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毒沢鉱泉・神乃湯-1-

下諏訪大社春宮の山側斜面に毒沢温泉神乃湯がある。市街地のすぐそばだが森の中に静かに佇む民芸調の宿。
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第97章 毒沢鉱泉・神乃湯-1-
Chapter 96, section 1, Nagano prefecture Dokusawa kousen Kaminoyu -1-
Japanese HP:毒沢鉱泉神乃湯
English information: Dokusawa kousen Kaminoyu
2015.8.4-5

97.1 はじめに (Opening remarks)

 下諏訪温泉は中山道でもまれな温泉町である。透明で熱めのお湯がふんだんに沸いている。諏訪湖の北が下諏訪町、ここに諏訪大社春宮、秋宮がある。この市街地の少し北の集落に毒沢温泉がある。高速なら岡谷インターが近い。

 源泉は同じと思われる宮乃湯、沢乃湯(休業?)、神乃湯の3軒。前二者は集落の中、神乃湯は坂道を登ったドン詰まりにある。山の斜面の森の中といった佇まいで、これが秘湯の雰囲気を漂わせている。

 毒沢の由来は、鉱泉の成分が鉄とアルミニウム成分が濃くて魚も棲めないという説などがある。普通の人はあえてここに行く衝動には駆られないが、物好きはナンダナンダと興味津々だ。

 今回は、前日の本沢温泉・硫黄岳登山の翌日に体を休めるために投宿した。鉱泉は唐沢鉱泉のインパクトもあって、毒沢も成分が濃くて侮れないと想像した。


97.2 館内(Appearance)

・ 手前の駐車場に車を止めて坂を登ると宿の玄関口、これで心が鷲掴みされた。
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・ 夕時の明かりが心暖まる。
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・ 左手の大木が見下ろしている。立派な巨木だ。
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・ 玄関の左手もいい。
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・ 看板も渋い。
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・ 玄関は薄暗く、日本の陰影だ。提灯がお出迎え。
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・ 中はロビーだが畳敷きで広い。
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・ スリッパがないのはワタクシのお気に入り。
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・ 土間があって蒔ストーブも。
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・ ロビーの机は畳の上。
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・ 帳場は小作り。
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・ 中央に吹き抜け。
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・ 立派な書。
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・ ロビー横にソファースペース、音楽はジャズだった。
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・ くつろぎ処もある。
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・ 部屋はちょうど玄関の上あたり。
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 実は部屋には冷房がなく扇風機だけ。館主いわく、夕刻になれば気温は下がりますので少し辛抱してくださいなとのこと。今年(2015夏)は猛暑で閉口しているが、少し我慢しよう。

 標高は800mくらいあるから確かに夕刻になると涼風が吹きぬけ始めた。考えようによってはエコな宿。ほんの一時のために冷房は不要かもしれない、だいたい日本は過剰サービスという見方もある。

 ついでに言えば布団の上げ下ろしもよろしく、とのこと。割り切りがシンプルだ。ワタクシは一向に気にならない。むしろ、ここまでくると淡白で好感さえ感じた。

・ 玄関前の広場と駐車場が一望。
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 神乃湯の宿は比較的最近改造したらしい。民芸調に統一されているし、色合いが黒っぽくて照明は陰影を造り出すししっくり納まっている。加えて、森の中ドン詰まりというのがさらに印象がいい。

 源泉は宿の裏の沢筋の上にある。2℃の源泉がなぜ鉱泉とわかったのかと言えば、多分当時は赤い水が流れていて魚は棲めず、毒と薬は紙一重だから、これで病気を治癒したことから賑わったとのこと。


本沢温泉:露天風呂(自噴、男女混浴):酸性—含硫黄—カルシウム・マグネシウムー硫酸塩泉(硫化水素型)、40.8℃、成分総計=2399mg/ℓ、内風呂(源泉は石楠花の湯、男女各1):ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉、53.2℃、成分総計=4529mg/ℓ。

-2-は内湯を紹介。(Continue to next report)
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神乃湯:含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉(酸性低張性冷鉱泉)、pH2.5、2℃、7.5ℓ/分、内湯(混男1、女1)

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.28 2015 温泉 comment2 trackback0

comment

はたぼー
一昨年、蓼科山に登ったあとに一泊でいきました。
源泉の冷泉とっても気に入りましたよ。
また行きたいな~♪
村ポチ☆
2015.08.28 22:25
-
ハタボー様
知ってますよ、行かれたのは。
確かに源泉の小さな浴槽が良かったです。
2015.08.29 06:02

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