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冬の北温泉-1-

念願の冬の北温泉、この渓谷に立ち込める霧はおどろおどろしい、そこが魅力。天狗の湯は殊の外、心身を癒しました。
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第131章 栃木県 那須・冬の北温泉-1- Kita onsen ryokan -1-
Chapter 131, section 1, Tochigi prefecture Kita onsen ryokan -1-
Japanese information: 北温泉
English information: Kita onsen
2018.1.17-18

131.1 はじめに (Opening remarks)

 秘湯めぐりのきっかけの一つはここ北温泉(2012年)。ワタクシとしては何度でも訪れたい。偶然空いた日程で念願の冬の北温泉へ急遽決行しました。今年の冬はスタッドレスタイヤを再度新調したのでやや気持ちはラク。

 平日なので道は空いていましたが、天気は一時的な高温(0度以上)で雪が樹木を覆っているほどではなく、しかも小雨模様、そこは残念。冬の平日だからお客さんは多くはないはず、しんしんとした夜に温泉に浸かる至福を求めて。

 特に、今回は自炊にしてみた。お値段は4800円、一体どうなることやら。明治時代の部屋で暖房はコタツのみ、果たして冬の部屋は大丈夫か??

 なお、北温泉は独自のフォトブックを以前作りました。将来は、ここに冬のページも追加したいところ。


131.2 雪の中を到着 (Way to Kita onsen in the winter season)

 湯本温泉あたりは曇天小雨でしたが、標高が上がると霧の中の小雨状態に。駐車場には数台しかない、坂道を下って行くと。

・ 道はもちろん雪道、でも先が全然見えない。
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・ ほとんど幽霊屋敷のように見える。
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・ ここまでくると、もう、ここで怪奇小説を(書けるものなら)書きたくなる。
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・ あの玄関が懐かしい。
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・ 中にいれば巻きストーブが赤々と燃えている、いつ来ても山小屋風が一段といいですね。
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・ 帳場も全く何も変わっていない、時が完全に止まっている。
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・ 左手の足洗い湯の音がかすかに響く。
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ここで、動画を一枚。
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・ 丁度、玄関の二階の部屋でした。明かりが素敵です(陰影がありすぎ)。
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・ 窓からは玄関下が見える、南向きだし場所は最高です。といってもお日様はいない。
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131.3 天狗の湯 (Tengu no Yu)

 早速、天狗の湯へ。やはり、だ〜れもいない。静かすぎる!リッチすぎる!
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早速動画を一つ。
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 この中で一人で湯船に身を任せます、やはり夏よりも少し温度が低めで適温(といっても少しは熱め)。少し経つと顔に汗が出てくる。これはいい。湯船から上がっても体温が下がらず、快適です。

・ 窓を外には源泉が見えました。崖のところから湧き出し、どこかしらへ流れ去っていく。あ〜もったいない、自宅まで引けないものか、などど。
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131.4 夜の風景

 夜になると小雨が雪に変わった。気温はマイナスだ、そこで、外へ出てみた。
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・ 玄関の二階の白い明かりの下の小さな明かりがワタクシの部屋。
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・ 雪の夜の北温泉、もし灯りがなければ漆黒の闇ですね。
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131.5 自炊と寒さ

 道すがら、お酒のつまみと夕食を仕入れてきました。レンジで温めるべく炊事場に行きました。場所は天狗の湯の右手すぐ横。そこにはコンロが4つ。反対側には電子レンジとまな板がありました。
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 宿で入浴後にビールとおつまみでスタート、グタグタ飲みながら、いつの間にかうたた寝(これがいいんですよね)。目覚めて気が向いた時に電子レンジで温めて夕食、朝食も同様。というわけで全く自由裁量で飲み食いというのはいいです。(いつもどこでも夕刻には食事でしたので)

 さて、寒さですが気温は緩やか、夜でもマイナス4度くらい。部屋は予想以上に寒くない。もちろん防寒具は準備して行きましたから。風呂上がりにお布団に潜り込めば結構熟睡、というわけで難なくクリアーしました。

 ただし、自炊では浴衣もタオルも歯ブラシもなし。こちらも準備すればいいだけで全く問題なしでした。


北温泉旅館:単純塩泉(低張性中性高温泉)、天狗の湯:400リットル/分、約53.6℃、pH6.3、蒸発残留物492mg/kg、混浴1、屋外プール1、男女別内風呂各2、女性用風呂1、打たせ湯1、家族風呂1

次回は早朝の湯めぐり動画です。(Continue to next report)
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那須・北温泉旅館
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.03 2018 温泉 comment2 trackback0

comment

温泉おじや
 こんばんは。蘊蓄のある軽妙な文とお見事な写真をいつも楽しみにさせていただいております。
 北温泉は、まだ温泉好きになる35年ほど前、12月末の土曜半ドン後に山歩き仲間で出掛けたことがありましたのでそのときのことを思い出しました。
 雪の降る中、暗い坂を下って着いた宿で通された部屋の窓は凍り付いてあと1センチを残して開いたまま。持ち込み酒・つまみで食前の小宴会を始めると、薄い扉と狭い廊下をはさんだむこうの調理室から言い争う声が。

 「いくらこんな宿に雇われた俺だって調理人の意地がある、客に出すキャベツの千切りを、袋に入って仕入れたものなんか出せねぇ!」
 「そんなこと言ったって味なんて同じだしいちいちヒトタマから切ってたら時間がかかって定時に客にメシを出せねえ」
 「味が同じ訳がない、断面の乾いたキャベツ千切りなぞ出しても客に残されてそのまま帰ってくるだけだ!」
 「宿の経営のことも考えろ、この料金ならでは来てくれるお客さんだっていっぱいいるんだ!」
 「キャベツ千切りの手間代惜しんで旨いものなぞ出せっか!やってられん!」 ※ガラガラッ、バシーンッ! ドタドタドタ・・・。

 我々は部屋で酒を飲みながら「これはご主人が正しい」「いや、料理長の言うほうがもっともだ」と批評しあっておりましたが、部屋に50分後に夕食が出されたとき、薄い豚カツは冷え切ってました。(※あくまで35年前の話です)

 
 
 
2018.02.05 21:22
コメントいただきました
温泉おじや様

会話が弾んでワタクシも楽しませていただいています。
ありがとうございます。

35年前ですか・・・同輩ですね!もうお友達!!
人間の記憶って、(私は)大事なことはすっかり忘れて、こんな会話が頭の中に残っているものですよね。

今、その答えをあえて書かれなかったことがシャイですね。

次回は、後半です。よろしくお願いします。
2018.02.05 23:21

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