に相当な思いがある。そのことは他のブログやホームページの紹介や口コミでも有名である。「秘湯感動紀行」では、最初の基本方針では「料理には積極的にはふれない」というつもりだったが、ここに来て紹介せざるを得ない感動を得た。要点となるメニューだけ紹介する。

・ 前菜:馬のたたき、鱒のモロヘイヤ醤油掛けなどが並ぶ。
DSCN1385_convert_20111019203616.jpg

・ ニジマスの塩焼き:山里では定番のメニューだが、美味であった。
DSCN1396_convert_20111019203645.jpg

・ 秋野菜グラタン:野菜が主役である。グラタンとは和風旅館では珍しいのだが、ミニトマト、なすびなどの秋野菜が美味しい。
DSCN1399_convert_20111019203708.jpg

・ セロリのソルベ(シャーベット)」「セロリ」である。種類は選べる。
DSCN1404_convert_20111019203729.jpg

もうこれがデザートで充分だなと思っているところへ暖められた上蓋付きの陶器の器がにぎにぎしく現れた。

・ ステーキ:肥後赤牛のサーロインステーキである。焼き具合がうれしい。写真は2人前で、暖かい容器に入れられていた。肥後の赤牛は脂肪が少なくヘルシーである。これもうれしい。後ろのレタスは後で紹介する。
DSCN1410_convert_20111019203800.jpg

・ 朝食: 部屋食である。なかなか手が込んでいる。
DSCN1507_convert_20111019203823.jpg

・ プレート:左上の出し巻きたまごがGood!
DSCN1508_convert_20111019203844.jpg

・ 豆腐:造り立て、かなりうまい!
DSCN1510_convert_20111019204007.jpg

・ 蒸し野菜:さらにうまい!!隠れているが下には野菜が詰まっている。
DSCN1511_convert_20111019204057.jpg

12.10 自家菜園

 親和苑ではご飯がおいしいのは良く知られているし、野菜も有名である。夕食の秋野菜グラタン、朝食の蒸し野菜、いずれもなかなか美味しかった。その秘密は、自家菜園で無農薬栽培した野菜だったのである(すべてではないかもしれないが)。
 チェックアウトして別れを告げていたところ、宿の方から「よかったら野菜を摘んで行きませんか」と誘われた。「そんな…本当にいいんですか…」などと言いながら、内心「遠慮なく…」と思いつつ、そのそぶりは見せず「遠慮がちに」、「次第に大胆に」野菜をほんの少しお裾分けして頂いた。家に帰って、生のまま食べて一番美味しかったのは人参であった。人参さんが「私、太陽の化身です」とおっしゃっていた。

・ 人参:そういえば蒸し野菜に出ていた。
DSCN1517_convert_20111019204121.jpg

・レタス:そういえばこのレタスが前菜の鱒に敷かれていた。
DSCN1523_convert_20111019204207.jpg

・芽を出したばかりの野菜
DSCN1518_convert_20111019204143.jpg

・おくら:初めて見ました。こんな風に(トウモロコシ風に)空を目指して実っていたとは…
DSCN1520_convert_20111019204232.jpg

・なすの花:これも初めて見ました。
DSCN1516_convert_20111019214703.jpg

12.11 寄り道

 実は寄り道ではなく、早朝に雲海を見るために大観峰にドライブした。宿から15分程度である。あいにく、迫力ある雲海は見られなかったが、壮大な外輪山に圧倒された。

・ 霞む外輪山:
DSCN1479_convert_20111019204334.jpg

・ 寝仏:あまりよく見えなかったが、左が根子岳(顔)、中央が中岳(胸)である。
DSCN1478_convert_20111019204355.jpg

・ 日の出と空:沢山の人が居た。
DSCN1474_convert_20111019204415.jpg

12.12 おわりに

 普段、書かない料理の話から始める。大規模旅館、ホテルなどで朝食ではバイキングが増えているが、それはそれでいいのだが、いかんせん「観光地」という感じ、ざわざわしている感じが苦手である。「親和苑」では夕食も朝食も部屋食であった。部屋食の好き嫌いは人によるが私は好きである。やはり落ち着く。群馬県の法師温泉・長寿館もそうである。しっぽり感、おこもり感がある。

 しかし、部屋食は人手を多く要する。これは経営上は出費がかさむことになるが、地域産業上は雇用増に貢献するし、宿泊者の評価も高くなるだろう。ここは、滞在中に何を提供したいのかという経営者の考え次第である。

 自家生産の野菜も気に入った。深山渓谷にある秘湯の場合にはこうは行かない。お米もここは独自ルートであろう。新鮮で安心できる野菜や食材を提供し、お客の満足度を高めつつ経営上のメリットにも目配りしている。

 縁側から出てきた気さくな若女将も、とても感じがよかった。チェックインより早く到着したが、実に感じよく受け入れて頂いたし、宿内で会うと必ず自然な笑顔を返した頂いた。なにか親戚の家にお邪魔したような…

 「親和苑」とは一体、秘湯なのか、野菜菜園なのか、バリ島なのか…、最後は除いても前の二つは正しい。館主はこれらの特長を生かすことで、日本の温泉旅館のあり方に模索・挑戦し、結果的に新しい風を吹き込んでいる。

 最後に、私にとって課題が残った。4つの離れである。2007年に二つの離れが出来、2009年にさらに二つが完成して合計4つになったそうである。各々の離れがいずれも趣向が異なっているという。再訪しなければならないという強い思いを抱いて宿を後にした。リピーターの増える宿は必ず繁栄する。がんばれ「親和苑」と言いたい。

・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。

ブログの全体メニューに戻る

FC2 Blog Ranking


にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 秘湯・野湯へ にほんブログ村
関連記事
.27 2011 温泉 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://onsen6688.blog.fc2.com/tb.php/28-c1bea09e