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中禅寺金谷ホテル-1-

巨木の列柱に支えられたウッデイな面構えがインパクトあり、中禅寺湖湖畔にたたずむ欧州風のリゾートホテル。
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第119章 栃木県 中禅寺金谷ホテル-1-
Nikko Chuzenji Kanaya Hotel -1-
Chapter 119, section 1, Tochigi prefecture Chuzenji Kanaya Hotel -1-
Japanese information: 中禅寺金谷ホテル
English information: Chuzenji Kanaya Hotel
2017.3.12-13

119.1 はじめに (Opening remarks)

 中禅寺金谷ホテルはこのブログで紹介するような本来の秘湯ではありません。でも、湖畔にたたずむ圧倒的な佇まい、日光湯元温泉から引いた温泉(2011年)を引いていること(つまり遠距離の源泉かけ流し)、また、山奥一軒家ということで紹介することにしました。

 本家の日光金谷ホテルの歴史は古く、イギリス人女性旅行家のイザベラ・バードが投宿した小さな宿からの歴史がある。当時は”Samurai house”と呼ばれていた。彼女は著書「日本奥地紀行」の中で、ここを快適で気に入ったと紹介している。

 麓にある現在の金谷ホテルは日本最古クラスのリゾートホテルで、同ホテルは真山仁の小説「ハゲタカ」にも出てくる。金谷ホテルは経営的に苦境に陥ったこともあるから、それがヒントになったたのでしょう。

 中禅寺金谷ホテルの方は、中禅寺湖の湖畔に昭和15年に建設されたという。当時の建物はなく、現在はカナダ人の建築家 J・スタージェス氏の設計によるもので、神殿を思わせる巨木の柱を配したユニークな建築である。竣工は平成4年。


119.2 中禅寺金谷ホテル (Chuzenji Kanaya Hotel)

元々、日光や中禅寺湖は海外のセレブに愛されてきたスポット。軽井沢と違って、山岳系&湖畔&フィッシングなど愛される理由がある。ヨーロッパでは毛針フィッシングでマスを釣るのは紳士のたしなみとされていたから、中禅寺湖はまさにうってつけだった。ホテルの湖畔にはボートハウスも残っている。

 中禅寺湖は標高が1270mほどあり、夏でもかなり涼しい避暑地。日本の蒸し暑い夏を避けて夏休みにはこちらで一夏を過ごしたのでしょう。イギリス大使館の夏の別邸もある。ヨーロッパの山岳リゾートを思わせる雰囲気が漂っているが、それに見合うホテルがなかった。

 世界に通じるホテルを建設するという心意気で、(たぶん予算に糸目をつけずに)建設されたのが中禅寺金谷ホテル。今思えばそれでよかったと。訪れたのは雪の残る三月中旬だった。

・中禅寺湖はこんな感じで素晴らしい光景です。
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・ 湖畔側から見るホテルの正面。樹林の向こうに巨大山荘風の建物が見える。
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・ 近づくと、圧倒的な存在感、ちょっと日本では見かけないセンスの建物。
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・ この巨木の柱が一度見たら忘れられないインパクト。
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・ ところが横から見ると結構薄型。少し台形になっている。内部は鉄筋コンクリートで外装は全て木にしたのでしょう。
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・ 玄関側に回ると、また見たこともないユニークなデザイン。このガラスの四角柱は廊下から外を見るためと採光のため。設計されたスタージェスさん、豪快で繊細な方かな。
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・ エントランスに入ると落ち着いたロビーになっていて、暖炉が燃えている。
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・ 山岳リゾートに暖炉は不可欠ですね。
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・ めらめらと燃える炎は見ているだけで、眠っている原始的な感情を呼び起こしますね。
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・ 向こう側はゆったりソファーです。もちろん窓からは中禅寺湖。
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・ 二階は書籍置き場とくつろぎ処です。
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・ 廊下はカーブを描いていますが、それはこの建物自体が中禅寺湖に向かってかるく湾曲しているから。これは通路の向こうが見えない、というメリッットもある。(通路が真っ直ぐすぎると、なんか独房みたいな気がするんです、その経験はないんですが)
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・ 部屋の外はこんな具合。テラスが張り出しています。
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・ 夕暮れ時の中禅寺湖とボートハウス
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 ウッデイな外観がとてもすばらしく、この巨木はカナダ産でしょうか。日本で調達するのはもう難しいと思います。それから、わざわざ日光湯元温泉から引湯した心意気に敬服。地域的には「中禅寺温泉」なのかもしれないが、実態は湯元温泉です。

 お値段は、レギュラーシーズンでも一人23760円(宿泊のみ)となり、夕食は概ね1万円以上と高嶺の花。今回はネットで見つけた割安セットを利用しました。
 
 ところで、小説「ハゲタカ」は事業再生に関する外資ファンドの話、最近でも間の抜けた経営者による破綻トラブルや偽装が後を絶たない。一読をおススメします。


・ 中禅寺金谷ホテル(日光湯元温泉から引湯):泉質:含硫黄—カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉(中世低張性高温泉)、78.6℃、pH6.4、蒸発残留物1238mg/kg、成分総計1582g/kg、共同内湯と露天風呂が男女各1。

-2-は温泉を紹介。(Continue to next report)
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