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179銀婚湯(再訪)-1-

トチニの湯とどんぐりの湯は宿から徒歩約10分。目前の渓流と湯船の佇まいが自然一体型の本格的秘湯。ブレークしないでいてほしい秘湯。

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第179章 北海道 上の湯温泉 銀婚湯-1-(再訪)
Hokkaido Kaminoyu onsen Ginonyu
Japanese information:銀婚湯
English information:Ginkonyu
2022.10.9-10

179.1 はじめに

 ワタクシが秘湯に目覚めたのは落部の銀婚湯那須の北温泉。前者への思いは断ちがたく再訪することにした。

 2011年に訪れて10年以上が経った。前回の直後に野天風呂の「杉の湯」もオープンしていた。ここは一戸建てになっていて、冬でも入れそうな配慮だ。

 銀婚湯で外せないのはトチニの湯とどんぐりの湯。今回の宿泊は10月半ば、前回は9月末で紅葉の前、今回は10月中旬だから紅葉が見れるはず、でも外れました。

 さて、紹介内容ですが、今回は露天風呂から始めます。銀婚湯は落部川の傍にある。Google mapで見るとなんと幾つかの露天風呂がマークしてあり驚き!

銀婚湯の全貌


179.2 露天風呂

・ 例の赤い橋を渡って対岸へ、この写真は対岸から。
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・ 途中の樹林が一回り大きくなっていた、そりゃそうだ。
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 あっという間の10年でした。(仕事はやっていますが)温泉巡りは(コロナの最盛期を除いて)ひと時も休止しませんでした。

 そろそろやめようかと思いつつ、ずるずると、というか積極的に秘湯を巡り、時々、番外編(秘湯とは言えない宿)や余談(周辺の紀行記事)も混じえてきました。

1)トチニの湯

・ 到着しました、トチニの湯、この鄙びた入り口が素敵です。
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・ ああ、この丸太くりぬきの湯船。でも人工物が好きな文化の方は馴染めないでしょうね。でもこの良さがしっくりくる方は結構いると思います。
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・ 向こうは落部川、この丸太、結構な大きさです。
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・ トチニの湯には湯船が二つある。こちらは四角。
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・ 川がさらに目の前、ここに裸で身を任せて頭を空っぽにする至福。雨だれさえ美しい。
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2) どんぐりの湯
・ 落部川のゆうゆうとした流れを目の前に
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・ 脱衣所もおしゃれです(おしゃれという意味は普通の方には?かも)
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・ 雨模様で少し増水していました。何時間でも居座りたい湯船です。
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 言い忘れましたが、露天風呂は宿の玄関で鍵を借りてでかけます。空いていればどこでOKですが、1時間以内を目安にするよう言われました。

 そりゃそうです、はまってしまったらしばらく帰れない。実際、1時間たっても戻ってこない方もたまにおられる。

 早く帰ってきてね、と内心思いつつ、いやワカルワカル、戻れないんですよね。

3)杉の湯

・ この写真、どう見ても村の神社風。これ何?という感じだが、一風変わって屋根付きだ。前回はオープンしていなかった新しい湯。
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・ 中は茶室のように閉鎖的だ。目が慣れないと結構暗い。でも、ここは瞑想の湯だ。なにせ下界が見えない、なので、自分を見るしかない。
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 自然を愛でる湯と、自分と向き合う湯、凝ってますね。館主はなにせ遊び心満載の方だろう。お客さんをいろいろ試しているのではないだろうか。

4)かつらの湯

・巨大や岩を駒ヶ岳方面から持ってきて鎮座させて、その上に湯船を穿った湯、ここまでくると酔狂ですね、その自由な発想が好きです。
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もう一つのもみじの湯は時間がなくて今回はパス。

179.3 中締め

 最近は女性の方が増えているようだ。見かけるのは女性が大半だ。宿の方によるとSNSで情報を仕入れているらしい。ワタクシも2011年にブログをアップしましたし。

 女性の一番人気はどんぐりの湯、男性はトチニの湯が人気だという、これもワカル!どんぐりは解放的でカワイイ造り、トチニはワイルドで破滅寸前。

 自然の移ろいが激しく、自然災害も多い日本、全てが朽ち果てていく無情。所詮、人工物を造っても自然の前には無力だし、それを受け入れている。

 グローバルにはメジャーな趣味ではないが、秘湯に目覚めた海外のお客が押し寄せてくることが少し心配なんです。なので、読者のみなさん、早めに行って体感されることをオススメします。

 すでにニセコは国際リゾートに変身しました。大昔はアンヌプリスキー場ではニュージーランドのバイトさんがいました。今や富裕層のリゾートに。

 スキー場は広いので多数のお客さんは大丈夫!でも秘湯ではそうはいかない。痛し痒しだが、銀婚湯に限らず秘湯が静かに再浮上してほしい。


・ 源泉のデータ:合計約170ℓ1/分。
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・ 源泉の掛け流し構造。母屋のある方が湯元1,2号、川向こうが3本の源泉があって、うまう具合に混合されている。感心したのは湯温です。ホント、程よい長湯に適温です、これは湯守の匠の技ですね。感謝!
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次回は銀婚湯の2です。(Continue to next report)
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