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黒湯温泉-1-

俗世界と隔絶された山奥に佇み、雪深いため冬には閉鎖する茅葺源泉湯宿である。混浴露天風呂の雰囲気が日本人にはたまらない。
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第124章 秋田県 乳頭温泉黒湯温泉-1- 
Nyutou onsen Kuroyu onsen-1-
Chapter 124, section 1, Akita prefecture Nyutou onsen Kuroyu onsen-1-
Japanese information: 黒湯温泉
English information: Kuroyu onsen, kuroyu onenes2
2017.6.15-16

124.1 はじめに (Opening remarks)

 乳頭温泉は3回目である。最初は夏、次は冬、今回は初夏です。1回目は鶴の湯のみ、2回目は蟹場温泉、妙の湯に泊まり、他3箇所は日帰りだったが、肝心の黒湯は冬には営業していない。温泉フリークの中では「鶴の湯派」と「黒湯派」があり、双璧という、ので衝動も断ち難い。

 冬の孫六温泉からは先達川の対岸奥に位置していて、距離的にはすぐにでも行けそうな感じだが、冬の雪が半端ではないという。今回、やっと念願叶って黒湯探訪へ。黒湯の発見は1674年という。黒湯というので黒い源泉があるのかな、と思ったら、卵が黒くなるので黒湯とのこと。

 訪れたのは6月半ば。というのは、5月連休は新緑には早すぎ、7月になるとお客は増えてくる。6月は梅雨で比較的空いていると読んだ。黒湯は雨が似合うはず。秘湯に行って興ざめなのは大勢の人に出会うこと、これを避ければリフレッシュできる。


124.2 黒湯へ (walk down to Kuroyu)

・ 駐車場から徒歩で小道を下っていくと屋根が見え始める。茅葺屋根もあって、なんとなく足が急ぐ。
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・ 下り切ると、孫六温泉&乳頭山の分岐がある。つまり、ここはハイキングコースの一部にもなっている。
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・ 鮮明な標識、黒地に白は黒川温泉みたい。
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・ いい感じの入り口で奥が帳場。
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・ 傍らには水飲み場、これが旨い。
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・ 左手には、茅葺屋根の建物がドーン。
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・ 帳場は夕刻になるとぐっとよくなる。右手の明かりは、コーヒーが飲めるスペースになっている。
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・ 全体の案内図のマンガ。黒い川のようなのは道です。中央の二階建てが一般の宿泊棟です。
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124.3 部屋からの眺め (View of the guest room)

・ 部屋は二階のいい眺めの部屋だった。当日はお客が少なかったのでこの部屋にしていただけて感謝。
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・ 窓からの眺めが圧巻だった。青い湯の源泉、奥には男女別の湯宿。左手の茅葺は湯治棟。
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・ 奥の方に、ただならぬ気配の一軒家の離れが鎮座している。手前は母屋の内風呂の湯宿。
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・ 翌朝、夜が明ける前の景色、ますます不気味だ。この雰囲気は那須の北温泉とそっくりだ。これが「つげ善春」を磁力で引き寄せたのだろう。
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・ 広角で撮ると源泉池が全部見える。なんとも贅沢な秘湯だ。
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・ 夜が明けても曇天、奥の方にも湯煙が上がっている。
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・ アップで。寂寥感に満ちている。
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・ さらにアップ、妖怪の住む屋敷のようだ。
黒湯7_convert_20170819160000

 周囲のこんな佇まいが秘湯らしさを盛り上げる。俗世界と隔絶された山奥に佇む茅葺源泉湯宿世界。


124.4 混浴露天風呂

 黒湯といえば混浴露天風呂だ。帳場の右手を回り込むとすぐそこ。

・ 露天風呂の前に内湯がある。青白い独特の湯、透明だから鮮度が高いことも一目瞭然。いいですね。
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・ 洗い場はお湯が注がれている桝がある。これは一番好きなタイプです。
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・ この右手には打たせ湯がある
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・ 外に出ると混浴露天風呂。
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・ 反対側から
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・ でもこの角度が一番かな。霧の中に荒涼たるススキが揺れている。その横は小川になっている。
黒湯8_convert_20170819160302

 乳頭温泉はススキが似合う、と思う。雑草のようにどこでも生えてくるたくましさ、なんの飾りも無く、華やかさとは完全に無縁。秋になれば枯れすすき、冬は霜がついた佇まいが最高だ。そのススキの中で露天風呂に入る、というのが野趣満点なのだ。

 西洋文明とは全く違う価値観だ。四季があることで、秋の命の終わりと春の再生を毎年、傍らで見ていると無常感が自然に湧いてくるもの。自分自身もその繰り返しの中の短い命、でも一時も絶えることのない温泉に身を任せて心身が生き返る。いや生きている間は温泉に行こう。

・ 体を沈めて見ると、この角度もいい。
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・ 源泉はドバドバ
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 さて、宿にはいつものように少し早めに到着した。すぐにこの混浴露天風呂に行った。すると、すでに一人女性の方が入っておられる様子。一瞬ひるんで引き返そうとした、だが、黒湯は混浴だし、「入ってもいいでしょうか」とお声がけして、見ないようにして入ることに決心。

 そこには、実は品のいい素敵な女性が一人入っておられました。姿を見ないようにして少し会話いたしました。千葉から来られたとのことでかなりの温泉愛好家とお見受けしました。

 気にしなければ全然気にならないし、温泉愛好家同士で気脈は通じる。外を見ているうちにいつの間にか上がられたようだ。


乳頭温泉黒湯温泉:単純硫化水素泉、酸性硫黄泉(硫化水素型)、54.7℃、pH4.5、成分総計1834mg/kg、内湯:男女各2、露天風呂男女各1、内湯付き混浴露天風呂1、打たせ湯2。

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