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奥塩原温泉・元泉館の緑白色-1-



雪道を「元泉館」に向かう。めずらしい緑白色、硫黄臭があるが中性に近く肌に優しい。肌になじむ不思議な湯質がすばらしい。

第24章 奥塩原温泉・元泉館の緑白色-1-
English Information : GENSENKAN
English Infprmation
2012.3.10-11

24.1 はじめに

 「う〜ん、最近、濁り湯に行っていないな〜」「冬は雪見風呂の濁り湯に行きたいな〜」という衝動が突然出てきた。これは誰でもあるはず。しかし、冬は出不精になりやすい。寒いし、行くまでが大変。電車やバスなら時間がかかるし、車なら雪道が心配。でも宿に確認したら「今日のお客さんはノーマルタイヤで見えましたよ」とのこと、さらに「泊まるかどうかもその日の朝に決めていいですよ」と言われ、そんなことはないだろうと思いつつ、次の週に行く決心をした。かねてから気になっていた奥塩原温泉「元泉館」である。ここは三種の源泉を持つ秘湯である。

 東北自動車道を西那須野塩原で下りて、国道400号線を塩原温泉方向に向かう。寂しくなってしまった温泉街を過ぎ、日塩もみじラインへの左折を見送り、次の標識で「元泉館」方向に曲がる。山道は次第に細く、くねくねと続き、その先に「えびすや」と「元泉館」が並んでいる。途中には「大出館」への道もある。この3軒が寄り添っている。

 いずれの宿も濁り湯は心地よい秘湯である。「日本秘湯を守る会」の宿は「大出館」である。今回は、「三種の源泉」に心動き「元泉館」に宿泊した。おいおい述べてゆくが、緑白色の独特の湯がすばらしい。硫黄泉の濁り湯は一般的にpHが3以下の酸性で湯温も高めであるが、ここはpHは6.4から6.6で中性に近い。つまり、肌には優しい。しかも温度は高くなく心地よい。緑白色の湯から雪景色を見ていれば、ここは地上とは思えない。

24.2 宿までのアプローチ

 塩原温泉で休憩した。目の前の山々が、上半分が雪で真っ白である。きれいだな、でもこれからの山道は雪道だなと思った。

・ 塩原温泉地区から見た山々:上半分が雪、奥塩原は雪に違いない。
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国道400号から左折してしばらくすると雪が目立って多くなってきた。でも、道は除雪されていて凍ってはいない。除雪車とすれ違いながら細い道が続いていく。秘湯に近づく期待感が高まる。

・ 山道の雪:それなりに沢山積もっている。
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・ 南会津に続く遠くの山々が見える(帰り道で撮影)
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・ こちらも帰り道だが、昨日と違って空が晴れて来た。この日は2012.3.10。空色の薄い青色が春の到来を予感させる。
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・ こちらは行き道。除雪されているが、解けた雪が覆っているところもある。ノーマルタイヤでゆっくりと進む。チェーンはもちろん持参だが、できれば使いたくないところ。(この後雪道になる)
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・ 樹々も雪をかぶっている、これはラッキーだ、露天風呂は雪見風呂に間違いない。
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・ 途中「大出館」を見に行った。ここもいつか来なければならない。
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・ 「日本秘湯を守る会」の提灯が出ている。風情がありすぎる。
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・ 「元泉館」に到着。秘湯というよりホテルである。2枚
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・ 隣には「えびすや」がある。ここもいずれ行かなければ。
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24.3 ロビー、館内、食事

 ロビーは広々としている。左手にはバーもあって、やはりホテルっぽい。塩原温泉が繁栄していた頃の影響を受けたに違いない。歓楽街と同じように、お客をある程度多く確保したいと考えたに違いない。これは好きずきであり議論が出るかも。

・ ロビー
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・ 休憩所とバー
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・ 生け花が生けられている。
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・ 温泉は飲用可能である。飲んでみたが硫黄の匂いがした。効きそうである。
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・ 部屋から外を見ると山々が雪に覆われている。ここ2−3日大雪は降っていないから樹々は土色の肌を見せている。雪が降った直後は、真っ白でさぞや美しいだろう。
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・夕食:部屋で頂いた。きのこ類が多く、私は好物で満足した。鴨の陶板焼き(右上)が美味であった。
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・朝食:食事処で頂いた。みそ汁のほかに餅入りの「きのこ汁」が出た。ご飯は温泉で炊いたおかゆとご飯を選べた。おかわりしてどちらも楽しむことが出来る。
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24.4 「ひのき風呂」と「甘鄲の湯」

 「ひのき風呂」は間欠泉となっている。間欠泉というと蒸気と一緒に高温のお湯が噴き出すイメージだが、もちろんそんなことはない。普段はお湯はちょろちょろと出ているだけである。
・ 細長く、大きくない湯船、3−4人も入れば一杯。写真は男性用。
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・ 外の雪明かりがまろやかな光を差し出している。
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・ 色は白く映っているが、実はほんのり薄い緑白色である。なかなか風情がある。
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・ お湯は多くはないが、一人だったせいか湯質がとてもよく感じた。まろやかだ。
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・ ちょろちょろと出ている。
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 冒頭に述べたが、pHは中性付近でしかも温度は高くなく、肌に優しい。それでとても気持ちよい。うまく言えないが、お湯が自分以外の物質というのではなく、皮膚の外にあるにもかかわらず自分の一部という感じがするのである。温泉の成分が肌を通して体に入っているのだろう。妙に落ち着く湯である。ここに入る客は少ないらしく、お湯もとても新鮮に感じる。それに、実は驚いたことは、夜中に入ったときには、何が起こったのか、先ほどのちょろちょろのお湯がドバドバと溢れていた。風呂から上がると普通、湯船の水位が下がるものだが、あっという間に溢れ出す。湯口からどんどんお湯が流れてゆく。そうか、これが間欠泉か!と納得。おもしろがって子供のように入ったり出たりしてしまった。そこで、早朝に再度入湯した。すでに先客がいたが、お湯の水位は人の数だけ減っていた。お湯の供給量が少なくなっていたからである。少し寂しくなったが、それでも湯質は抜群。

「甘鄲の湯」は混浴である。入り口は脱衣所が男女別になっているが、中は一つである。
・ 暗くてうまく映らないが、お湯は灰色のような白色で、ほんの少し薄い緑白色である。緑白色はここのお湯の基本的なトーンである。湯温はやや高めであった。-2-では露天風呂の高尾の湯へ。

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温泉概略データ(3つの源泉):計94.5リットル/分、48〜57度、pH=6.5〜6.8、硫黄泉(ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉)、蒸発残留物=2605〜3383mg/l、内湯5(混浴1,男2,女2)、露天2(男女)

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