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乳頭温泉・孫六温泉

降り続く雪の道を歩いて孫六温泉に向かう。まさに秘湯。川側に内湯と露天風呂が並び二種類の泉質は味わう。雪と温泉、他は何もない至福。
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番外編(-14-) 乳頭温泉・孫六温泉 
Akita prefecture, Nyutou onsen Magoroku onsen
English information : Magoroku onsen

 湯めぐり帖での乳頭温泉郷の漫遊を続けている。夏なら黒湯も行けるが残念ながら冬期は休業、そこで孫六温泉をめざす。孫六温泉は黒湯と並び、乳頭温泉郷の再奥にある秘湯である。雑誌で見かける写真では風情たっぷり秘湯というイメージで、期待感が高まる。

 孫六温泉へは大釜温泉の横の小道を徒歩で行く。この付近にとても小さな駐車スペースがあり、そこに車を止めた(その少し先にも3台ほどのスペースはあった)。ここからさらに数百メートルを歩いて行く。車での乗り入れは禁止されている。降りしきる雪の中を歩く楽しさだ。

・ 歩き始めたが雪がどんどん降ってくる。どこまで歩くのかな、と不安に思いつつも10分程度歩いた。寂しいような、楽しいような…
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・ 孫六温泉が見えて来た、いい佇まい。雪というのはご存知のようにすべて覆い尽くし、夏とはまったく違う風景を造り出す。世界を塗り替えるパワーだ。
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・ 雪に埋もれた孫六温泉。
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・ 看板によると右側(赤い→)に湯宿と野天風呂がある。
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・ 右手には湯宿がある。とにかく雪がつぎつぎに降ってくる。
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・ 孫六温泉の玄関先。
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・ 中に入ると先には帳場、ここで「たのもー」と声を上げたら人が出て来た。「拙者は湯治でござる」と言って、湯めぐり帖に押印してもらって手続き完了。そんな感じ。
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・ 外に出て左が温泉である。つまり内湯はないのだろう。
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・ 内湯のある湯宿。
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・ 後ろを振り返ると宿泊棟が見える。
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・ 内湯の「石の湯」(男性用)。「石の湯」、これ以上ないシンプルな表現。
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・ こちらは女性用、いずれもとてもシンプルで静かな佇まい、華美や装飾を一切求めずただ湯船だけがある潔さ。まさに湯治だ。
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・ 「からこの湯」:蟹場温泉のところで紹介したが、川原のことをこの地域では「川原っこ」と言っていたが、それがなまって「からこ」になった。つまり宿から見て川原の方にある湯ということだと思います。階段を降りますがここからは混浴です。
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・ 上の右手が女性用の入口。
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・ 天井に湯気の抜け道がある。
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・ 外に出ると右手にすぐに混浴の露天風呂だ、屋根がないので野天風呂ということにする。お湯の青さが鮮烈です、雪の白さの対極。雪の降っていない日ならさらに青いはずだ。なかなかのインパクト、ちなみに湯あみ着OKです。
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・ 勢い良く飛び出す源泉の湯、結構な量です。
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・ ご覧の通り、湯船も鮮度がいいです。少し透明なのが、鮮度の証明です。
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・ 湯船に身を沈めて外を見る、雪だらけ。来た甲斐がありました。
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・ お湯の青さがすごい。乳頭温泉のなかでもここだけの貴重な青さが幻想的だ。
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・ こちらは女性用の露天風呂、雪の埋もれすぎている細長い湯だ。お気づきですか?どこから入るの?そう雪の中の細い跡を歩いて行きます。足は冷たいです。
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・ やはり青さが際立っています。
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・ こちらも雪見野天、これだけ雪があればもう満足です。
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・ 帰り道、雪山です。思いました、ここに何をしに来たか。
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・ 雪の造形、川は先達川。
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・ 少し雪が小ぶりになったようです。満足感に満たされて秘湯をあとにしました。
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 孫六温泉は、歩いて行くというセレモニー(一種の不便さ)に好感を持ちます。しんしんと降りしきる雪。到着した宿は古く簡素、まさに湯治の世界です。訪ねた時も誰も居らず静寂が支配していました。そして薄緑黄土色の内湯、さわやかな青い湯の露天風呂、こうも特徴の違う源泉がお隣同士で溢れているものだと感心しました。しかも、他のブログで見ると特に野天風呂の湯の色が違って透明の時もあるようだ。今回は素晴らしい青色、色の違いについては、誰も解いていない何か謎があるに違いない。

 今回は午前に尋ねましたが、連泊のお客がお一人いらっしゃった。あ〜こんな風にいつかは湯治をしてみたいもの。ここは確か一泊6500円くらい。「日本秘湯を守る会」の宿ではないが、これこそ秘湯湯治温泉だ。整然と企画された鶴の湯に比べて、ここはなすがままの秘湯、乳頭温泉の神髄とも言える。

 しかし、痛感しました。雪はすべてをリセットすることを。


孫六温泉(2013.12.29)
成分分析表は見当たらず:からこの湯:単純温泉、泉温:49.9℃(湯船:少し熱め)、石の湯:単純硫黄泉、泉温:56.1℃(浴槽内:やや温め)、露天風呂:単純硫黄泉、泉温:56.1℃(浴槽内:適温、ほんのわずかに熱め)、うたせ湯(今回は休止中):ラジウム鉱泉。

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