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北海道・幌加温泉・鹿の谷-1-

幌加と聞いて分かる人は土産子だけ、ここはものすごい山の中、鹿やクマがうようよいるらしい。体感しなければわからない秘湯です。

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第80章 北海道・幌加温泉・鹿の谷-1-
Chapter 80 section 1, Hokkaido, Horoka onsen, Kanoya-1-
English information: Horoka onsen, Kanoya

80.1 層雲峡から三国峠を越える

 層雲峡から国道39号線を進み、大雪湖で右折すると273号線となり、上士幌に向かう。大雪湖を左に見ながら三国峠へと道を緩やかに登りつつ、最後は三国峠のトンネルをくぐる。そして、上士幌町のエリアに入る。

 この一帯の緩やかな平地は音更川(おとふけがわ)の流域になっている。15km四方の樹海である。この樹海の歴史は少々あるので、それは、後々説明します。この樹海は鹿や熊がたくさん暮らしている楽園でもある。

・ 峠前後の森の様子は、手つかずの樹林で美しい。北海道は全てが広く、本州のようにコチャコチャしていない、その感じが、本州の煩わしい人間関係とは無縁の大らかさ。大自然ですね。
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・ 三国峠付近の前後の道路、直線あるいはとても緩やかなカーブが続き、両脇を白樺林が包み込む。
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・ 白樺は黄葉し、白い木肌が清楚。こんな美しい木がある。
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・ 少し不思議に感じたのは、木の高さ、太さが均一なこと、つまり、伐採された後に一斉に生えてきたのだろう。新潟県・松之山の美人林(こちらはブナ林)を思い出す。
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・ こんな道で車と時々すれ違う。道央と帯広を結ぶ幹線だが、車はとても少ない。
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・ 峠から15kmほど下ると、直進が糠平源泉郷(温泉郷とは言わずに源泉郷)、右折が幌加温泉。
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・ 右折後は道幅が狭くなり、山道っぽくなる。この道の奥に宿がある。

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80.2 鹿の谷

 「幌加温泉・鹿の谷(かのや)」と言えば、これぞ知る人が知る秘湯です。すでに一軒家になってしまったが、北海道では気になって仕方がない、今のうちにどうしても行きたい秘湯。その理由はおいおいお話ししていきます。

・ 道の終点、幌加温泉・鹿の谷に到着。なぜか黒いベンツが一台。
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・ 手前右に別の建物、宮崎駿の映画に出てきそうな佇まい。
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・ 建物は民宿か学生宿風。この写真の特徴は窓に映った風景です。
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・ 玄関を入ると左手にロビー、というか、待合所。
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・ 一番感動したのはこのテレビ。
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・ 通路の右手には休憩所がある。静かだ…。時間が完全に止まっている。
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・ 二階にあがる階段。一階の通路の奥が風呂。
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・ 二階に上がり、玄関側の外を見る。紅葉がちょうど盛りの時季。(2014.9月末日の平日)
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・ 左奥の二つの耳のようなピークは、多分、左がピリベツ岳と西クマネシリ岳、右端が南クマネシリ岳。
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・ 部屋は二間続きで、奥にはすでにお布団が敷かれている。
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・ もう一つの別の部屋を食事につかってどうぞ、というわけで、こちらが臨時食事処。
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・ さらに、テレビの部屋は別で、こちらもどうぞ、ということに。この日はお客が二組だけで、結局こちらは合計3部屋を。
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・ 二階奥の自炊場。
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・ 鍋釜類と冷蔵庫。
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・ 自由に使える食器類。
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80.3 少し解説

 さて、皆さん、だんだんわかってきましたね。ここは自炊の宿です。電話で予約した時、いきなり「布団は使いますか?」とのご質問、つまり、布団なしで風邪をひかない人とか、シュラフ持参の山登り客は布団なしでもいい。食事はなしとして、布団つきで一泊4400円(税込み)という超激安。したがって、二人でやっと8800円、これでいいのだろうか???感謝!

 宿の近くが名峰ニペソツ山の登山口、なので、ここは下山後に一泊するのが通なのではないだろうか。ニペソツは山好きにはたまらない名峰、猛者は厳冬期に登るでしょうが命がけでしょう、ホント。

 鹿の谷は「かのや」と言います。鹿が多い谷という純粋な名前。当然、見られると思っていたら、鹿さんは結局、出張中でした。

 鹿の谷を語るには外せないのが館主の方。この品のある女性は少しお年を召されていて、耳が遠い。お客が申し訳ないくらい「ごめんなさいね、耳が遠くて…」と言われるし、気の使いようがとても立派です。そこで、これを助けるべく妹さんが一緒にやっておられる。(先のことが心配)

 お二人ともそのキャラがすばらしい。知性と愛情を兼ね備えた方々である。話してみればすぐにわかります。そして、動きがお年の割に機敏です。そのことをお尋ねしたら「だって労働者ですもの」と、キッパリしたご返事。いや、かくあるべし。

 ここ幌加温泉にはもう一軒の宿があったが、2011年に休業された。鹿の谷は年中無休!冬も!これは大変なこと。

 それから肝心なことは、食料調達。30km圏内にコンビニすらない。層雲峡のコンビニが最後だったので、ここで、適当なものを調達し、冷蔵庫に入れて自炊。帯広方面はコンビニがどこにあるかもわからない。帯広市のデパートで調達されてくる方もいるようだ。こんなスタイルもワタクシ、強く支持します。

 極論すると食事なんてどうでもいい、温泉さえよければ、という方にはオススメです。-2-ではその温泉に参ります。4つの泉質の異なる源泉ですよ。

 
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幌加温泉・鹿の谷:70℃自然湧出、ナトリウム泉(40℃)、鉄鉱泉(42℃)、カルシウム泉(44℃)、硫黄泉(43℃)、混浴内湯の湯船3、混浴露天風呂1。

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