2017 10 << 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 2017 12

法師温泉・長寿館の癒し



昔のままの風情を残し、足下湧出・適温の秘湯である。いつまでも浸ることができる、温泉フリークの聖地である。

第18章 法師温泉・長寿館の癒し
English Information : HOUSI ONSEN TYOUJYUKAN
2008.2.16-17

18.1 はじめに

 法師温泉は旧国鉄の「フルムーン」ポスターで「秘湯」ブームのきっかけになった。一度訪れれば忘れられない感動がある。感動というか「ため息」である。足下に敷き詰められた玉石の隙間から適温の湯がこんこんと湧き出ている。混浴の「法師の湯」ではバスタオルはだめなので、女性が入るにはかなり勇気がいる。この他に、女性用には「玉城の湯」とその露天風呂、もう一つの女性用の「法師の湯」がある。
 露天風呂を売りにしているのではなく、この「法師の湯」をお目当てに客が訪れる。国登録有形文化財である。
DSC01865_convert_20111208210108.jpg

18.2 外の風情

 東京から関越道を約2時間、月夜野インターで下りてから、国道17号線を苗場方面にむかい約40分で法師温泉に着く。標高800m、夏は涼しく、冬は雪見。冬の法師温泉はこちらへ。

・途中の道路からは山々に雪が見える。
DSC01875_convert_20111208210127.jpg

 場所的には群馬県と新潟県の峠になる三国トンネルの南で、群馬というより新潟と言ったほうがよい。山を隔てて南西には四万温泉がある。透明な湯が溢れる場所なのだろう。かなりの山奥で一軒宿であるから、それだけで「秘湯」合格であるが、その上、建物は明治28年に建てられ、温泉がとてつもなくすばらしい。2011年NHKの「龍馬伝」でも出てきた。まずは、外の風情から。

・ 入り口方面から建物を見る。右と左の建物を2回の廊下がつないでいる。
IMG_2710_convert_20111208210147.jpg

DSC01874_convert_20111208210204.jpg

・ 左手に入口がある。
IMG_2690_convert_20111208210224.jpg

・ 渡り廊下を見上げる。灯りが美しい。
IMG_2691_convert_20111208210243.jpg

DSC01859_convert_20111208210301.jpg

・ 湯屋の建物
DSC01862_convert_20111208210319.jpg

DSC01851_convert_20111208210415.jpg


・ 昔からこのまま、という感じの建物である。
DSC01868_convert_20111208210357.jpg

・ 屋根は苔むしている。杉皮である。
DSC01863_convert_20111208210435.jpg

・ 灯りが灯ると一層美しい。
DSC01871_convert_20111208210453.jpg

・ 傍らには川が流れている。法師川である。
DSC01869_convert_20111208210512.jpg

・ 本館である。
IMG_2685_convert_20111208210529.jpg

18.3 囲炉裏

・ 宿に入ると左手に囲炉裏がある。
DSC01853_convert_20111208210546.jpg

・ いい具合に燃えていて煙は少ない。乾燥した薪を使っている。
DSC01866_convert_20111208210604.jpg

18.4 「法師の湯」

・ 「法師の湯」の入り口
DSC01856_convert_20111208210625.jpg

・ 写真はご遠慮ください、となっているので、パンフレットの写真を。
DSCN2151_convert_20111208210646.jpg

・ でも一枚だけ(ボケだが)
DSC01857_convert_20111208210705.jpg

 源泉は42−43度で、もともと川端に湧出していたところに湯宿を建てたと聞いている。玉石が引いてあって、さらに大きめの鏡餅のような石が所々にあるのは、川縁にあったというその名残りというか、歴史を証明するためではないだろうか。湧出量は豊富なので湯温は41度くらいまでしか下がらず、誠にたまらない湯である。
 天井の梁はどっしりとしている。窓はアーチ型で建設当時はモダンの最先端だったはずである。時間とともにそれが過去になってゆく。

18.6 部屋と料理

・ こちらもパンフレットから。与謝野晶子が宿泊した部屋である。通された部屋でパンフレットを見ていたらこの部屋だった。
DSCN2153_convert_20111208210732.jpg

・ 料理は山の幸をふんだんに取り入れた山料理である。素朴でおいしい。
IMG_2694_convert_20111208210755.jpg

IMG_2697_convert_20111208210816.jpg

18.7 おわりに

 「関東の内湯型乳頭温泉」と言えば宿の方は気分を害するかもしれない。経営者から見るとの異なるコンセプトだが宿泊者から見ると、結果は似ているからである。似ていることは足下湧出、違っているのは露天か内湯か、しかし、結局お客に提供できる満足度は似ている。それは「癒し」である。いずれも、入湯者に深い感動を与える。もし、入湯者はほとんどいなければ感動はさらに深くなる。人が居ても静かな方々ならば瞑想できる。誰しもが「日本人に生まれてよかった」と思うだろう。


 ちょっと、現実に戻る。混浴の「法師の湯」の女性タイムは2012年2月時点で夜の8-10時だ。入湯できる時間が限られるという点で女性には不満が残る。混浴だからどうぞと言われても日本人にはやはり抵抗がある。実は、温泉好きのスウェーデン人(女性)はお母様が日本に旅行した折に、ここを訪れ二人で堂々と入湯したそうである。スウェーデンにはサウナを男女が楽しむ風土があり、それほどの抵抗はないのだろう。しかし、スウェーデンには人工的なサウナはあっても温泉は珍しいと思う。

 やや人気が出過ぎた面もあるが、「法師の湯」に浸りボーッとする幸せは何者にも代え難い。温度がやや温めの適温、足下から湧き出る湯、新鮮な湯が湯船からいつも溢れている清潔さ、皆さん静かに瞑想している。湯船ではしゃべってはいけないルールがあるようだ。

 石を敷き詰めた湯船が野趣溢れる風情を出している。建物は百年を越えた渋さ、料理は素朴、山奥一軒家の文字通り「秘湯」の代表格である。関東圏にこんな奇跡が残っている。春夏秋冬の風情を楽しんでいないので、あと3回は訪問しなければならない。どの秘湯も一回ではやはり十分なレポートはできない。雪見の法師温泉はこちらでレポートします。


・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。
ブログの全体メニューに戻る

FC2 Blog Ranking


にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 秘湯・野湯へ にほんブログ村
相互リンク募集・リンク集
人気ブログランキングへ


関連記事
.17 2011 温泉 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://onsen6688.blog.fc2.com/tb.php/36-5f44460f