fc2ブログ
2023 08 << 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 2023 10

馬頭温泉・いさみ館-1-

栃木県馬頭温泉・いさみ館は那珂川の川縁にあるレトロな宿屋である。館主のこだわりが随所に見られる。徹底した民芸調。
ブログの全体メニューに戻る(→Top page)

第73章 馬頭温泉・いさみ館-1-
Chapter 73 section1, Tochigi prefecture, Batou onsen Isamikan -1-

 気になる温泉というのは誰でもあるもの。有名で誰でも知っているメジャー、あるいは特長が明快な温泉というのではなく、マイナーだけど何か気にあるという。馬頭温泉・いさみ館はそんな温泉。清流那珂川のほとりの一軒家である。
 
 気になる理由は「民芸調の宿」となっていること、それから平地にある温泉であること、一帯どんな宿だろうか?東京からだと、東北道の矢板ICで降りて、20-30分という便利なロケーション。


73.1 館内 (inside spa building)

・ 道路から見たいさみ館、田園地帯にポツンと建つ。後ろに那珂川が見える。
DSC07285_convert_20140609074634.jpg

・ 敷地内に下る。どっしりとしたいい感じの宿だ。
DSC07286_convert_20140609074653.jpg

・ 駐車場の八重桜が満開を過ぎて、花びらの絨毯。
DSC07287_convert_20140609074712.jpg

・ 玄関はしっかりとしていて期待に胸膨らむ。
DSC07288_convert_20140609074735.jpg DSC07289_convert_20140609074753.jpg

・ 中に入ると、少しほの暗い中、奥から光がさし込む。ますますいい感じだ。
DSC07210_convert_20140609074811.jpg

・ さらに左の壁は真っ赤。そしてその裏側は真っ白。大胆で気合いが入っている。
DSC07254_convert_20140609074832.jpg DSC07311_convert_20140609074850.jpg

・ 屋根の梁が重厚、右上のお魚君のような提灯がかわいい。
DSC07257_convert_20140609074910.jpg

・ 帳場もあたりも賑やかだ。いろんなものが好きらしい。
DSC07332_convert_20140609074932.jpg DSC07261_convert_20140609074952.jpg

・ ロビー登場。ここも赤い長椅子。右の階段は二階にあがる階段で、今日の部屋は二階。
DSC07259_convert_20140609075019.jpg

・ 囲炉裏のあたり、左に土産物、右に不審な業務用冷蔵庫?
DSC07263_convert_20140609075039.jpg

・ 「漢方薬酒」とある。 沢山の漢方薬酒が並んでいる。実は,一杯だけはサービスでいただける。二人で二つを味見した。ん〜ん、漢方が効きそうで悪くないテイスト。
DSC07266_convert_20140624205529.jpg DSC07265_convert_20140624205553.jpg

・ 土産物、盛りだくさん。DSC07269_convert_20140609075208.jpg

・ 近くに竹取物語風の置物、かわいい。・ 先ほど裏山で採れたというタケノコ。(実は帰り際に小さなものを一つサービスしていただきました。これが美味!)
DSC07281_convert_20140624205619.jpg DSC07278_convert_20140624205641.jpg

・ 恵比寿様や大黒様は日本の庶民の見方。昔風のディスプレイ
DSC07280_convert_20140624205705.jpg DSC07270_convert_20140624205727.jpg

・ この鯉は、黒光りしてなかなかの存在感、先ほど池から出て来ましたという顔。
DSC07267_convert_20140609075411.jpg

・ ロビー右手にある囲炉裏、と思いきや、これがなんと、小魚の飼育槽。気がつきましたか?「フィッシュセラピー」一回15分300円、の張り紙。
DSC07248_convert_20140609075433.jpg

・ 確かに小魚が沢山泳いでいる。
DSC07312_convert_20140609075456.jpg

・ 興味津々な連れが早速チャレンジ!テレビで見たことがあったので(多分皆さんも)。くすぐったいそうだ。館主いわく、魚が皮膚を餌(こけ)と間違えてお掃除。これを更に発展させれば未来のバイオ風呂は魚に洗ってもらう??洗剤なしの自然共生風呂、などとあらぬ妄想,かなりくすぐったいだろうナ。
DSC07275_convert_20140609075516.jpg

・ いさみ館の館主は照明も好きなようだ。
DSC07249_convert_20140624205826.jpg DSC07223_convert_20140624205850.jpg

DSC07251_convert_20140609075658.jpg DSC07223_convert_20140609075737.jpg

・それに蓄音機。
DSC07250_convert_20140609075757.jpg

・ ロビーの外は中庭、これが清涼感溢れる。こんな雰囲気ならどうしてもビールを飲みたくなる。
DSC07268_convert_20140609075820.jpg

 さて、いさみ館はいろんな特長のある宿であることがわかりました。館主はいろいろ工夫をするのが好きな方、そして若い女将も。お二人とほんの少し話しましたが、ご主人はまろやかや若手経営者、女将はとても美人のはきはき型、いさみ館を引き継いで行く方達だ。

 昔から民芸調だったのでしょうか?と聞くと「そうです」とのご返事。昔からしっかりとしたコンセプトが貫かれている。ただ、原発事故のあと、風評被害をまだ受けて、お客さんは昔程ではないという。放射線計測器をロビーに置いて、理解を求めたこともあるという。
 
 予期せぬ事故とはいえ、東北地方は本当に風評被害で、観光産業が大打撃をまだ受けている。私達が訪れることが重要。-2-では宿の部屋と眺めを紹介します。


馬頭温泉・いさみ館:アルカリ性単純温泉、48.5℃、約ℓ/分(自然湧出)、90℃、pH9.3、成分総計618mg/kg、内湯男女各2、露天風呂男女各2。源泉を常時加水、加温あり、循環濾過あり、塩素殺菌あり。
・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・ 文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。

ブログの全体メニューに戻る(→Top page)
関連記事
.24 2014 温泉 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://onsen6688.blog.fc2.com/tb.php/349-527ea086