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船山温泉の22時間滞在 -2-



 貸切露天風呂の「二人静」と「清水」を紹介する。風呂桶の縁に温泉の成分が白く析出している。ほのかな硫黄臭がここちよい。

第25章 船山温泉の22時間滞在 -2-
English Information : FUNAYAMA ONSEN

25.5「二人静」
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 「二人静」とは貸切露天風呂の名前である。「一人静」という名前の花がある。別名で眉掃草(まゆはきそう)とも吉野御前(よしのごぜん)とも言う。白い眉毛のような可憐で控えめな花である。入り口の庭に咲いていたような気がする。露天風呂の「二人静」は「二人で静かに入りなさいね」ということだろう。ここが一番人気だという。

・ 脱衣所にはタオル類やアメニティが常備されている。ので、部屋から持って行かないで済む。このサービスは高級ホテルのものなので、ちょっとリッチな気分になる。普通なら部屋から持って行って、帰って干す、これも温泉の儀式であるが、手ぶらというのはうれしいもの。昼でも夜でも、部屋の鍵さえ持てばふらりと入湯できるのである。
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・ 洗い場を抜けるとこの樽型の露天風呂に続く。
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・ 結構な量のお湯が注がれ、川側のふちから溢れ出ている。
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・ 人が入ればざっとこんな感じ、二人が十分くつろぐことが出来る。
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・ 外を見ると対岸が見渡せる。奥は常緑樹の山だが、手前は落葉樹なので、冬はやや寂しい感じがする。しかし、春から秋にかけてはさぞや美しいだろう。
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・ 湯船に映った樹々。
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・ 湯船に映った山と空。冬は空がきれいである。
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・ 湯船の縁を見ると白くなっている。また、奥の方は水が溢れる先で、よく見ると、ふちが水で削り取られ低くなっている。
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・ ふちが白くなっている。
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・ 砂糖をまぶした感じなのは、溢れたお湯の析出物である。それに木の年輪の柔いところがお湯で浸食されている。お湯はほんの少し硫黄臭がして確かに「温泉!」。湯の温度は少し長湯するにちょうど良い温度である。おそらく40度。
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25.6 「清水」
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もう一つの貸切露天風呂が「清水」である。

・ 湯船は「二人静」よりもう少し大きい。その分くつろげる。
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・ 湯船の左手が川だが、こちらは窓がついていて開閉自由である。つまり、これは露天風呂ではなく内風呂である。冬は寒ければ閉め、外気に触れたければ開ければ良い。内風呂のせいか、湯温はやや高めに感じた。
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 二つの貸切風呂を紹介したが、両方とも空いている時もあれば、すでに先客がいる時もある。宿泊した日は満室であったが、両方とも2回入湯したので満足した。-3-で紹介する男女別の風呂もほとんど空いていて、「自分時間」を楽しむことができた。船山温泉の部屋数は12室で、小規模旅館の標準的な部屋数である。

 実は、船山温泉のチェックインは午後1時、チェックアウトは午前11時である。滞在時間は最大22時間ある。これは、仙仁温泉・岩の湯と同じである。この思想は、宿が提供するものが「時間」であることを象徴的に示している。宿泊者は、温泉だけでなくここで自由に過ごすことに価値を認めて来るのである。いつ掃除するのかというと、この午前11時前から午後1時までの間と、夕食、朝食の時間に掃除するのである。そのせいか、夕食と朝食の時間は決まっている。午後6時と午前8時である。宿泊者全員が食事している時またはいない時に掃除をしている。これは合理的である。

 大型ホテルでよくあるパターンはチェックインが3または4時、チェックアウトは10時、これで大きな不満はないものの、22時間滞在の味をしめてしまうとこれでは物足りない。良い宿には出来るだけ長く滞在したいもの。過ごしてみればわかるが22時間なんて長いようであっという間である。次第にくつろぎ慣れてしまうもの。そしてまた来ようと思うのである。

-3-では「静山の湯」と「渓流の湯」を紹介する。


温泉概略データ:15.7度・加温・一部循環有、単純硫黄泉、pH=8、内湯2、露天4
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