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170下藤屋旅館

温泉街を離れた山の中、二つの泉質を楽しみ、おもてなしと料理の質が高い。あいにくの雪、しかし雪見風呂の贅沢を味わう。

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第170章 栃木県 奥塩原新湯温泉 下藤屋旅館
Tochigi prefecture Okushiobara-shinyu-onsen Shimofujiya-ryokan
Japanese information:下藤屋旅館
English information: Shimofujiya-ryokan
2022.3.18-19

170.1 はじめに

 奥塩原新湯温泉と言ってもピンと来る方は少ないかもしれない。最後に示してある場所を見ていただければ、周囲に何もない山の中だとわかります。

 ホームページの言語が英語圏、中国、台湾、韓国、タイの5ヵ国になっていることから、客層がグローバルなことがわかりますね。

 塩原温泉だと物足りない、もっと山奥の宿がいいという方にオススメ。でも、小綺麗な館内、良質な料理、硫黄泉ともう一つの二つの泉質が楽しめる。かなりコスパのよい宿です。

 今年の冬は車は冬装備にしませんでした。ので、雪解けを見計らって投宿。ところが、初日は小雨から雪に変わり、夜は本降りに。

170.2 館内

・ 建物は道路に面した鉄筋建築。(翌朝の雪解け後)
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 後ろがすぐ源泉の山になっているのでこんな配置にならざるを得ない。秘湯っぽくないけれど「日本秘湯を守る会」の宿である。創業は明治元年で、現在の建物は20年ほど前に造られた。

・ロビーも部屋も綺麗だ(チェックインは15時から)。女性に人気があるに違いない。
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170.3 温泉

 二種類の泉質で、白濁硫黄泉の檜風呂と、無色透明の庭園風露天風呂がある。後者は建物の外の山側にある。

・内湯の檜風呂、到着日は雪混じりの小雨模様、なかなかの佇まい
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 雪景色をみつつ湯気の立ち昇る湯船でまったりするのは極楽です。

・源泉はすぐ後ろの噴気の上がる源泉から
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・外湯はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉、二箇所あってその左の方。
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食事前にはみぞれから雪混じりになっていた。
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 食後には雪になり、道路は10cmほど積もってしまった。右側の露天風呂もますます雪見状態に、少しみぞれっぽいけど、春が近づいている。


 3月下旬で、車は無謀な冬装備なしだった。明日は車で帰られるのだろうかとかなり心配。ダメならもう一泊しよう。

170.4 食事

・食事所はきれいさっぱりで都会風。
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・控えめなコースにした。年寄りにはこの程度がむしろいい。
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しゃぶしゃぶが出ましたが、写真を失念。それから、ご飯はお茶漬けでした、これも大歓迎。
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おまけにデザートも。家ではそこまでは食べません。
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・翌朝は晴天になっていた。明るい中でセンスのよい朝食でした。
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170.5 おわりに

 翌朝は晴天。道路の雪も溶けていて安堵しました。

 内湯はこの通り、明るい日差しの中で朝風呂を楽しみました。思いがけずの雪見朝風呂。
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 心配はしたものの、いやあ〜来てよかった。実は1年前に泊まったのですが、体調すぐれず食事もパスしたくらい。今回はリベンジの再訪でした。

 白濁硫黄泉が好みなので、この界隈の宿は気に入っています。中でも、一ランク上、と言ってもコスパのよい宿です。近くには共同浴場(熱めなことが多い)もあります。

 下藤屋は、かわいらしくて気の利く女将さんが名物だと思います。宿が清潔で、全てがこさっぱりしているのは、この女将さんのセンスですね。共感する女性陣にオススメの宿です。リピーターは多いはず。


奥塩原新湯温泉 下藤屋旅館:硫黄温泉(酸性低張性高温泉)、73.4℃、pH2.9、成分総計305mg/kg、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)、605ℓ/分、61.9℃、pH7.5。

次回は八丈島温泉群です。(Continue to next report)
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