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銀山温泉・能登屋旅館-1-

温泉街に一歩足を踏み入れるとそこは大正時代そのもの佇まい。銀山川に架かる9つの橋、両岸に続く鄙びた旅館、能登屋は異色の個性を放つ。
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第105章銀山温泉・能登屋旅館-1-
Chapter 105, section 1, Yamagata prefecture Ginzan onsen Notoya ryokan -1-
Japanese information: 能登屋旅館
English information: Ginzan onsen Notoya ryokan
2016.1.8-9

105.1 はじめに (Opening remarks)

 銀山温泉は山形空港から約1時間の渓流沿いにある。歴史は約500年、江戸時代初期に延沢銀山で栄えていた温泉街。現在、銀山はクローズしている。

 能登屋の創業は明治25年である。大正2年に洪水があり街が被害を受けたものの新しいボーリングで良質の湯脈を発見後に再興してきた。大正末期から昭和初期に、各旅館が当時の最新技術とデザインを駆使して木造3−4階の建物を銀山川の両側に造っていった。

 この旅館街は当時の様子を極力変えないよう「家並み保存条例」によって規制されている。規制というものの重要性と効果はもっと認識されるべきである。日本は「個人の自由」と「国の文化」の天秤が少し傾いている。

 当時の和風建築に西洋式を取り入れたものを大正ロマン様式?というのだろうか、完全和風ではなく当時のモダンさが混じった温泉街スタイルに心和む。

 おしむらくは銀山温泉は首都圏から遠い。一番便利なのは飛行機で山形空港へ、または新幹線で。あるいは高速バスや自家用車。雪道だから車は一番辛い。



105.2 温泉街の佇まい (Spa street appearance)

 温泉街のマップで、よくできていてわかりやすいです。なんと旅館は12軒しかない。
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 温泉街の佇まいを雑誌などで見た方は多いと思いますが、実際のこの空間に足を踏み入れると、その重厚で、でもなぜか?懐かしい雰囲気に圧倒されます。

 一つは建物群、二つ目が中央を貫く川(銀山川)と橋。これぞ日本の伝統的な温泉街、という感じ、それに土産物屋さんがとても控えめなことがいい。

・ 温泉街一口にある最初の橋は白銀(しろがね)橋、ここから9つの橋が架かる。右はお蕎麦屋さん。
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・ 明友庵というお蕎麦屋さん
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・ 中央の銀山川は結構水量が多い。綺麗な水。
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・ 右岸(下流に向かって右)にある古山閣
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・ 右岸には松本と昭和館、左岸が藤屋。隈研吾の作品。女将さん(ジニーさん)が有名だったがこの話にはふれません。藤屋の並びの一番奥が能登屋。
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・ 奥の建物がなんだかお城風、これが能登屋。
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・ 右(左岸)は藤屋、旅館永澤平八、能登屋が続く。
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・ 能登屋の全景、3階建でその上に望楼が2階も上に伸びている。一度見ると忘れられない印象的な建物。
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・ 正面から見ると一層強烈。
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 木戸佐左エ門という看板は創業者のお名前とのこと。建物の完成は大正15年。チェックアウト時に大女将と女将さんが正装でご挨拶されていた。我々とは次元の違う品の良さでした。

 女将さん曰く「ここはもともと湯治場でしたので」。それを拡張せず昔のままに維持されたことには御苦労もあったと思います。

 訪れたのは1月上旬、雪で埋もれているはず(期待)だったが、思ったほどではなかった。しかしその夜、しんしんと雪が積もり朝方は白一色になりました。これも後で紹介していきます。

 一歩足を踏み入れるとタイムスリップできる、たぐい稀な温泉街です。大温泉街には絶対にない風景。

 銀山温泉を有名にしたのは「おしん」の一舞台になったこと、それに「千と千尋」の湯宿と少し似ている、ということ。

・ 銀山温泉能登屋旅館:ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉、63.8℃、pH=6.76、蒸発残留物成分総計2021mg/l、内風呂・露天風呂:男女各1、貸切洞窟風呂1。

-2-は館内と洞窟風呂を紹介。(Continue to next report)
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