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奥鬼怒温泉・八丁の湯



四季を通じて体と心を休めに行く奥鬼怒の秘湯である。徒歩か送迎のバスで行く。滝の横まで登って入る混浴露天風呂が野趣満点である。
 
第22章 奥鬼怒温泉・八丁の湯
English Information : HACCHOYU
2009.11.22-23

22.1 はじめに

 東京から東部鬼怒川線または車で川治まで約2時間、そこから川俣湖方面へ走り約1時間で女夫淵に着く。ここに駐車場がありこの先は徒歩か送迎バスで向かう。つまり、行く気にならなければなかなか行けない。奥鬼怒温泉は八丁の湯、加仁湯、手白沢温泉、日光沢温泉が奥鬼怒4湯と呼ばれる秘湯群である。いずれも個性豊かな一軒宿である。

 日本秘湯を守る会の宿は八丁の湯だけであるが、他の三湯も秘湯の資格は十二分にある。手白沢は予約の取りにくい時期に予約できたものの都合で行けなかった悔しい思いでもある。加仁湯は濁り湯を体験したいし、日光沢は最も秘湯らしくひなびた感じはもっとも高そうだ。この四湯は、時間をかけて訪問しなければならないが、今回は八丁の湯。実は訪れたのは少し昔になり、写真もあまりない。ホームページにもあるように四季折々のすばらしさが群を抜いている。体験しなければわからない素晴らしさだろう。

22.2 外観、露天風呂

・ 玄関。
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 八丁の湯の玄関は広々しているが、何か普通の宿と違う感じがする。それは、駐車場がなく車がないせいである。渡り廊下の向こうに滝が見える。なんと、滝の前に宿が作られている。これで気分が盛り上がる。

・ 本館とログハウス群からなる。
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 本館には食事処があり、内部でログハウスにつながっている。秘湯とログハウスの取り合わせは、不思議な気もするが、山の中の一軒宿だから、自然満点のログハウスは妙にしっくりしてしまう。灯りが灯る頃が一番美しい。

・ ログハウスの部屋から外を見る。雪が積もっていてそれがまた良い。
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・ まず、滝見の湯に浸かる。
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・ お目当ての露天風呂「石楠花の湯」に浸かる。
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 滝までは階段を登るが、そこに、露天風呂が作られ、お湯が注がれている。何とも贅沢な露天風呂である。海外ではこのような風情の風呂はおそらくないのではなかろうか!常時混浴で、結構、カップルの方々が静かにくつろいでいる。沢山は入れないから、数名が限度であろう。滝の音、目の前の山々、眼下の露天風呂、見上げればただただ空、他には何もない、これは贅沢と至福の極みである。

・ 露天風呂から下を見下ろすと、男性用の露天風呂が見える。皆さんもくつろいでいる。こちらを見ているような気がするのは、本当に滝を見ているからだろう。
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・ 食事処はご覧のように、皆さんと一緒である。
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 ちょっとびっくりしたが、個室ではないゆえに、お隣さんとの会話も生まれる。そして、皆、「そちらも秘湯が好きですよね!」と無言でお互いを観察し合うのである。「よく来ましたな〜」と言いたいのである。しかし、声をかけるには人が少々多い。隠れた人気の宿である。

22.3 おわりに

 関東圏のなかでこれほどの秘湯群はない。北関東には法師温泉・長寿館、四万方面に行けばたんげ温泉やまるほん旅館などの一軒宿があるが、ここ奥鬼怒温泉の秘湯風情は、全くの山の中で車では行けないという「長所」がある。便利さを追求する人には不便だが、秘湯を追求する人には秘湯らしさがある。車で行けないことが秘湯のレベルを高めているのである。それだけ環境も守られている。

 比較的近くには湯西川温泉があり、いずれも平家の落人集落がある。平家は追手の目を逃れるために、可能な限り山奥に逃げ込んだ。最も山奥と感じたのは宮崎県椎葉村であるが、奥鬼怒、湯西側もそこまでの道のりは山の中を結構走らねばならない。この道のりが自然豊かで好きである。他には何もない、それがよい。住んでいる人から見れば「都会人の身勝手」言われることは間違いない。間違いないが許して頂きたい。

 館主はここを多くの人に訪れてほしいが故に、値段をかなり良心的にしている。布団は自分で敷くし、食事も一緒、つまりコンセプトは山小屋なのである。それで充分である。目的は温泉であるから。すばらしい温泉が人々を引きつける。

 夏、秋、冬にそれぞれ訪れなければ本当の良さは決してわからない。今回の報告では物足りなさ過ぎて申し訳ない。再訪を誓うと共に、皆さんも是非、季節を問わず訪れてはどうだろうか。

・なお、本文と写真は予告なしに改訂することがありますことご了承ください。
・文章と画像の著作権は著者にあります。許可なくコピー・転載できません。

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.02 2012 温泉 comment2 trackback0

comment

鐘ヶ江
訪問履歴からきました~^^感動の秘湯がたくさんで素晴らしいですね。私も文章の書き方や写真など勉強しないといけないなと反省^^;四季折々温泉って本当にいいものですよね。
2012.03.08 22:39
izumi6688
鐘ヶ江様
訪問いただき有り難うございます。
昨年8月の夏休みから始めたブログで試行錯誤中です。
ただ、思いは、日本の温泉はいずれグローバルになる、という予感です。
今日のニュースですが、和食がユネスコ無形文化遺産に推薦されるそうです。
私たちは温泉をエンジョイして情報を発信する、そんな気持ちです。
よろしくお願いします。
izumi6688

> 訪問履歴からきました~^^感動の秘湯がたくさんで素晴らしいですね。私も文章の書き方や写真など勉強しないといけないなと反省^^;四季折々温泉って本当にいいものですよね。
2012.03.09 22:36

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