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城崎温泉・水翔苑-1-

水翔苑は「かかり火の宿」とうたっている。畳敷の館内、中庭を流れる回遊式の池にかがり火が焚かれ能舞台がある。温泉はもちろん。
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第114章 兵庫県城崎温泉・水翔苑-1-
Chapter 114, section 1, Hyogo prefecture Kinosaki onsen Suishoen -1-
Japanese information: 大西屋水翔苑
English information: Onishiya Suishoen
2016.10.28-29

114.1 はじめに (Opening remarks)

 城崎温泉といえば、TVドラマでは吉永さゆりの「夢千代日記」、旅館では「西村屋本館」がつとに有名です。実は夢千代日記の舞台はなんとなく東北地方かと思っていましたが、兵庫県の日本海側にある城崎温泉でした。中央を流れる川の両側に、小雪のさまよう中に並ぶ昔ながらの温泉街というイメージでした。

 城崎温泉の歴史は1400年前に遡るという。古今和歌集、徒然草、「暗夜行路」、「城崎にて」など多くの文学作品の舞台となりました。情緒あふれる佇まい、冬の侘しさなどが文学作品と相性がいいのでしょう。

 宿は西村屋本館が第一候補でしたが、いかんせん予算オーバー、次回はお訪ねするとして今回はコスパのよい「かがり火の宿 大西屋水翔苑」の一泊コースにしました。なんと2名で13260円(ツイン洋室、食事なし)。

114.2 大西屋水翔苑

 大阪伊丹空港からレンタカーで約2時間半。程よいドライブで到着しました。水翔苑は街の中心街からほんの少し北側にあります。昔は民宿だったという話も聞きましたが、今は改装されてとても立派な旅館ホテルです。和室が28室、洋室が6室です。

・ モノトーンで大人チックな佇まい。確かに城崎は大人の湯宿。
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・ 入り口とフロント、床は木またはほとんどが畳。
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・ 定番のお土産屋さん。
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・ フロント横のラウンジからは中身我が一望。やはり畳。
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・ 回遊式の池がある。なるほど水翔苑という名前はここからきたのかな。
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・ 夜になるとすだれが開いて、能舞台を模した映像が上映される。その前にはかがり火。ここはかがり火の宿と銘打っている理由。
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 なるほど、回遊式の池とかがり火は共通点はいずれも動きがあること、つい目が釘付けになる。それに能舞台での能は映像ではあるけれど動きがあって、粋な演出。

 この宿を再生するときにコンセプトを考え抜いて造られたことが伝わってきます。中規模以上の旅館や宿は集客数が多いからいろいろな仕掛けや工夫のしがいがある。


114.3 館内

 館内の畳敷きはスリッパがないので清潔で和風のいいところだ。ワタクシの偏見はスリッパの宿は絶対いいという経験則。静かな空間が畳と床で一層引き締まる。
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114.5 風呂

・ 内風呂は広々としてジャグジーもある。清潔そのもの。
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・ お湯は淡白で適温、程よい長湯ができる。
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・ 外は露天風呂が二つ。
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・ 四角い方、
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・ 少しぬるめの丸い方、驚いたのは石造りの湯船は一つの大きな岩をくり抜いた湯舟。
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・ 不思議な宇宙船からお湯が出ている。
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 清潔でコンセプトが練られた斬新な宿です。どうも海外の方も多い様です。お湯は城崎全体が一括管理されているので泉質はほぼどこも同じだと思います。やや高めの源泉を程よい温度に調整されている。淡白で飽きのこない湯。

 城崎温泉のメインの温泉街からはほんの少し離れているので、随時バスで送迎していただける。これはありがたい。大半の方は温泉街がお目当てだから。次回は温泉街を紹介します。ミシュランに載った温泉街というのが売りらしい。


・ 城崎温泉・温泉街より給湯:泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物高温泉(低張性中性高温泉)、源泉温度=37—83度を一旦集めて約57℃に調整して書く旅館に送湯している。水翔苑は内湯男女各1、露天風呂各2。

-2-は城崎温泉街を紹介。(Continue to next report)
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