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須川高原温泉-1-

須川高原(1129m)にある溶岩丘岩峰の直下に源泉の川が流れる。青白色の源泉露天風呂と岩峰が幻想的な雰囲気を醸し出す。
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第125章 岩手県 須川高原温泉-1- Sugawa kogen onsen -1-
Chapter 125, section 1, Iwate prefecture Sugawa kogen onsen -1-
Japanese information: 須川高原温泉
English information: Sugawa kogen onsen
2017.6.16-17

125.1 はじめに (Opening remarks)

 岩手県一関市の西方に栗駒山(1626m)がそびえる。その中腹(1129m)に須川高原温泉がある。栗駒山に登るにはここから標高差500mだからちょうど良い軽登山。なので、登山客で賑わう場所でもある。

 名前勝ちしている栗駒山は、別名「須川岳」とも言われ、ここは宮城県と秋田県との県境になるので、この地域では両方の名前が混在している。歩いて5分の秋田県側には栗駒山荘があり、こちらは次回紹介します。

 須川高原温泉そのものは、なんとなく「峠のレストハウス」といった感じで、秘湯という佇まいではない。が、「日本秘湯を守る会」の宿である。場所が一軒家、大量源泉かけ流しの露天風呂が名物である。

 下山したその場所が源泉露天風呂であるから、登山者はここで疲れを癒して帰っていく定型パターンである。山と温泉の両方を目的にしているに違いない。


125.2須川高原温泉 (Hotel building)

・ 道路横に建つ一見、横長のレストハウス風。
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・ ロビーは秘湯ではなくホテル。
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・ 部屋は源泉側の角部屋で、これはラッキー。
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・ おしゃれな丸窓があって、源泉が流れ落ちる沢筋が見える。溶岩と湯けむり。
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・ 溶岩丘と温泉神社の鳥居。
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・ たくさんの登山客がひっきりもなく登っていく。
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125.3 源泉が「川」になっている。

・ この「川」が源泉そのもの。二つの小山が溶岩丘である。これは地下から盛り上がった粘性の高い溶岩だろう。
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・ この鳥居の上の方から湧き出して流れてくる。鳥居は温泉の神様を祭ってる?
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・ 湯気を上げながら小滝状態で流れ落ちる。
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・ 鳥居の下の源泉湧き出し口。
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・ 透明な地下からの贈り物。
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・ 渓流状態の源泉を渡る橋。
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・ 硫黄系の析出物で覆われている。
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・ ほとんど「川」状態。
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・ 緑になっているのは好酸性好高温の藻類。
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125.4大露天風呂 (Open-air hot spring)

・ 目の前に現れた、二つの溶岩丘の真下に造られた大露天風呂。ちょっとした異次元の感じ。お湯は青白色の濁り湯。
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・ これは翌朝、霧と湯気に包まれて溶岩丘だけが浮かび上がる。これは幻想的。
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・ 湯面が見えてきました、でもなんか変、縞模様が見える。
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・ なんと透明になっていた。これは多分昨夜、お湯を全部抜いて掃除したからでしょう。
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新しいお湯は源泉の川と同じく透明です。
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・しばらくすると霧が晴れました。中央の白いのが源泉の湯口。

 なんともダイナミックかつ幻想的な露天風呂です。源泉の横にこのプールのような大きさ、目の前の岩に圧倒される。

 源泉はpHが2,2の全国屈指の酸性の湯、長く浸かると体が溶けるんじゃないかと心配なくらいの酸性。皮膚の弱い人はきついかもしれず、逆に殺菌作用があるかもしれない。いがいと、酸性を意識せずに入れるところが気に入りました。


須川高原温泉:含硫黄・鉄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉)、約600ℓ/分、50.5℃、pH2.2、内湯:男女各2、露天風呂男女各1、大露天風呂1。

次回は動画と内湯です。(Continue to next report)
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