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七沢温泉・七沢荘

東京都近郊の厚木市から近い便利な宿、アルカリ性のお湯は美肌の湯として有名だ。都会の疲れを癒したい時、ちょっと一服。
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番外編(-18-)七沢温泉・七沢荘
Kanagawa prefecture, Nanasawa onnsen, Nanasawasou

 2014年2月は近年にない大雪だった。山梨の甲府市は3日程完全に閉ざされた。この時期に温泉をめざして東京からどこか行こうとしても山の方向は鬼門だ。そこで、近場と言えば千葉か神奈川になる。前回は千葉県の南千倉を訪れた。神奈川の温泉は大昔に、飯山温泉元湯に宿泊したことがある。この辺りはなぜか温泉が湧く。七沢温泉は飯山温泉のほんの少し奥にある。いつかは行くつもりだったのでここに決めた。行き先は七沢荘。ただし日帰りだ。(日帰りは本ブログでは「番外編」としている。つまり、「章」ではない。)

 七沢荘の日帰り入浴は朝は確か8時からやっている。これは珍しい。地域の方に愛され、かつ、自信があるに違いないと踏んだ。電車なら厚木まで、そこからバスだ。今回は車で出向いた(時間を自由に采配できるから)。8時は無理だし、結局9時半に到着した。


宿について(Inside spa building)

 到着がチェックアウト前だったので、駐車場は車でまだ一杯だった。そこから30mくらい先に宿がある。部屋は45室もあるという。宿は民家の近くにあって、秘湯という感じではない。

・ 玄関は結構リッパ。
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・ ロビーの中央には何やら不思議な巨岩が鎮座している。しめ縄風になっていて、明らかに神様が宿る巨岩だ。その右手が受付だ。
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・ 左手にはお土産店になっていて、少し変わった物も置いてある。
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・ 中の廊下と、露天風呂に行く階段。建物の中は入り組んでいて、床にテープが貼ってあってそれをトレースすると行けるように工夫されている。(複雑すぎて口頭では説明が難しいから)
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・ 途中に足湯があって、ログテラスもある。自動販売機が賑やかだ。
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・ 女性用の入口は華やかさが演出されている。

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男湯 (Spa)

・ 入口は標準的だ。
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・ 脱衣所から右手に出ると、内湯になっている。が、天井は明るく、半ば露天風呂の佇まい。
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・ 静かな空間構成の中、アルカリ性のお湯が注がれている。お湯は滑らかで、少しぬるぬるしているが、蛇口のお湯はさらにぬるぬるだ。たぶん、お湯は循環されていて、蛇口のお湯には源泉が混ざっているのではないか。ここで、まずゆっくりとくつろぐ。
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・ 歴史や効能書きが書かれている。地下をボーリングして掘り当てたことが書かれている。また、この宿は「宇宙と地中から元気をもらう宿」というふうにアピールしている。そんな気がするような、しないような…
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・ 露天風呂に行くと、いきなり三つの湯船がある。これは一番右手の湯船。ほんの少し温めで、ワタシ的にはこの温度が好き。
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・ 中央には寝湯がある。これはいいですね。定員4名かな。
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・ 一番奥の湯、赤い橋のディスプレイがある。
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・ お湯はよく溢れている(加温循環)。
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・ この一番奥の湯船に浸かって入口の方を見る。温泉の佇まいだ。2月下旬の日曜に行ったが、少し早かったせいか、人はまばらだった。
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 七沢温泉はアルカリ性の湯で美肌の湯として有名だという。地下から汲み出す温泉というは、大体はアルカリ性で湯温は高くない場合が多いような気がする。一方、火山近くで自噴する湯は大抵、酸性・硫黄泉だ。川の横から出る温泉は、中性の単純温泉が多いような気がする。地球は水の惑星だから、表面にはなくても地下にも水があることがある。これが、訳あって地上に噴出する(または汲み上げる)と温泉だ。

 温泉の生まれる歴史を背負っているから、酸性/アルカリ性、温度等多種多様だ。生い立ちが異なり、一律にできる訳ではなく個性的なのがいい。アルカリ性のお湯は皮膚の表面を溶かす性質があり、そのためすべすべになるという。浸かり過ぎは注意するとしても、たまには綺麗に。秘湯の宿としての感動はなかったが、お湯のぬるぬるが一番印象的だった。


七沢荘:アルカリ性単純温泉、23℃(冷鉱泉)、pH9.7、男女別露天風呂各3、内湯男女各1。

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