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たんげ温泉・美郷館の清澄 -4-



美郷館は林業の地に生まれた温泉である。桧の巨木から切り出した梁、磨き抜かれた床、沢を流れる清流に癒される。

第19章 たんげ温泉・美郷館の清澄 -4-
English Information : TANGE ONSEN MISATOKAN

19.20 玄関

紹介の順番をいつもと逆にして、館内や料理などを最後に紹介する。

・ 美郷館はたんげ地区のはずれの一軒家である。温泉街になっていないことが「秘湯」好きにはたまらない。建物は立派である。
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・ 入り口の生け花:「しょいこ」を利用して、華やかな色合いの花をアレンジしてある。「しょいこ」は山仕事で使うもので、椎茸などを採集するときに重宝する。
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・ 冬はシクラメン。
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・ 別のシクラメンのアップ:花の元気がいい。
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・ 炭俵
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19.21 ロビーから館内へ

・ ロビー:吹き抜けになっていて広々としている。ロビーは10年程前に増築されたもの。
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・ 左手まで吹き抜けになっている。
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・ 床は磨き抜かれて完璧に光っている。
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・天井が高い。梁はかなりの大きさで、樹齢300-500年の総桧造りである。相当なものである。「木の宿に来たな」と心が安らぐ。鉄筋のホテルでは味気ないから。
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・ 階段から下を見下ろす。柱がとても印象的である。
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・ 廊下にあった木彫レリーフ。関さんの作品だろうか。
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・ 花のアレンジ:生け花ではなく、枯れた植物で巧みに構成されている。生け花は個人的には何の素養もないが、かなりの手練の方の作品とお見受けした。私は好きである。
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・ こちらは生け花:冬は水仙。
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・ 行灯:しぶい。
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・ 木工館への入り口:廊下から上に上がってゆく。
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・ 木彫りの展示・販売と喫茶になっている。朝の8時半から10時まで。
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・ コーヒーを頂いた。木工館の主は関木酔さんという静かな方。40年掘り続けているという。男はかくあるべし、という静かさ、作品は独創的である。木彫りの小さな置物を一つ買い求めた。「瀬音の湯」の動物たちも関さんの作品に違いない。
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・ 部屋への廊下:絨毯は足音がしないメリットがあるが惜しい。
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・ 左は貸切露天風呂「宝泉の湯」、右は「瀬音の湯」と「月見の湯」がある。これらの湯が10年程前に増築されたものらしい。秘湯にとって露天風呂は必需品である。
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・ 部屋はコンパクトで過不足ない。
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・ 部屋からたんげ川を見下ろす。
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・ なぜこんなにうまい具合に青いのだろうか。
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・ 河原で渦巻く水:しぶきの白さが心を洗う。
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19.22 料理

 夕食は地場のものを中心に提供する。こんにゃくや柿の和え物、豚のしゃぶしゃぶ、イワナ(上流のいけすで飼育している)、天ぷらなどが続く。
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・ こちらは朝食
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・ 朝の日差しが対岸の木を照らしていた。
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・ 宿の上流にある「黄金の滝」:朝陽に輝いていた。
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・ 滝壺の泡が光っている。
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・ 川床を走る水はあくまで澄んでいる。
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19.23 おわりに

 美郷館にはいくつかのこだわりがある。最初は温泉である。「日本秘湯を守る会」「源泉湯や度を守る会」「日本温泉遺産を守る会」「関東地区源泉掛け流し風呂」に登録されている。「源泉掛け流しの宿」も登録されていたかもしれない。林業の地に温泉を掘り当て、これを生かし、村おこしの一環として旅館が造られた。ここで、良質のお湯を掛け流しで楽しんでもらいたいという気持ちにあふれている。

 もう一つのこだわりは「木」とくに「桧」である。ロビーの重厚な桧の柱は圧巻である。「瀬音の湯」も桧をふんだんに使った湯殿であり、洗い場も茶色の石が使われている。木彫りの置物、木工館など、山村ならではの特長を出している。自らの周りに溢れていて当たり前の資源である木を最大限に利用している。

 他に勝る特長として川をあげたい。日本人のふるさとは山であり川である。ここに温泉が加わる。これが日本である。山は世界中どこにでもあるが、四季折々の表情を変える豊かな森は多くはない。そして、川、これは世界中どこにでもある訳ではなく、むしろ水源としての川は枯渇気味である。ましてや、日本のような美しい清透な川はむしろ珍しいといったほうがよい。この美しい流れを見ているだけで心休まる。最後に温泉、川縁の露天風呂や滝を見る風呂、なんと贅沢なことだろうか。そのことを日本人は充分には自覚していないかもしれない。温泉を巡る自然環境はグローバルな価値がきわめて高いと思う。

 村起こしについても触れたい。山里の小規模集落で、温泉という産業を立ち上げた方々にまず敬意を表したい。歴史という面ではまだ20年足らずの新しい温泉である。秘湯は必ずしも数百年の歴史が不可欠という訳ではなく、地域の特色を生かすことを考え抜くことで宿泊者が満足する温泉を目指している。東京からアクセスしやすいこともうれしい。


もう一つの美郷館(再訪)はこちらへ

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.21 2012 温泉 comment2 trackback0

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Orca
デジタル@備忘録という写真ブログをやっているOrcaといいます。
FC2ブログの訪問者履歴のリンクから飛んできました。
拙ブログへの訪問ありがとうございます。

こちらからも訪問させて頂きました(^_^)
これからもちょくちょく寄らせていただきます。

ブログ拝見しましたが、温泉に行きたくなりました(笑)
というか、実は今度の結婚記念日は何がいい?と家内に聞いたら温泉!と帰ってきたのが昨日のこと。
非常にタイムリーなブログでした。

良いですよね~。温泉。
2012.01.21 18:42
izumi6688
orcaさん
訪問有り難うございます。
ジンベイザメ、ラピュタなど、メンタリティが似ている方かな
と勝手に想像しています。デジカメは一眼レフ持っていないので
少し苦労していますが、撮影方法など参考にさせて頂けそうでうれしいです。
温泉のこつは、チェックイン時よりほんの少し前に到着して、のんびりと
風呂でくつろぐことがオススメです。
isumi6688





> デジタル@備忘録という写真ブログをやっているOrcaといいます。
> FC2ブログの訪問者履歴のリンクから飛んできました。
> 拙ブログへの訪問ありがとうございます。
>
> こちらからも訪問させて頂きました(^_^)
> これからもちょくちょく寄らせていただきます。
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> ブログ拝見しましたが、温泉に行きたくなりました(笑)
> というか、実は今度の結婚記念日は何がいい?と家内に聞いたら温泉!と帰ってきたのが昨日のこと。
> 非常にタイムリーなブログでした。
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2012.01.22 00:00

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