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余談79 牧野植物園

牧野富太郎は激動の時代にひたすら草花を愛し続けた「日本の植物分類学の父」、2023年にTVドラマ化される。
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余談79 牧野植物園


 高知市に入り真っ先に向かったのは、高知県立牧野植物園である。あとでわかったのは2023年前半の連続テレビ小説「らんまん」で取り上げられる。これはびっくり!

 牧野富太郎(1862-1957)は高知県が生んだ「日本の植物分類学の父」である。新種発見数は約1500という。植物園・記念館ではその生涯、歴史、業績、人となりを知ることができる。

 分類学というのは分類する学問というより、生物の多様性を認め、その種の生い立ち、歴史、環境を考察する学問だろう、それはすごいことだ。

 ネットで調べると、博士は「激動の時代の中でただひたすら草花を愛し続けた」こと、「その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景‥」とあった。

 また、ドラマを執筆された作田育恵さんによれば、「牧野富太郎にはただ一つの才能が恵まれていた」「それは植物を愛すること」という。

 ワタクシの理解は、植物とは命であって人も含む全生命といいたいところ。大げさとしても。

・ 植物園の目立つ建物は敷地上の記念館と下の温室だ。
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・ 記念館にあった牧野博士の様子、こんな風に一心不乱に研究に没頭された。
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・ さて、温室は樹海に浮かぶUFO宇宙船のようだ。
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・ エントランスのドーム
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・ 中への道筋
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・ ドームの中には様々な植物が生きていた。
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・ こちらは記念館
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・こちらは季節限定公開の絶滅危惧種
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 ちょうど牧野富太郎博士の生誕100年特別企画展が開催されていた。展示されていた写真からして、まことに天真爛漫な方だった。

 博士の天真爛漫な草花愛を生涯支えたのが奥様のすえさん、娘さんたちだ。男性を支えるという当時の価値観ではあっても、心からリスペクトします。

 「ノーテンキなトーサン」であり「まあなんとかなるだろう」という、本当に根拠のない楽観、ワタクシから見ればトーさんはご家族に単に甘えていただけ。

 その根拠なき楽観を陰で支えられたご家族、なぜ博士はご家族にも愛され続けたのだろうか?

 草花を愛したことで神様が恵与されたお人柄か。今時のイヤミなジジィではダメで、お人柄が良くなければ人は寄ってこない。そこが羨ましいデス!!

 お人柄というのは、普通は生まれつきやお母様の影響が大半ですが、博士が長年、草花と向き合ったことにより、「草花の精」が乗り移ったのではないだろうか。

 自然自体は元々、イヤミなことはいいませんし、全てに対して平等、他者や環境に対しては作用と反作用の関係にありますから。

 同時代を生きた巨人には南方熊楠がいる。日本人というのは案外、地方からこそ優れた世界人が生まれるようだ。都会人は(無意識的に)気取っていて、横の人を見て同調する、という(言い方は悪いが)さもしさがある。

 しかし、地方からはそれを通り越して世界を見ることができる。これは現代の様々な課題を克服していく一つの解になるのかもしれない。


次回は長崎県五島列島 リゾートホテルマルゲリータ奈良尾
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.09 2022 未分類 comment0 trackback0

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