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蔦温泉旅館と蔦沼めぐり -2-



「久安の湯」に浸かる。ぶなで作られた落ち着いた風情の湯船の下から湯が静かに湧き出る。時々、泡が上がってくる、私は生きていると。

第35章 蔦温泉旅館と蔦沼めぐり -2- 
English Information

 風呂の底に敷き詰められたブナの木の間から、お湯が静かに湧き出ている。控えめに、しかし、時折、そこから泡が昇ってくる。泡が出る頻度は法師温泉より長く、泡の大きさは大きいかなと思う。ポッコリと水面まで昇ってくる。まるで、地下の温泉の動きを感じるように。それが体に触れると、くすくすという音をたてているような気がした。自分自身が感じる音である(少しくすぐったいのである)。

35.4 「久安の湯」
 
 早速、入湯しよう。

・ 入り口:今は男性用の時間帯である。夜の9時から朝の8時までは女性用の時間帯である。
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・ 中から入り口を見る。一段低くなっている。
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・ 上から見ると、透明な湯が満たされ、ヒバの黒い底板が見える。水面には窓の光が映っている。
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・ 端には、水が注がれている。最初はこれが温泉の湯口かと思ったが、冷たい谷川の水である。お湯に浸かり、ちょうと汗が出てきた時にこの冷たい水を飲むと極上の味がする。
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・ 湯船からはお湯がふんだんに溢れている。灯りが映って美しい。こちらも窓からの光が映っていて開放的である。
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・ これが、泡が昇ってきた瞬間である。ポッコリとでてきた。
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・ 風呂の端には、水と温水が流れている。これで体を洗える。写真がないが、もう一つ、風情のある洗い用のお湯場がある。カランはない。カランというものは、可能ならば秘湯にふさわしくないものだ。北温泉の「芽の湯」も同じだ。
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35.5 食事

 夕食は部屋食で、朝食は西館の食堂でいただく。若い新米の仲居さんが運んできてくれ、少し会話して楽しかった。すがすがしい方だ。量は丁度ほどよい。旅館では、これでもかと大挙して食事が出てくることがあるが、それは苦手、ここはウェルカム。朝にはお腹がすくような量が好ましい。

・お膳で運ばれてくる。
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・ これは天ぷらだが、ミニトマトの天ぷらがうまい。
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・ 先付け
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・ 酢の物
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・ お刺身
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・ 煮物と岩魚
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・ 地鶏鍋
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・ 朝食
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 さて、話は変わる。松尾芭蕉の言葉に「不易流行」がある。「不易」とは時代とともに変わらないもの、「流行」とは時代とともに変化するもの。「不易流行」としては、変化しない本質的なものの中にも新しく変化を取り入れて行く、という意味があり、芭蕉の創作の理念とされている。蔦温泉は湯船が不易、増築されている客室が流行だろうか。湯船を絶対に変えないという信念が館主にある。この湯を守り通し多くのお客に楽しんでもらおうと、客室は増えてきたのだろうし、日帰り客も受け入れている。西館は本館より値段も高く、いわゆる観光客が主体だろう。本館は豪華な部屋よりもお湯が好きな人専用と言える。

 実は、蔦温泉と酢ヶ湯のどちらにしようか迷った上で、蔦温泉にして、酢ヶ湯は日帰り入浴した。酢ヶ湯では巨大な木造の湯屋と溢れる白濁の酸性湯がすばらしい。が、なにぶん観光化されている。有名すぎて場所柄もよいから。蔦温泉は、その点、佇まいに鄙びた感じが溢れている。これはブナ林のせいでもあると勝手に思った。-3-では蔦沼めぐり


温泉概略データ:源泉47.2度、pH=7、ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)、源泉掛け流し、内風呂男女各1、共用1。
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