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湯岐温泉・山形屋-1-

福島県塙町の山奥の湯岐温泉・山形屋を訪ねた。名物の岩風呂に入ることが目的。庭の花が印象的。八幡神社もシブイ。
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第75章 湯岐温泉・山形屋-1-
Chapter 75 section 1, Fukushima prefecture, Yujimata onsen, Yamagataya -1-
English information:Yujimata onsen Yamagataya

 湯岐温泉は前回、和泉屋に日帰りした。温めのお湯にまったりと浸ることができて、再訪を決めていたが、こんなに早く来るとは思わなかった。というのは、今年(2104年)の夏は暑すぎる。そんな季節に硫黄系の暑い温泉に浸り、汗を流してビールを一杯というのも乙なものだが、それにしても暑い。今回も高速道路は38℃だった。(暑いから温湯というのは温泉堂からすれば邪道でしょうね)

 というわけで、再び湯岐温泉にした。あの温めの湯に浸りたい。足下の岩から自噴するお湯を味わってみたい、という衝動のため。福島県の奥久慈県立公園内にある。


75.1湯岐温泉・山形屋に到着 (Around yujimata onsen)

・ 湯岐温泉の入口の看板、3件の宿が寄り添っている。その一つが山形屋。この辺りは標高は500mくらいあるだろう。山の中で涼しい。
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・ その少し上に、八幡神社がある。道路から短いが急な階段を登るので訪れる人は、地元の人が多いだろう。なかなかシブイ神社。
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・ 山形屋は比較的新しく見える二階建ての建物。
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・ 目と鼻の先に「岩風呂」がある。これは次回紹介します。
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・ この辺りの中庭が花の宝庫(最後のダリアは別の場所)。
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 宇宙に浮かぶ幾何学模様、この写真はダリアです。この地域はダリアの花卉栽培が盛んなところ。実は「道の駅はなわ」に立ち寄った時に、ふるさとフェアのような催しがあって、そこで、アンケートに答えたらダリアの花を頂きました。帰宅して部屋に活けると、パッと華やかになりました。

 塙町にはダリア300種、5000株もあるダリア園がある。湯岐温泉から徒歩30分、早朝に散歩したら開演前のダリア園がありました。湯治しながらダリアを愛でる、とは風雅でござる。

・ 山形屋の玄関
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・ 中はコンパクトですぐに階段があって、二階が客間。
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・ 二階の廊下はシンプル。
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・ 部屋もコンパクトでシンプル。暖房はあるがエアコンはない。ある部屋は別料金とのこと。扇風機があるので特に問題はない。この暑い最中に掛け布団がある。聞くと、夜は寒いくらいだという。(寒くはなかったが涼しかった)
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・ 夕食は簡素簡潔。
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・ 鶏肉にしますか?鮎にしますか?と事前に聞かれていたので前者に。
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・ 朝食は、朝食にしてはやや大きめのほっけだった。
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 簡素な料理にしてあるのは、ここはいわゆる温泉旅館というより民宿に近い感じだから。一泊二食で6000円(税抜き)です。普通の宿のほぼ半額。つまり、ほぼ湯治に向いた宿といえます。山形屋のウリは次回紹介する温泉です。岩の割れ目から適温のお湯が湧いているから、こりゃたまりません。-2-では早速岩風呂へ。


車で行くには
 常磐道の日立南インターまで約2時間、国道349号線を北上すること1時間半ほどで到着。349号線は特に好きな道だ。山里の山並みと畑、古い家々が点在する中の快適な道、そこは日本の素晴らしい原風景だから。矢祭町から右折してからは山道のため狭くなる、そのくねくねと続く道もいい。福島県は風評被害で本当に気の毒だ。そのために行くというより、正直、温湯が好きなんです。

余談:茨城県常陸太田市から塙町と矢祭町のエリアはその昔、源頼義の系譜にある佐竹氏という名門が、約800年間支配していたが、関ヶ原の戦いで徳川家康によって1602年に秋田藩主に国替えになった。現知事の佐竹氏もこの系譜にあるらしい。この地域は豊かな地域で交通の要所で、佐竹氏は関ヶ原の戦いで中立の立場を取り、軍事力が無傷で残っていたことが脅威に映ったという説がある。



湯岐温泉・山形屋:単純泉 (弱アルカリ性)、38.7℃、自然湧出+ポンプ揚水、pH9.6、蒸発残留物157mg/kg、成分総計175mg/kg、内湯男女各1、露天風呂男女混浴1。
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